社会人野球・細山田選手、2度のプロ野球戦力外通告は「ありがたかった」

社会人野球・細山田選手、2度のプロ野球戦力外通告は「ありがたかった」

社会人野球・細山田選手、2度のプロ野球戦力外通告は「ありがたかった」

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。9月22日(土)の放送では、プロ野球から社会人野球に舞台を移し、トヨタ自動車硬式野球部で活躍する細山田武史選手が登場。今年8月にインドネシアで開催された「第18回アジア競技大会」で銀メダルを獲得したときの気持ち、「2020年東京オリンピック」に向けての思いを伺いました。

左から藤木直人、細山田武史選手、伊藤友里



キャッチャーのポジションをつとめる細山田選手は、現在32歳。強豪・鹿児島城西高校から早稲田大学に進学し、大学3年のときに“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹投手(現・北海道日本ハムファイターズ)とバッテリーを組み、早稲田大学の黄金期を築きました。そして2008年にドラフト4位で横浜DeNAベイスターズに入団。2014年から福岡ソフトバンクホークスに所属し、2015年に戦力外通告を受けてチームを去ることに。その後、社会人野球の企業チームであるトヨタ自動車硬式野球部へ加入し、社会人野球の世界で活躍しています。

◆アマチュア野球界発展のために

藤木:「第18回アジア競技大会」での銀メダル獲得おめでとうございます。このチームで得たものとは?

細山田:チームの結束力ですね。昨年のアジア野球選手権のときのメンバーから少し入れ替わりがありましたけど、スタッフ陣は同じだったので。今年の大会に関しても、石井(章夫)監督はチームのコミュニケーションをすごく大事にしていたので、そこはチーム全員で意識していました。

藤木:2年後の東京オリンピックでは野球が復活します。日本はトッププロでの参加が決まっていますが、プロ野球と社会人野球の両方を経験している細山田選手はどう思いますか?

細山田:日本の維新をかけて戦うので、トッププロが行くのは当たり前だと思います。ですが、“プロアマの差”を実感するためにも、社会人野球から1人でも2人でも行くことによって、これからアマチュア野球界の発展に繋がっていくんじゃないかな、と個人的には思っています。

藤木:例えば、少し多めに選手を選んで合宿を一緒にやっていくなかで、そのとき調子が良い選手を(社会人から)1人か2人選んでくれると夢が広がりますよね。

細山田:そうですね。社会人野球でやっている選手のなかにも“プロ野球でやりたい”という選手は多いので、そういうきっかけがあるとアマチュア野球界が発展するなと思っていますね。

◆2度の戦力外通告を経験

藤木:細山田選手はプロ野球で2度の戦力外通告を受けましたけど、自身にとってどのような経験でしたか?

細山田:当時は悔しいという気持ちだった反面、今となってはありがたかったのかな、という気持ちがありますね。

藤木:ありがたかったとは?

細山田:僕が戦力外になる前にすごく仲が良い友人と話をしたときのことなんですけど、ちょっと腐っていた時期で結構愚痴をこぼしていたんです。すると彼が「今の自分を作っているのは過去のお前だから、今の自分を変えれば未来は変わるんじゃないか?」っていう話をされて、「確かに!」と思った。それからは愚痴を言っていた自分を改めましたし、今できることを一生懸命やろうと。結果的に戦力外になりましたけど、その後、福岡ソフトバンクホークスに拾っていただいたり、再び戦力外になったときも「球団職員はどうだ?」って、ありがたいお話をいただいたり。今は「社会人野球で日本一を目指そう!」って言ってくれるトヨタがあって……今の自分があるのは昔の自分がそうさせているという面では、とてもありがたいなと思っています。

◆今後の野球界のために自分ができること

藤木:今こうして細山田選手が活躍されていると、ほかのプロ野球選手にも影響を与えるんじゃないでしょうか?

細山田:いい見本になればいいなと思っています。若い選手でも3年くらいで戦力外になってしまうことがありますし、プロ野球はセカンドキャリアがとても難しい。そういう選手たちに、社会人野球というチャレンジする場があるよと。僕らがそうした姿勢を見せていくことが大事かなと思います。

藤木:最後に、今後の目標を教えてください。

細山田:今後、何年野球をやるかわからないんですけど、僕がいる限りは強いトヨタ自動車でいて、さらに下の世代の選手たちをもっと引き上げて、常に日本一を狙えるようなチームにしていきたいと思っています!

藤木:これだけさまざまなステージで野球に接した人も少ないと思いますし、今度はコーチや監督として還元することも考えていますか?

細山田:そうですね。自分のような経験をしている人は数少ないと思うので、そのなかで自分が何ができるかと言えば、次は人に分け与えることが野球界への恩返しというか、僕の使命になってくると思います。将来的には指導者になりたいと思っているので、そこに向けてしっかりと勉強していきたいです。


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<番組概要>
番組名:TOYOTA Athlete Beat
放送日時:毎週土曜 10:00〜10:50
パーソナリティ:藤木直人、伊藤友里
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/beat/

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