『なんでも鑑定団』P配置換え 偽物指摘の陶芸家は「遺憾」

『開運!なんでも鑑定団』プロデューサーが番組を外れる 石坂浩二と確執が取り沙汰

記事まとめ

  • テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』の“曜変天目茶碗”真贋論争は宙に浮いたままだ
  • 石坂浩二との確執も取り沙汰された放送当時のプロデューサーA氏が番組から外れたそう
  • A氏は『元祖!大食い王決定戦』や『世界ナゼそこに?日本人』などを手がける

『なんでも鑑定団』P配置換え 偽物指摘の陶芸家は「遺憾」

『なんでも鑑定団』P配置換え 偽物指摘の陶芸家は「遺憾」

『なんでも鑑定団』の茶碗騒動のその後は(同番組より)

〈国宝「曜変天目」来る!〉──こんな謳い文句で来場者20万人突破の大盛況を遂げたのは東京国立博物館で開催された『特別展「茶の湯」』(6月4日まで)。来場者のお目当ては世界に3点しかないとされる「曜変天目茶碗」である。

「曜変天目茶碗」といえば、記憶に新しいのが本誌・週刊ポスト2月3日号記事に端を発するあの論争だ。2016年12月20日放送のテレビ東京開運!なんでも鑑定団』は、番組に出品された茶碗を南宋時代の「曜変天目茶碗」と鑑定。国宝級の発見だと大々的に報じた。だが、曜変天目に造詣の深い陶芸家の九代目・長江惣吉氏らが「偽物だ」と異義を唱えたのだ。

 指摘に対してテレビ東京は「鑑定結果は番組独自の見解。特にお答えすることはありません」としているが、いまだ真贋論争は宙に浮いたままだ。そんな中、番組に大きな動きがあった。

「放送当時の担当プロデューサー・A氏がこの春に番組から外れたんです」(テレビ東京関係者)

 A氏は『元祖!大食い王決定戦』や『世界ナゼそこに?日本人』など人気番組を手がける敏腕プロデューサーで、『鑑定団』は10年の長きにわたって担当していた。

「昨年1月、番組創設メンバーである石坂浩二さんとの確執が取り沙汰されたのもA氏です。編集で石坂さんのコメントがことごとくカットされていたことは局内でもパワハラだと問題視されましたが、結局、石坂さんが番組を“卒業”する形になってしまった」(同前)

 通常、テレビ東京の人事異動は7月であるため、こんな見方をする局関係者もいる。

「石坂さんの件に続いて“国宝級発見”の真贋論争が番組の信用にも関わる騒動になってしまっただけに、Aさんの異動にはそうした影響があったのかもしれません」

 テレビ東京広報部の話。

「プロデューサー交代は事実ですが、通常の担務変更であり、ご指摘の件とは一切関係がありません」

 一方、茶碗を「偽物」と指摘した長江氏はこう語る。

「番組責任者であるプロデューサーが今回の騒動に誠意ある回答をせぬまま外れたことは疑問です。テレビ東京が報道機関として説明責任を果たしていないのは非常に遺憾です」

 後任のプロデューサーにとっては気の重い“引き継ぎ事案”に違いない。

※週刊ポスト2017年6月23日号

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