梶裕貴、声優のオーディションは“狭き門”!?「受けられるだけ、ありがたいです」

架空のレコード店を舞台に、「上質な音楽を、じっくり味わう。」をコンセプトにお届けするTOKYO FMの生ワイド番組「THE TRAD」(毎週月曜〜木曜15:00〜16:50)。水曜・木曜の放送は、ハマ・オカモト(副店長・パーソナリティ)と、中川絵美里(専属店員・アシスタント)が本質的で流行に左右されない上質な音楽と趣味の話題をお届けします。

今回の放送は、ゲストに声優の梶裕貴さんが登場! ここでは、声優として仕事をする上で必ず向き合うことになる「オーディションの流れ」を詳しく解説してくれました。


(左から)中川絵美里、梶裕貴さん、ハマ・オカモト


◆“声優冥利に尽きるな”と思います
ハマ:声優さんって、芸歴を長くやられていても、やっぱりオーディションっていうのは毎回あるものなんですか?

梶:基本的にはそうですね。作品のエンディングクレジットで言う、1番目から5番目辺りに入ってくるような役に関しては、新人、若手はもちろん、中堅、ベテランの大先輩の方々も、基本的にオーディションを受けられて決まっていくものだと思います。

ハマ:そうかぁ。じゃあ梶さんも、オーディションを受けることもあるんですね?

梶:はい、もちろん。オーディションを受けさせていただけるだけありがたいです。ご指名いただける役もありますが、それでも、次のクールで自分がレギュラーとしての役があるかどうかは常に分からないなかでやっていますね。

ハマ:そうですよね。オーディションのキャラクターを伝えられるのは、当日なんですか?

梶:基本的には数週間前です。でも、作品によりますかね。まずテープオーディションというものから始まるのですが……事前に声のイメージや、書類審査などがあった上で“この役を受けてもらえますか?”という形で、キャラクターのセリフが書いてある原稿や設定資料をいただくんです。それを自分で読み解き、声を収録したものを音響制作会社さんに送り、ふるいにかけられた後、今度はスタジオで実際に演出を受けて、どうお芝居が変わるのかなどのチェックを受けます。

さらに、掛け合いのあるキャラクター同士のシーンでは、他の役を受けられている役者さんと一緒に演技をしたりと、ほかにも様々な形で何段階もあったりするんですが……実際に原作があればそれを読みこんでいきますし、オリジナル作品の場合は、自分のなかでイメージを膨らませて挑む感じですね。

ハマ:そうなんですね。

梶:僕たちは、もちろん心をこめて、キャラクターの気持ちになってセリフを読むわけですけど……いただけるオーディション原稿というものは、かなり断片的に編集されたシーンが多いんです。なので、セリフとセリフのあいだに何が起きていたのか、自分自身でしっかりと想像して、把握しておかなければいけません。

しかも同じセリフでも、それが昼なのか夜なのか、狭い場所なのか広い場所なのか、周りに誰がいるのかによって当然ニュアンスが変わってくるので、原作にその辺りの描写があれば読み取って、なければイメージして、自分のなかに落とし込んでスタジオオーディションに臨む感じですね。

ハマ:でも、演じるキャラクターのなかには、“戦う男”もいればフユニャン(妖怪ウォッチ)もいるわけじゃないですか(笑)。

梶:もちろん(笑)!

ハマ:やっぱり(演じるキャラクターの)幅があるので、そういったときの気持ちの持ち方っていうのは、ちょっと我々には想像がつかないんですけど。

梶:なんといっても"お芝居"なので、心が動く瞬間を演じているときが、とにかく楽しいんです。あと今では、アニメや映画でもCGが増えたことによって“人間じゃない生き物”を演じる機会もますます増えましたね。フユニャンとか(笑)。なので、そういった場面で試される"声優ならではの技術"を磨くことが大切だなと感じていますし、同時にすごく魅力的です。“声優冥利に尽きるな”と思いますね。

<番組概要>
番組名:THE TRAD
放送日時:毎週月曜〜木曜日 15:00〜16:50
出演者:稲垣吾郎(月曜・火曜パーソナリティ)、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)(水曜・木曜パーソナリティ)、吉田明世(月曜・火曜アシスタント)、中川絵美里(水曜・木曜アシスタント)
番組サイト:https://www.tfm.co.jp/trad/index.php

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