ベッキー 胸元に手をあてる仕草は感謝と復調の兆しか?

ベッキー 胸元に手をあてる仕草は感謝と復調の兆しか?

胸に手を当てた意味は?

 経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、その週、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は久しぶりにマスコミの前に公に姿を見せたベッキーの、今の心境を読む。

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 久々、ベッキーの顔に本物の笑顔が戻ってきた。10月から始まったFMラジオの新番組にレギュラーが決まり、初めての生放送に数日前から緊張していたというベッキー。向けられたカメラに明るい笑顔で応えていたその心の内とは?

 先月、新聞広告で背中ヌードとショートカットを披露し、心機一転、過去の自分を脱ぎ捨てたのかと話題になったばかり。

 そんな話題性もあって、待ちかまえていた報道陣の前に姿を現したベッキーは、軽やかなショートボブに、ざっくりしたパープル系のニットとスキニーデニムを合わせたカジュアルなコーディネートだった。

 これまで行ってきた一連の会見とは、明らかに違う雰囲気。

 謝罪会見や復帰会見で見せた白いブラウスにフレアスカートの組み合わせは、きっちりかっちりした清純派の優等生的イメージそのまま。そんなこれまで通りのイメージは、見ている視聴者の違和感や否定的感情を、否が応でも高めてしまっていた。

 キャラ変更やイメージチェンジって難しい…。

 だけどこの日、誰からも嫌われまいとする、明るく真面目な“いい子”は、襟元が大きく開いたルーズなビッグニット姿だった。

 ベッキーのプライベートって、こんな感じなんだろうか? でも、レポーターやカメラマンがラジオ局前で、彼女の到着を待っていることぐらい、承知だったはず。新聞広告に続き、素の新しい自分をこういう形であえて演出したのかも…と、つい思ってしまった。

 一皮剥けて大人の女性になった、一言でいえばそんな印象だ。32歳というアラサー年齢からすれば、すでに十分すぎるぐらい大人の女性なのだけど、優等生然とした構えた頑なさが消え、肩の力が抜け、自然でラフな感じを受けた。

 まさにここからが、ベッキーにとって本格的な再スタートなんだろう。

 …と、情報番組を見ながら思った翌日、不倫騒動で世間を騒がせたお相手、ゲスの極み乙女。の川谷絵音が、新恋人の未成年飲酒報道で活動を自粛した。あっちが出たら、こっちが引っ込む、なんとも絶妙なタイミング。

 この短期間で、再び騒動を起こすとは懲りない人だ。不倫発覚後、離婚したとはいえ、通常営業していた川谷にとって、ベッキーとの騒動によって実質的に失ったものは少なかったのだろう。

 対するベッキーは、お茶の間から消え、失ったものの大きさを噛みしめていたはず。だからこそ、ラジオとはいえレギュラー番組の初仕事に、高まる様々な感情が手の仕草からこぼれて出ていた。

 ラジオ局入りするベッキーは、レポーターたちに対し、丁寧に頭を下げた。頭を上げると、大きく見開かれた目は、とても明るい。右腕に黒い大きなバッグをかけながらも、その右手を胸にあてたまま、柔らかな笑顔で受け答え。

 胸元に手をおく仕草は、場面や状況に応じていくつもの意味があるが、今回のベッキーの場合は…?

 まず、この仕草は、相手に対して感謝の気持ちが強い時によく見られる。仕事ができることに心から感謝し、自分の取材に来てくれたレポーターたちに感謝する気持ちが、強かったのだろう。

 レポーターとの短いやり取りの中、かけられた言葉に、「ありがとう」という気持ちがさらに高まったのか、両手を胸元でクロスした仕草もあった。これは、いわゆる「胸いっぱい」の感謝を示すもの。

 次に、胸元に手をあてる仕草は、感じている不安や緊張、心配などのストレスから、自分の気持ちや感情を静め、なだめようとする時にも見られる。経験のないラジオの生放送、それも一人でのMCに緊張し、上手くやり通せるか不安を感じ、無意識に気持ちを落ち着かせよう、マイナス感情をなだめようとしていたのだ。

 励ましの言葉に感謝しつつも、落ち着いて頑張らなくては、という気持ちが強かったに違いない。

 また、人はそれをやりたい時や行っている時、積極的に関わりたい時、「自分が」「私が」と潜在的に自己主張したいと思っている時など、胸元に手をあてやすい。やっぱり自分はこの仕事が好き、仕事をしたいという気持ちが、無意識のうちに表れたといえる。

 同時にこの仕草は、自分という存在を強調したいという潜在的な気持ちの表れでもある。川谷の新恋人との交際報道でようやく「ゲスの呪い」から解放され、まずは誰よりも自分を大切にしよう、自分を優先させようと思えるようになったのではないだろうか。

 そして、この仕草を行っている時、人は正直になりやすく、嘘をつく可能性が低いという実験結果がある。加えてこの仕草には、見ている者に、この人を信じてあげようと思わせる効果があるともいわれる。

 無意識とはいえ、この場で、この仕草をしたベッキーのタレント力はすごい。

 レポーターやカメラマンは、不安を持ちながらも、前向きに頑張っていこうとするベッキーに好意的な感情を強め、素直に心から応援してあげたくなったのでは、と思う。

 もし、これが計算されたものだったら…、なんて勘繰ってみたものの、そこまで彼女がしたたかだったら、「ゲスの呪い」にはひっかからなかっただろう。いや、もしひっかかったとしても、嘘と見破られてしまうような表情を、謝罪会見で見せはしなかっただろう。

 とにかく、直立不動のごとく、まっすぐ手を下ろしたままの会見時と違い、手振り身振りが出てきたベッキー。手振りや手の位置は、精神的エネルギーやテンションの高さに比例する。

 落ち込んでいる時や自信のない時、手はなかなか上の方にまで上がってこない。だが積極的、活動的になっている時は、手振りや仕草の位置が高くなる。

 ベッキーの手も同じ。胸元まで手が上がったということは、かなり精神的エネルギーが戻ってきているんだろう。

 なんとな~く追い風が吹き始めた感のある今、新しい自分に着替えたベッキーに期待できそう。

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