山野楽器代表が語る、“100台のピアノを届ける”プロジェクトへの思いとは?

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」。7月18日(日)の放送では、株式会社山野楽器 代表取締役社長の山野政彦さんをゲストに迎え、お届けしました。

(左から)宇賀なつみ、山野政彦さん、小山薫堂


今年で創業129年を迎えた「山野楽器」。山野さんによると、129年前に松本楽器として創業されたものの、20年くらい経った頃に経営が立ち行かなくなり、「私の曽祖父さんが代表社員に就任して、それからつながりが始まったんです。山野家としては私が4代目」と山野さん。

本番組とYOASOBIのコラボレーション企画「レターソングプロジェクト」では、山野楽器の店内に専用応募はがきと投函箱の設置などのご協力をしていただきました。

さらに山野楽器とは、小山が出演しているテレビ番組「小山薫堂 東京会議」(BSフジ)とのプロジェクト「Piano Stories 100 〜100台のピアノ物語〜」を実施中です(※応募期間は8月31日(火)まで)。

この企画は、山野楽器が運営している音楽教室で使っているピアノを入れ替えるため、これまでレッスンで使用してきたグランドピアノ10台、アップライトピアノ10台、電子ピアノ80台の計100台を「本当に欲しがっている人たちに届けたいと。(なぜピアノが欲しいのか、ピアノにまつわる熱い思いを綴った)手紙をいただいて、我々の心に響かせた方に対して送らせていただこうという企画です」と山野さん。

昨今、メールなどのインターネットを通じた応募方法が主流となってきているものの、小山は「やっぱり直筆の手紙をもらうほうが熱い心が伝わるということを、僕は日頃から学んでいたので。山野社長に『手紙のほうがいいんじゃないですか?』と言ったんです」と経緯を説明。

6月5日(土)から募集を開始しており、この日は本プロジェクトに届いた手紙のなかから一部をスタジオに持参してきてくれました。すでにたくさんの手紙が寄せられているそうで、「なかなか選ぶのに苦労しました。1年前の豪雨で被害にあった熊本県人吉市のお寺の方から、ピアノが豪雨で駄目になってしまったというお手紙や、沖縄の離れ小島で新しい人生を歩んでいる方から、もう1回ピアノを弾きたいというお手紙。宮城県石巻市の方からは、道の駅に置きたいというお手紙など……読んでいると、人それぞれいろいろな人生があるんだということを感じます。本当に感動する手紙ばかりで、どれかを選ぶのは大変ですね」と山野さん。

合計100台ものピアノの入れ替えとなると、本来、経営的な目線からすると中古で販売してもおかしくありません。小山が「あえて売りたくなかったのはなぜですか?」とその理由を問うと、山野さんは「教室のピアノたちは、たくさんの生徒さんたちを楽しませてきました。その人たちの人生をハッピーにしてくれたピアノなので、さすがに売ってしまうのは忍びないなということで、第二の人生をいろいろな人のために活かせないかと思った」と思いを語ります。

そもそも、これほどの台数のピアノを一新することはなかなかないと言い、「1人でも多くの方にピアノを演奏していただきたいんです。そのためには教室に通っていただきたくて……古いピアノよりも新しいピアノがあるほうが(生徒さんにも)いいんじゃないかなと思ったんです」ときっかけについても言及。

宇賀は、4歳から12歳までピアノを習っていたこともあり「私も手紙を書こうかな(笑)」と興味を示します。とはいえ、かれこれ20年ぐらいピアノを弾いていないそうで「いまは『ねこふんじゃった』しか弾けない気がします(苦笑)」とはにかみつつ、「せっかく一度覚えたから、“弾きたいな”ってふと思うこともあるんですよね」と話していました。

次回8月1日(日)の放送も、どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00〜15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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