金塊強盗犯と記念写真撮られた著名人4人の「もらい事故」

金塊強盗犯と記念写真撮られた著名人4人の「もらい事故」

菅野容疑者(左)とGENKING

 福岡市で約7億5000万円分の金塊が盗まれた金塊強盗事件の容疑者らは盗品同様、人脈にも“まばゆい輝き”を求めていたようだ。

「芸能人を呼んでパーティを開いたり、有名なアスリートと一緒に写った写真を見せびらかしたり……。とにかく自分の交友関係を大きく見せたがる男だった」

 そう言いながら、情報提供者は複数枚の写真を本誌記者に見せた。逮捕された菅野透容疑者(37)がポーズを取っている。

 菅野容疑者は、名古屋在住の野口直樹容疑者から受け取った90キロの金塊を東京・台東区の会社に4億3000万円で売却。盗品等処分斡旋容疑に問われた。

 写真でその菅野容疑者の横にいるのは、テレビでお馴染みの面々だ。ラウンジらしき店内では、お笑いタレントの長州小力(45)と演歌『六本木~GIROPPON~』がヒットした“一発屋歌手”の鼠先輩(44)が菅野容疑者らと和やかに写っている。

 格闘家の秋山成勲(41)とブティックの店内で撮影した写真や、リムジン車内でのオネエキャラのタレントGENKINGとのツーショットもある。

「彼は新宿・歌舞伎町でバーを経営したり、リムジンのレンタルサービスを生業にしていたので有名人と接触する機会は多かった。ただし、本人が吹聴していたように“芸能界に太いパイプがある”とは思えない。芸能人たちは“箔付け”に使われたんです」(前出・情報提供者)

 確かに写真に写っていた芸能人たちは“もらい事故”のようなものだと言う。

「本人は全く記憶がなく、名前も知らないそうです。パーティで一緒になり記念写真をせがまれたのではないか」(小力の所属事務所)

「正直名前もわかりません。何かのパーティーで一緒になって、写真を頼まれたのだと思います」(鼠先輩)

「行きつけの原宿の洋服店でたまたま一緒になっただけとのことです」(秋山の所属事務所)

「本人は氏名、連絡先いずれも知らず、交遊もありません。写真は何らかのパーティに居合わせた人物から依頼され、それに応じたにすぎないと思います」(GENKINGの所属事務所)

 人気商売である芸能人の立場からすれば、「ファンです」「写真を撮って」とせがまれれば、断わりにくいものだろう。しかし、元読売新聞社会部記者でジャーナリストの大谷昭宏氏は「脇が甘い」と指摘する。

「芸能人は世間に対して非常に影響力が大きい。一般人と写真を撮影するとなると、TPOを考えて自らリスクマネージメントしないと詐欺などに利用されることは十分に考えられる。それが結果的に自らの芸能人としての価値を落としかねないリスクも孕んでいる」

 この金塊強奪事件で逮捕された小松崎太郎容疑者(40)は、ジャニーズのアイドルグループ、NEWSの手越祐也(29)との写真をフェイスブックにアップしていたことがすでに報じられている。有名人との親密さをアピールするのはそうした輩の常套手段だ。

 ネットで情報が一気に拡散される時代だ。写真を撮るたびに「あなたは悪い人ですか?」と聞くわけにもいかないのだが、芸能人の自己防衛は何とも難しいということか。

※週刊ポスト2017年6月23日号

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