志らく、爆問、クドカン「関東高田組江古田支部」の活躍

志らく、爆問、クドカン「関東高田組江古田支部」の活躍

「高田組」の面々が活躍中(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、立川志らく、爆笑問題、宮藤官九郎ら「関東高田組 江古田支部」の由来と現在についてお送りする。

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 今回ばかりは、長いつきあいの読者の皆様に、甘えさせて頂いて……それと言うのもこの連載で描いている佐野(文二郎)クンとこの頁を担当する賢そうな女性編集者のTさんとでコツコツ作業して参りました本が、いよいよ10月30日に発売されるのです。

 頁を私物化しますことお許し頂いて。この連載の3年分の中から厳選した面白コラムに、人一倍“サービス精神”が旺盛な私が珍しくも長文で「立川志らく」「爆笑問題」「宮藤官九郎」を、この本の為に一気に書きおろしたのです。実はこの3人(組)は、バカな素人の頃、私に憧れ刺激を受け堂々と表口から日大芸術学部に入ってきた連中です。素人時代の彼らを、私のこの筆が活写しております。今や日本の文化をリードしつづける男たちです。

 私が若き日、1990年代(40歳過ぎ)。いつも私の所へ集まってくる無名の芸人達がいました。これを誰が言ったか「関東高田組」。大阪から吉本勢が東上してきた頃で、威勢のよかった若き私は「返り討ちだ」とこの名をつけたのかもしれません。兄弟組織に「たけし軍団」。20代だった彼らは今の春風亭昇太(落語芸術協会会長にまでなった)、立川談春・志らくの“立川ボーイズ”、浅草キッド、松村邦洋、江頭2:50ら血気盛んな連中でした。

 あれから30年、今回は「新・関東高田組 江古田支部篇」として書きおろしました。可愛い子分供のことをマスコミがやれ視聴率がどうのこうのと、番組1本作ったこともない奴らが言ってますが何をぬかしやがるです。視聴率なぞなくたって、彼らにはその何百倍の才能があるのです。「テレビ番組にとって大切なのは視聴率ではなくて、数字なのです!」(ズルッ)。

 20日の『いだてん』などとうとうラグビーにふっとばされて番組すら無くなっちゃいました。こうやってズレて行くと、最終回は来年の2月頃なのかネ? クドカンドラマは皆キチンと録画して見るからな。えっ? 志らくの『グッとラック!』も視聴率悪いって? だったら『バッとラック!』ってタイトルに変えりゃいいだけじゃねーか。君らには長い目で見るという小松政夫チックな目はないのか。

 談志からかつて“東京の笑いの規準を高田とする”と言われた私だが、これを爆笑問題の太田に今こそ託したい。新聞社系の小冊子に“テレビ論”をしっかり書いていたが、読んでやっぱり日芸の人間だなと感心しました。江古田で学んだ連中がキチンと“文化と笑い”を受け継ぎ発信しているのが頼もしい。

 で──タイトルは『面白い人のことばっかり! ザ・笑売じょうずたち』(小学館)。発売!

※週刊ポスト2019年11月8・15日号

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