“25歳でクビ”からの「情熱大陸」…イラストレーター・下田昌克の人生

“25歳でクビ”からの「情熱大陸」…イラストレーター・下田昌克の人生

“25歳でクビ”からの「情熱大陸」…イラストレーター・下田昌克の人生

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。11月11日(日)のゲストは、世界を旅行しながら現地の人々のポートレートを描き、「情熱大陸」にも出演したことのあるイラストレーター・下田昌克さん。高須は下田さんと15年来の友人で、“しもちゃん”と呼んでいるんだそう。今週は、下田さんのルーツに迫ります。


下田昌克さんと高須光聖



高須:僕は、2006年に「情熱大陸」に出ているしもちゃんを観て「すごいなぁ」って思って。ネパールとかの、現地の人のポートレートを色鉛筆で描くんですよね。それでラジオに出てもらったんやったっけ?

下田:10年前? いや、15年くらい前か。

高須:そのとき、しもちゃんが尼崎出身だと聞いて親近感がわいて。いつまで尼崎に?

下田:小3までですね。そこから高校までは神戸にいて、その後東京に。

高須:もともと絵は好きだった?

下田:好きでしたよ、小さいころから。漫画なら手塚治虫が好き。もうすべてが好き。小さいころ、将来の夢を書かなきゃいけないときに「手塚治虫」って書いたら、先生に「漫画家ってことでしょ?」と言われましたね。

高須:ははは。

下田:幼稚園のころからとにかく落ち着きがなかったんですけど。

高須:うん、わかるよ(笑)。

下田:でも、紙と鉛筆さえあればずーっと黙って何かやってる子どもでしたね。母親が看護師だったんですけど、レントゲンのフィルムを挟んでいた黄色い紙みたいなものがあって、いらなくなったものを持って帰ってきてくれていました。でも(兵庫県立明石高校の)美術科に入ると、小さいころは絵が上手と言われていたのに大暴落というか(笑)。兵庫県全域から絵が上手な人が集まるから、40人のクラスで、僕は勉強も絵もビリだったんですよね。高1のとき、僕だけ先生から「おまえは美大への進学は無理やな」って言われたんです。

高須:でもデザイン系の専門学校(桑沢デザイン研究所)に行ったでしょ?

下田:東京で遊びたかったから(笑)。

高須:最悪な子やね(笑)。

下田:子どものころから、映画やお芝居を観たり、音楽を聴いたりということが好きだったから、東京に来たときは楽しかったですよ。

高須:バブルが崩壊するちょっと前だったから、まだ浮かれてたよね、みんな。

下田:そう。全然なんとかならないんだけど、「なんとかなるんじゃないかな〜♪」みたいな(笑)。

高須:専門学校卒業したときは、21歳くらい?

下田:そうですね。就職活動はせず……沖縄とかで遊んでたらそういう時期が終わっていて(笑)。

高須:当時の“なんとかなる”って空気感はあれど、いずれ焦りはくるよね。

下田:デザインの会社でバイトしたり、就職手前みたいなところまでいったりしたんですけど、クビになったり。

高須:なんで?

下田:なんかねぇ……まあ、ちょっと頭おかしかったみたいで(笑)。一番下っ端なのに仕事を選んだり、言うことをきかなかったり、それなのに自信だけあって。

高須:ややこしいなぁ〜(笑)。クビになったのはいつ?

下田:最後にクビになったのは25歳。それで、何やっていいのかわからなくなって……。

高須:落ち込んだ?

下田:落ち込みましたね。「みんな働けるのに、なんで僕だけ仕事ができないんだろう」と。それで、1回、働くことから離れようと思ったんです。

高須:本当なら、専門学校のときにやることやね(笑)。

下田:そうですよね(笑)。東京のアパートを友達に又貸しして、お金がなかったから自転車に荷物を積んで、遊びに行っちゃったんです。東京を出て、屋久島くらいまで行ったかな? まだ若いから、みんな親切にしてくれて、人の家でばかり泊まったりごはんを食べたりしていたので、初めて貯金ができました(笑)。合間にバイトもしてて、1年で100万円。それで海外旅行へ。

高須:結構貯まったね。海外はどこに?

下田:神戸から船で上海に入って、中国。そこでチベットの話を聞いて、チベットへ。その後、ネパールとインドに行って、ヨーロッパをぐるっと回って帰ってきました。

高須:その旅で描いた絵が、評価されたの?

下田:知り合った人の絵を描き始めたら、チベットくらいから絵を褒められるようになって。もっとチベット人に見せたくて、たくさん描き始めて……2年間そんな感じで旅行していましたね。

高須:そこから本(「PRIVATE WORLD」)を出したりするじゃないですか。そのころが「情熱大陸」?

下田:はい。

高須:いい顔して描いてんのよね! こんな笑顔で寄ってこられたら、みんな描かせてあげるやろうなって。

下田:テレビ上だけじゃないですか(笑)?

高須:違うやろ(笑)。すごく純粋な人なんやろうなって思いましたよ。

次回も引き続き、下田さんと高須のトークをお届けします、お楽しみに。


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【番組情報】
タイトル:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00〜25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組HP:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

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