関西にミルクボーイほかファイナリストを輩出したお笑い名門大学があった

関西にミルクボーイほかファイナリストを輩出したお笑い名門大学があった

ミルクボーイ・駒場孝、内海崇

 “笑いのエンパイア”大阪では、一般校でも天才が集うことが珍しくない。大阪芸術大学はそんな場所だ。木下ほうかや筧利夫ほか、演劇上がりの個性派俳優を多く輩出。俳優の時任三郎、古田新太、小説家の中島らも(故人)、「新世紀エヴァンゲリオン」の監督・庵野秀明、「翔んで埼玉」の漫画家・魔夜峰央ほか、中退者にも天才が多い。落語研究会、呼称・落研で話術を磨いたのはミルクボーイ(内海崇&駒場孝)。「M-1グランプリ2019」覇者だ。

 ?>>ミルクボーイ内海「俺らに名札なんか要らんやろ」天狗化? 態度を改めたきっかけを駒場が明かす<<???

 「内海さんは映像学科で、駒場さんは放送学科。落研に入ったのは、内海さんが2カ月後です。駒場さんはすでに『芸大亭キング』というコンビを同級生と組んでいたのですが、解散を申し出て、内海さんを相方にしました。1回生の7月にはもう、教室で漫才をしています」(エンタメ雑誌の編集者)
 ミルクボーイの原点、芸大の落研。始動したその年の新入生歓迎会で入部したのが、ななまがり(初瀬悠太&森下直人)だ。テレビタレントとしては発展途上の身である2人だが、芸大時代はミルクボーイを上回る面白さでライブシーンをにぎわせた。

 「M-1」では準々決勝止まりと振るわない成績。だが、「キングオブコント2016」のファイナリストで、この年以外に5度も準決勝まで進出している。森下はピンで「R-1ぐらんぷり2020」決勝戦にも進出し、お笑い通をうならせた。昨年5月には、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の企画で「新元号当てられるまで脱出できない生活」に抜てきされ、「ギャラクシー賞」19年5月度月間賞を獲得している。

 ななまがりの後輩に当たるのが、空気階段・鈴木もぐら。こちらは「キングオブコント2019」のファイナリストだ。

 もぐらは、絵に描いたようなクズ芸人。芸大にはギャンブルでためた金で入学したが、在学中に法改正があり、得意のスロットに規制がかかった。途端に負けがこんで学費を払えなくなり、1回生で除籍した。その後はホテヘル、デリヘルの受付でしのぎ、吉本興業が運営するタレント養成学校NSCの入学金は、デリヘル社長に払ってもらった。現在も借金700万円を抱えたままだ。

 M-1チャンピオンだけではなく、キングオブコントとR-1のファイナリストまで生んだ芸大。異能キャンパスであること、間違いなしだ。

(伊藤由華)

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