たけし、松本がべた褒めする引く手あまたのM−1王者

たけし、松本がべた褒めする引く手あまたのM−1王者

(提供:リアルライブ)

 ビートたけし、ダウンタウン・松本人志という大御所2人から、その剛腕を絶賛された漫才師がいる。サンドウィッチマンだ。

 たけしは今月18日に放映された『PON!』(日本テレビ系)に、『世界まる見え!テレビ特捜部』(同局)の番宣のためにVTR出演。収録後、レポーターとして訪れていた若手漫才師・カミナリのもとに歩みより、「どこなの? 事務所は」と質問。2人がサンドと同じグレープカンパニーであることを伝えると、「あいつらはうまいからな。いい腕してるからな」と本音をこぼした。

 たけしはかねてから、自分が出演芸人を決めて招待状を送るネタの特番『北野演芸館 〜たけしが本気で選んだ芸人大集結』(TBS系)に、何度もサンドを指名している。出演するたびに、「うまいねぇ」と称賛しているのだ。東京・浅草の演芸場で芸の腕を磨いたたけしとしては、老若男女を確実に笑わせるサンドの漫才スタイルを好きにならずにいられないようだ。

 東のたけし、西の松本をも虜にしているサンド。今年6月、2人は『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演して、“ダウンタウンに聞きたい20の質問”をぶつけた。酔った坂上忍から「サンドさんってネタがすごいんですか?」と聞かれると、なぜか松本が「面白い」と即答。「パッとテレビをつけたときにネタやってても、“観なくてもいいかな”ってチャンネルを変える芸人もいっぱいいるけど、4、5組くらいは、“こいつらのネタは観たいな”って」と明かした。その貴重な数組が、同じよしもとクリエイティブ・エージェンシーの芸人を除き、サンド、東京03、バイきんぐだというのだ。

 サンドは、全国ネットのネタ番組では必ずオファーされ、フリートークや地方ロケ、MCやレポーターなども器用にこなす。テレビタレントとして安定の地位を築いている今なお、単独ライブを欠かさず、地方営業も含めると年間120本以上のステージに立つ。漫才スキルを高められる環境に身を置くその姿勢が、同僚はもちろん、偉大すぎる先輩からも評価されている理由だ。

 不遇時代を突破して、今年で丸10年。『M-1グランプリ2007』で、史上初となる敗者復活戦からの初優勝で一気にブレイクして以降、俳優業などにも仕事の幅を広げた。零細事務所から独立して、現在の事務所を設立。昨年は永野、今年はカミナリといった人気芸人を輩出して、事務所も上昇気流だ。

 伊達政宗の分家で、由緒正しいお家柄の伊達みきお。ネタ担当で、同じく両親に厳しく育てられた富澤たけし。宮城県内の高校のラグビー部で出会い、卒業後、およそ3年かけて富澤が営業マンだった伊達を口説き落として、コンビを結成。上京からおよそ10年間は木造アパートで同居して、長い下積み生活の末、“M-1”で奇跡の逆転劇を手にして見せた。

 11年、東日本大震災が起こった際、崩落していく我が町を見ながらも無力だったことに落胆して、“東北魂義援金”を設立。寄付、慰問活動は今も続けており、総額は4億円を超えた。ラジオ『サンドウィッチマンの東北魂』(ニッポン放送)、バラエティ番組『東北魂TV』(BSフジ)など、震災を機にスタートさせた番組は、今でも大事にしている。

 安定と実績と、ブレない信条。芸人の心をがっちりつかむサンドはもはや、安定領域の住人といえる。

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