松居一代の恐怖動画 臨床心理士が深層心理を考察

松居一代の恐怖動画 臨床心理士が深層心理を考察

話題沸騰の松居ブログ&動画

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、話題沸騰、松居一代のブログと動画に注目。

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 いったい松居一代に何が起きたのか? 自身の還暦を祝う誕生日を過ぎたばかりの6月27日、“恐怖の告白”というタイトルから始まったブログには、彼女が知ったというサスペンスより怖い真実が書かれていた。

「どうしたの?」と、つい読み進めてしまう。このところ、松居さんのブログは、愛憎、葛藤、裏切り、恐怖、死…とサスペンスの要素が満載なのだ。

 タイトルだけでも“告白”、“尾行”、“生活は一転”、“恐ろしいノート”、“冥福”、“週刊文春”、“助けて”…。意味深なキーワードに不可解な内容。恐怖のノートという小道具の使い方、前夫の死を明らかにして自殺未遂の伏線を張っているところなど、何が起きているのか、次に何が起こるのかと好奇心をかき立てられる。

 さすがサスペンスの帝王の妻をやってきただけあって、なかなかのミステリー仕立てだ。

 裏切りや恐怖を最大限に強調するべく、ほのぼのとした写真やきれいな旅の風景、家族への想いや愛情、友人たちへの感謝の言葉も織り混ぜている。悲愴感を漂わせながらも頑張る自分、家族を想う自分をきちんとアピールして、ブログの読者の興味を持続させ、自分の気持ちや状況に少しでも共感してもらえるように書かれている。

 しかし、そんな松居さんの思惑は、彼女曰く「文春の裏切り」で見事に外れてしまった。

 すると、夜中に動画をYouTubeで次々にアップ。どちらもワイドショーさながらに編集され、女優だけあって声音もセリフ回しも臨場感たっぷりに盛り上げ、さながらホラー映画のワンシーンを見ているようだ。

 1本目は“週刊文春は私をだました”というタイトル。自分が持ちこんだ話なのに、文春に裏切られたという内容のものだ。画面に現われた松居さんは、ノースリーブで肩を出し、ノーメイクで憔悴した様子。服装からいえば、上着を脱いだ戦闘モード。やや上方向から撮影されていることもあり、顎を引き上目使いで告白を始める。

 顎を引いた上目使いには、2通りの意味がある。1つ目は、見ている人たちを自分の味方につけたいという気持ちの表れ。この仕草をしながら悲しそうに弱々しく微笑み、はにかむように笑う場合、従順さや弱さをアピールして守ってもらいたい、応援してもらいたいという気持ちがあるといわれる。

 もう1つは、この仕草で睨むような視線の場合、相手に対して否定的で攻撃的な感情があるといわれている。相手への怒りや憤りが強く、納得がいかない場合、この仕草が出やすいのである。加えて松居さんは、この仕草をしながら胸の前で手を組んでいる。この手の組み方は、不満を表すものだ。顎を引いた上目使いと胸の前で手を組むという仕草の組み合わせだけでも、心の中には怒りが充満していることがわかる。

 怒りに声を震わせ、何度も両手を胸に当て「あたし」を連発するのは、絶対に自分が正しい、だから私を信じて、という思いが強いからだろう。

 2本目の動画は“船越栄一郎の裏の顔”。こちらは、脱いでいた上着をきちんと羽織っている。更新時間が早朝で肌寒いこともあるが、上着を着ていることから、自分を守りたいという気持ちが無意識にあったと思われる。着ている服の色は黒。心を強く持ちたいという気持ちも心の奥にあったのだろう。

 こちらでは1本目より顎が上がり、前を向いて話し始めていた。顎を上げる仕草は、相手に対して挑戦的で攻撃的な感情がある時に出やすいといわれる。動画の最中、話ながら何度も怒りや憤りが高まってきたのだろう。その度に、顎がクイッと上がった。しかし手の組み方は、1本目とは違う。握った左手を右手で握るという組み方だ。助けてと必死に頼んでいるようだが、手の中にある大切な何かを大事に守っているかのようでもある。

 もしかして松居さん、全面的に夫と戦うと言いながら、本音では争いたくないのでは? 戻ってきてほしいと願っているのでは? と思わせるような仕草だ。

「このノートに…」と、これまでの不可解な謎がこれで解けたという船越さんが書いたノートを持ち上げた時も、目をつむっていた。ノートが本物だとしたら、見たくなかった、見せたくなかったという思いと、できればこれには目をつむりたいという思いが、心のどこかにあるのかもしれない。

 そう思って6日午前中のブログを見ると、夫と全面戦争を始めるとしながら「船越栄一郎は絶対に許します」と書かれているではないか。どういうこと??? と思っていたら、どうやら書き間違いだったらしく、その後、「許しません」に訂正されていた。

 言い間違い、書き間違いは抑圧された無意識の欲求や願望の場合があるという。松居さんの場合も、その抑圧した感情があまりに強かったので、思わず、書き間違いという形で表に出てしまったのかもしれない。

 この一連の“松居劇場”、女優だけに演技なのか本気なのかわかりかねるところが、よりいっそう怖さをかき立てる。

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