ジャニー喜多川社長列伝と所属タレントの「ジャニーさん愛」

ジャニー喜多川社長列伝と所属タレントの「ジャニーさん愛」

所属タレントたちから愛されたジャニー喜多川氏

 100年以上の歴史を持ち、皇室ともゆかりのある都心の有名病院。閑静な住宅街にあり、夜ともなるとあたりはひっそりと静まり返るが、ここ最近は何台ものワンボックスカーが頻繁に出入りし、にわかに騒がしくなっている。

 6月23日午後10時頃もそうだった。嵐のメンバーが移動に使う5台の車を連ねて病院の敷地内へと滑り込んだ。

 車を降りたメンバーは、高層病棟の最上階近くにある個室へと向かう。明るい木目と白を基調としたその部屋は、浴室とトイレを備え、ホテルの一室のような雰囲気である。

「嵐はその日、大阪にいました。2011年から続けるチャリティーイベント『嵐のワクワク学校2019』に出演したためです。公演中も容体が気になっていたでしょうが、顔に出すことはありませんでした。京セラドーム大阪での公演は昼夜2公演でしたが、それを終えて急いで帰京したそう。一般の面会時間は過ぎていましたが、5人は日付が変わる頃まで、恩人を見舞っていました」(芸能関係者)

 嵐が駆けつけた部屋には、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏(87才)がいた。 ジャニー社長は6月18日の昼過ぎ、都内の高級マンションから病院へ救急搬送された。

「マンションの車寄せに救急車が着いたかと思うと、数人の隊員がストレッチャーを持ってエレベーターに駆け込みました。隊員たちは数分で降りてきて、そのストレッチャーにはジャニーさんが乗っていました」(目撃した人)

 事務所トップの異変を耳にした所属タレントはすぐに病院に向かった。

「東山紀之さん(52才)、中居正広さん(46才)、木村拓哉さん(46才)、滝沢秀明さん(37才)、それから関ジャニ∞、King & Princeのメンバー、Jr.の面々が駆けつけたそうです。嵐が見舞った日には、V6、Hey! Say! JUMP、中山優馬さん(25才)、Sexy Zoneのメンバーが訪れたそう。亀梨和也さん(33才)もレギュラー出演する『Going! Sports&News』(日本テレビ系)の出演前にお見舞いをしたといいます。ドイツにいた近藤真彦さん(54才)も急いで帰国したそう。病院の駐車場は満車で、異常事態に病院も騒然となっているようです」(前出・芸能関係者)

 18日の夕方には、スポーツ紙や各局のワイドショーが病院に詰めかけた。

「脳梗塞など脳関係の病気で危篤、亡くなったという情報が錯そうしました。詳細を探るため多くのメディアが深夜まで取材していました」(スポーツ紙記者)

 しかし、翌日のスポーツ紙やワイドショーでは、ジャニー社長が救急搬送されたことは報じられなかった。

◆ヤバイ、ぼくらつけられてるよ

 ジャニー社長の顔は知らなくとも、その名前を知らない人は日本にはいないだろう。タレントのことを「YOU」と呼ぶことはあまりにも有名で、またジャニーズタレントが語る“ジャニーさん伝説”は数知れない。

 KinKi Kidsの2人はテレビでジャニー社長のエピソードをよく語る。

 6月8日放送の『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)では、堂本光一(40才)がライブのリハーサル後、楽屋に戻る際に警備員に止められた過去を告白。すると、光一は「天下のジャニー喜多川も止められている」と話し、「この警備会社は優秀だね。ちゃんと仕事してるよ!」とジャニー社長が話したことを明かした。

 木村も昨年、自身のラジオ番組でジャニー社長の若かりし頃のエピソードを話した。

「ラジオで共演した二宮和也さん(36才)が、ジャニーさんから“お前の代わりなんていくらでもいる”と言われたことを明かすと、木村さんは“お前じゃなくて、YOUだろ?”と同調。木村さんも“YOUの代わりなんていくらでもいるんだよ”と言われたことがあると話しました。また、木村さんが髪の毛を染めた際は、頭を押さえつけられて、黒のスプレーで髪を染められた過去も明かしました」(前出・スポーツ紙記者)

 2年前の『VS嵐』(フジテレビ系)では、松本潤(35才)から天然エピソードが明かされた。

 ある日、嵐がスタジオでリハーサルを行っていると、隣のスタジオにジャニー社長がいたという。その際、新居に引っ越したばかりのジャニー社長から「YOUたち、今から見に来いよ」と自宅に誘われた。松本が車に同乗すると、ジャニー社長は後ろを見ながら「ヤバイ、ぼくら(記者に)つけられてるよ」と動揺したという。しかし、その車は後を追っていた嵐の移動車だったそうで、松本はジャニー社長のモノマネをしながら笑いを誘った。

「タレントたちの“ジャニーさん愛”が強いのには理由があります。あれだけ大御所なのに、偉ぶることはなく、謙虚で、フレンドリー。まだデビュー前のJr.メンバーとはハンバーガーをよく一緒に食べるなど、友達の距離感だったそうです。服装もスーツではなく、ラフな格好で社長然としていないなど親近感を覚える。

 収録やコンサート現場に行く時は小銭を欠かさない。小銭があれば、すぐに自動販売機で飲み物を買ってあげられる。少しでも疲れを取ってもらおうという優しさにみんな惹かれているんです。タレントたちが一様に“ジャニーさんは自分たちのことを愛してくれている”と感じるような人柄なんです。

 一方、ジャニーさんが日本のエンターテインメント業界を変えた人物だということをタレントはわかっている。ジャニーさんのおかげで自分たちがいることを理解しているし、尊敬の念を込めて、自分たちの恩人の話をしたいのではないでしょうか」(芸能レポーター)

※女性セブン2019年7月11日号

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