木下優樹菜さん、問題の言動は「おバカキャラ」「ヤンキーキャラ」のラベリングがもたらすゴーレム効果?

木下優樹菜さん、問題の言動は「おバカキャラ」「ヤンキーキャラ」のラベリングがもたらすゴーレム効果?

木下優樹菜さん

 約8か月間にわたる芸能活動自粛を経て1日に復帰したものの、5日後に引退を発表した元タレントの木下優樹菜さん。昨年のタピオカ店店主とのトラブルを発端に、離婚や不倫疑惑、そしてまた新たな男性との噂など、引退した今もなお、世間を騒がせている。

 木下さんと言えば、2007年に放送していたフジテレビ系『クイズ!ヘキサゴン2』への出演をきっかけに、「おバカキャラ」「ヤンキーキャラ」といったイメージが定着していったことで知られている。こうした「キャラ付け」は、「ラベリング」とも呼ばれ、一般的な日常生活でもよく見られる行為だ。

 ?>>木下優樹菜さんの不倫相手に浮上したのは、以前ネットでも噂になった共演者?<<???

 心理学では、「ラベリング効果」といって、ラベリングが持続的に行われることによって、対象となっている人物がその通りの行動を取るようになる現象を表す用語がある。このラベリング効果のうち、ポジティブなラベリングによってもたらされる好ましい効果を「ピグマリオン効果」、ネガティブなラベリングによってもたらされる好ましくない効果を「ゴーレム効果」と呼ぶ。

 ゴーレム効果の日常的な例では、親が子に「お前は頭が悪い」と言い続けたり、上司が部下に「何をやらせてもダメな奴だ」などと罵り続けると、本人のパフォーマンスが低下しやすくなることがわかっている。また、人からラベリングされるだけでなく、自分で自分にラベリングすることでも同じ効果があると言われている。例えば、「自分はダメな人間だ」というネガティブなラベリングをして口癖のように言っていると、人からラベリングされた時と同じ様に、あらゆることへのパフォーマンスが低下していく。

 木下さんのこれまでの芸能人生の中で、こうしたゴーレム効果が生じていた可能性を考えると、「おバカ」「ヤンキー」といったラベリングによって、失敗から学んだり、社会性を育てるといった機会を逸する要因の一つになっていたと言うこともできる。また、そのようなラベリングによって仕事が増えることで、「価値」と認識してしまい、無意識に学ぶことを避けていた可能性もある。

 とは言え、ゴーレム効果やピグマリオン効果といったラベリング効果は、あくまでもそうした傾向が認められているというだけで、必ずしもラベリングの通りになるという訳ではない。中には、そうしたラベリングを払拭するための努力を行い、イメージチェンジを果たす人もいる。

 いずれにしても、一般常識の学習や社会性といった、社会生活において必要とされる能力を養うためには、積極的にそれらを学ぶことはもちろん、失敗したらフィードバックを行うことが自己成長のための重要なポイントとなる。

 木下さんが大切に思っている娘たちのためにも、いずれ悪いラベリングが払拭できることを祈っている。

文:心理カウンセラー 吉田明日香

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