ラグビーのドラマなのに? 梅宮辰夫さんの代表作が地上波で再放送できない理由

ラグビーのドラマなのに? 梅宮辰夫さんの代表作が地上波で再放送できない理由

山下真司

 昭和の名優の一人だった俳優の梅宮辰夫さんが12日午前7時40分、神奈川県内の病院で慢性腎不全のため81歳で亡くなった。

 梅宮さんの死去を受け、多くの著名人が追悼のコメントを寄せた。このうち、TBS系ドラマ「スクール☆ウォーズ〜泣き虫先生の7年戦争〜」で梅宮さんと夫婦役を演じた歌手の和田アキ子は、梅宮さんを「アンちゃん」と呼んでいたそう。「撮影現場では、アンちゃんがお弁当を何度も作ってきてくれて、それがとても楽しみだったことを覚えています」と懐かしんだ。

 同ドラマに主演していた俳優の山下真司は、「昭和の大スターは面倒見がよく、希代の大食漢。そして酒も強かった。そんな豪華な梅宮さんが逝ってしまった。最後まで最強のオヤジだった。ご冥福をお祈りします」と豪快な梅宮さんの人柄を振り返った。

 実話をもとにした同ドラマ。山下演じる主人公の熱血教師が弱小高校のラグビー部を率い、わずか7年で全国優勝させるまでの軌跡を描いている。オープニングテーマとともに流れるナレーションで最終回までのあらすじがバレバレであることも話題になった。

 「W杯の日本開催で空前のラグビーブームが到来した。まだ盛り上がっているし、梅宮さんを追悼する意味でも再放送してほしいところだが、現状ではかなり難しく、実現しないだろう」(テレビ局関係者)

 ドラマの名シーンの一つが、強豪校に0対109で惨敗した後の全体ミーティング。ヘラヘラする生徒たちにぶち切れた主人公が説教をかまして鼓舞。校長や父兄が見守る中、生徒一人一人に“鉄拳制裁”を与える感動のシーンなのだが…。

 「当時、体罰は“愛のムチ”と受け止められたが、現代だと大問題。体罰を美化するようなシーンはコンプライアンスでアウトなので、地上波での再放送は難しい」(同)

 そのシーンは各種インターネットテレビサービスでも視聴可能。若い層にも梅宮さんの名演技を見てほしいものだ。

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