ウィズ・コロナ時代…人材市場は拡大する…!?「雇用」の流動性が加速する4つのポイントとは?


多田洋祐さん、パーソナリティの吉田明世



これまでの働き方に大きな転換期が訪れている現在。ニューノーマルな時代に、私たちはどう働き、どのようにキャリアを積めばよいのでしょうか?

7月22日(木・祝)に放送されたTOKYO FMの特別番組「Transform for The Next〜プロフェッショナルのあなたに〜 supported by ビズリーチ」では、各界を代表する日本のトップランナーがゲストに登場。独自のキャリアを築き上げてきた目線で、これからのビジネスや働き方を語りました。

ここでは、株式会社ビズリーチ 代表取締役社長・多田洋祐さんが、人材採用・活用のプロとして感じる今の流れ、そしてコロナ禍を経た今後の見通しなどを提言したパートをご紹介します。


多田洋祐さん


◆ウィズ・コロナの人材市場の動向は?

多田さんは大学卒業後、エグゼクティブ層に特化したヘッドハンティングファームを創業。2012年、株式会社ビズリーチに参画し、その後ビズリーチ事業部長を務め、人事本部長、スタンバイ事業本部長、HR Techカンパニー長などを歴任。そして2020年、株式会社ビズリーチ 代表取締役社長に就任しました。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、飲食業界、観光業界などを中心に経済界が大きな打撃を受けました。2021年、人材市場の動向はどのように変化していくのでしょうか……?

多田:不景気と呼ばれる状況になると、有効求人倍率は相対的に減っていきます。コロナ前のものと比べると、現在の求人倍率は減っているのですが、2008年のリーマン・ショック直後のものに比べれば高い水準にあります。リーマン・ショック直後は0.5倍程度まで落ち込みましたが、今は1倍以上を保っています。

新型コロナウイルスの影響で深刻な影響を受けている業界はあるものの、人材市場全体としては停滞していない現在。多田さんは新型コロナウイルスの影響以外にも、4つのポイントから今後も雇用の流動性が加速し、人材市場が拡大する可能性があることを予測しました。

多田:1つ目は「人手不足による有効求人倍率の上昇」。労働人口が不足していると有効求人倍率は上昇します。

2つ目は「企業は人口ピラミッド維持のため新陳代謝の必要性が増す(若手の採用を続けなければいけない)」という点です。

3つ目は、「政府が中途採用・経験者採用を推進している」点。

4つ目は、海外と比較した際に日本は雇用の流動性が低く、転職回数が少ないのが現状ですが、「時代の変化に合わせて海外の基準値に近づく可能性がある」という点です。

◆定期的に「キャリアの健康診断」を

コロナ禍でキャリアを見直し、主体的なキャリア形成を意識したビジネスパーソンが増えているそうです。多田さんは、今後について「企業が従業員を選ぶ時代から、従業員が企業を選ぶ時代」へのシフトが進むとも語りました。

多田:産業を越えた競争が起こる今は、企業も変化を求められる経営をしなければならないため、優秀な個人を採用しなければなりません。同時に、個人も主体的にキャリアを形成して自身が目指す姿に目が向き始めています。企業はそうした個人をどう仲間にしていくかを考えていくという、ある意味シビアとも捉えられますが、「自由」と「責任」がセットになった時代になっていくと思います。

多田さんはビジネスパーソンに向けて、年に1回身体の健康診断を受けるように、定期的に「キャリアの健康診断」として、自身のキャリアを見つめなおす機会を作るようアドバイス。まずは職務経歴書を500文字でも良いので書いてみて「何ができて、何ができないのか」を言語化し、労働市場に詳しい専門家に相談したり、ビズリーチのようなプラットフォームに登録してみることで、自身のスキルや経験の市場価値を知る機会を設けることが大切だと語りました。

番組では他にも、企業はどう人材と人材活用を進化させていくべきかについて多田さんが語る場面も。インタビューの全容は音声配信サービス「AuDee(オーディー)」で配信中。ぜひチェックしてください!

<番組概要>
番組名:Transform for The Next〜プロフェッショナルのあなたに〜 supported by ビズリーチ
放送日時:2021年7月22日(木・祝)15:00〜16:47
パーソナリティ:吉田明世
ゲスト:多田洋祐(株式会社ビズリーチ 代表取締役社長)、林要(「GROOVE X・CEO代表取締役)、杉江理(WHILL株式会社 最高経営責任者)、菊間千乃(弁護士)、安東暁史(株式会社Showcase Gig 人事マネージャー)
番組サイト:https://www.tfm.co.jp/transform/

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