ソフトバンクグループが子会社を上場させる目的とは?

ソフトバンクグループが子会社を上場させる目的とは?

ソフトバンクグループが子会社を上場させる目的とは?

中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。11月13日(火)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、三井住友アセットマネジメントの宗正彰さんに親子上場のメリットとデメリットなどについて伺いました。



11月12日(月)、ソフトバンクグループの携帯電話子会社ソフトバンクが、東京証券取引所から上場の承認を受けたことを発表。上場予定日は、12月19日(水)とされています。
今回の上場によってソフトバンクの企業価値を示す時価総額は、7〜8兆円規模と想定されており、平成最後の大型上場案件となりそうです。

親会社と子会社が共に株式を上場する親子上場について、宗正さんは「親会社、子会社、投資家それぞれにメリットとデメリットが発生する」と言います。親会社は大規模な資金調達ができるメリットがある一方で、株を一部手放すことになるため、「デメリットとして支配力が低下したり、(株を)売ったぶんだけ利益の外部流出がある」と宗正さん。
続いて、子会社のメリットは、「経営の自由度が増し、従業員のモチベーションが向上する」ことだと話します。しかし、上場に伴ってさらなる管理が必要になるため「管理コストが発生する」というデメリットがあるそうです。
そして、投資家のメリットとしては投資機会が増えること、デメリットとしては、親会社がそのまま筆頭株主であるため、親会社の利益が優先されやすいことを挙げます。そのため、「親子上場に求められるのは企業統治、いわゆるガバナンスなんです」と宗正さんは解説します。ガバナンスに厳しい欧米の株式市場では、親子上場するケースがほとんどないのだとか。

今回のように大型の銘柄が上場する際、マーケットでは「新たに上場するソフトバンクの株を買う資金作りのために、換金売りと呼ばれる、ほかの銘柄が売られる動きが生じる」と宗正さん。そして、「ソフトバンクと同業種である通信事業の銘柄が売られるケースが多い」と続けます。宗正さんによると、通信事業のソフトバンクは、設備投資が一巡すると通信費用をはじめとする膨大なキャッシュフローが生まれます。そのため将来の収入が見通しやすく、銀行など金融機関からの借り入れが比較的簡単なんだそうです。一方、親会社のソフトバンクグループについては、「大きな括りとしては投資会社であり、損益が不安定なので、借り入れで資金を膨らませるのは危険。そこで、自己資金を厚くするためにソフトバンクの株を売りに出すという動きです」と今回の上場について解説していました。


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【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月〜金曜6:00〜8:55
パーソナリティ:中西哲生(月〜木)、速水健朗(金)
アシスタント:綿谷エリナ(月〜金)
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

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