梅雨のシーズンを迎える前に知っておきたい…集中豪雨をもたらす「線状降水帯」とは?

手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。4月24日(土)の放送では、気象庁 大気海洋部気象リスク対策課の松尾篤さんに「線状降水帯」について伺いました。


※写真はイメージです



あなたは、大雨によって災害をもたらす「線状降水帯」を知っていますか?

線状降水帯とは、積乱雲が繰り返し発生しながら発達を繰り返し、それが線状のように連なって、同じ場所に大雨をもたらし続ける現象のことです。

記憶に新しい去年7月に起きた「令和2年7月豪雨」。熊本県上空で線状降水帯が断続的に発生し、猛烈な雨で球磨川が氾濫して多くの方が犠牲となりました。

近年、大きな災害をもたらす大雨の1つが、「線状降水帯」です。気象庁は、専門家などによる検討会で議論を重ねており、「顕著な大雨に関する情報」を新たに作成することを決めました。

では、どのようなときにこの情報が気象庁から発表されるのでしょうか?

松尾さんは、「降り続く大雨によって災害発生の危険度が高まっている状態で、線状の降水帯によって同じ場所で雨が降り続いている状況を観測した場合に、“危ない状況になっていますよ”ということを呼び掛けるために発表します。具体的には、過去3時間で100ミリ以上降っている範囲が500?以上。なおかつ、その領域のなかでどこかが、3時間150ミリというピークを持っているという雨量の基準などがあります」と解説します。

この条件が揃ったとき、気象庁から「○○地方では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています」といった内容で、発表されるということです。

また、松尾さんは「『顕著な大雨に関する情報』が出たら、災害発生の危険度が急激に高まっている状況なんだと認識してもらいたい」と話す一方で、次のように解説します。

「『顕著な大雨に関する情報』が発表された時には、おそらく外はものすごい状況になっていると思います。

このため、この情報を待ってから避難行動を起こすのではなく、そうなる前に、自治体が出す避難情報に基づいて行動していただくのが一番大事なことです。

もし避難情報に気づかずにこの情報に接した場合には、気象情報や避難情報、外の状況を確認して、避難所への避難がいいのか、もしくは外に出ないで屋内でより安全な場所に避難し、崖から離れた部屋に移る、2階にいるようにするのか、どういった行動がいいのかは、ご自身で判断いただくことになると思います」

“この情報を待ってから避難する”というわけではないんですね。松尾さんは、洪水や土砂災害などのリスクの高い地域では、市町村からの避難情報とともに、気象庁の公式サイトなどで確認できるキキクル(危険度分布)、河川の水位情報などをもとに、早めの避難を心がけてほしいと話します。

梅雨のシーズンを前に大雨による災害避難について、あらためて確認をしておきましょう。

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<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/

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