渡哲也、高畑裕太、斉藤由貴… NHK大河降板劇の数々

渡哲也、高畑裕太、斉藤由貴… NHK大河降板劇の数々

ショーケンは病気で降板(写真/共同通信社)

 来年の大河ドラマ『麒麟がくる』に準主役級で出演が決まっていた沢尻エリカ(33)が逮捕されたことで、代役探しが大きな注目を集めた。様々な女優の名前が噂されたが、若手の川口春奈(24)に決まり、これから撮影をして1月放送に間に合わせるという。1963年に『花の生涯』が放送されてから、2021年放送予定の『晴天を衝け』で60作を数える大河ドラマを振り返ると、様々な理由で出演俳優が降板した歴史がある。そのなかから、代表的な事例を紹介しよう。

●『勝海舟』(1974年) 勝海舟役 渡哲也→松方弘樹

 渡は第9話収録時に肋膜炎が発覚し大河の長い歴史上で唯一、主演俳優の降板となった。『勝海舟』では脚本の倉本聰氏もスタッフとの不和で降板しており、スキャンダラスな作品となった。

●『太平記』(1991年) 新田義貞役 萩原健一→根津甚八

 慢性真珠腫を患い、三半規管の機能を失って直立困難となったショーケン。自身も後に「生涯最大の難病だった」と発言している。

●『功名が辻』(2006年) 堀尾吉晴の妻“いと”役 杉田かおる→三原じゅん子

 杉田は初回の撮影をドタキャンし、その後「スケジュールの都合」と出演を辞退した。離婚発表後だったため、それが原因とも囁かれた。

●『黄金の日日』(1978年) 蜂須賀小六役 室田日出男→役ごと消滅

 東映の人気俳優として抜擢された室田だが覚醒剤所持で降板。代役はなかった。しかし、室田はその後1993年の『琉球の風』で大河に復帰した。

●『毛利元就』(1997年) 尼子経久役 萬屋錦之介→緒形拳

 度重なる闘病を乗り越えて重要キャストに抜擢されるも中咽頭がんが発覚。闘病の末、翌年に死去。

●『真田丸』(2016年)真田信政役 高畑裕太→大山真志

 大抜擢で母の女優・淳子と親子共演を果たすはずが、強姦致傷の疑いで逮捕(その後不起訴)され、降板となった。

●『西郷どん』(2018年) 篤姫の大奥女中・幾島役 斉藤由貴→南野陽子

 週刊誌の不倫報道が原因で斉藤側から出演辞退の申し入れがあった。代役のチャンスを得た南野は好演し、女優としての転機となった。

●『西郷どん』(2018年) ナレーション 市原悦子→西田敏行

 斉藤由貴の出演辞退が発表された2か月後、自己免疫性脊髄炎で休養中の市原の病状が回復しないことを理由にナレーションを辞退。『西郷どん』は放送前に降板が連発した。

●『いだてん〜東京オリムピック噺』(2019年) 黒坂辛作役 ピエール瀧→三宅弘城

 足袋職人の役柄で出演するも、10話放送のタイミングで、コカイン使用の容疑で逮捕。2週後からは代役の三宅に変更。DVD販売用に以前のシーンは全て三宅で再撮影された。

●『いだてん〜東京オリムピック噺』(2019年) 大松博文監督役 徳井義実→出演シーン縮小

 日本女子バレーボールの監督役で出演予定だった徳井の所得隠しが発覚、11月3日放送分では約4分間に出演シーンを縮小した上で、番組冒頭で再編集を伝えるテロップを表示した。

※週刊ポスト2019年12月6日号

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