「お友だちを紹介」で1,500円もらえる!? 日本初のデジタルバンク「みんなの銀行」の革新的なサービスとは?

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。3月26日(土)の放送は、日本初のデジタルバンク「みんなの銀行」副頭取の永吉健一さん(ながよし・けんいち)さんをゲストに迎え、お届けしました。


(左から)笹川友里、永吉健一さん


永吉さんは1995年に福岡銀行に入行。経営企画部門に在籍し、地域金融機関の経営統合に向けた検討から、2007年のふくおかフィナンシャルグループの設立に従事。その後、2016年に企業内ベンチャーとしてiBankマーケティングを起業。2021年に開業した「みんなの銀行」の立ち上げも牽引してきました。

◆日本初のデジタルバンクとして

日本初となるデジタルバンクということで、「取り組みとしても、いわゆる世の中のベンチャー企業やスタートアップ企業のようなマインドで新しい銀行を定義して、日々どんなサービスを提供していくかを考えている」と永吉さん。

店舗を持たないことでコストを下げ、アプリやパソコン上でのWebサービスとして金融商品を提供する“ネット銀行”と似ている部分はありつつも、「デジタルバンクは、既存の銀行の仕組みとはまったく違った思想で動いているのが特徴」と違いを説明。

とはいえ、「(デジタルバンクも)銀行なので、みなさんが銀行に対して期待する“安心安全にお金を預けられる”という部分はしっかりと持ちつつ、これまでの銀行にはなかった新しいサービスや操作感、世界観をお客さまに向けて提案していきたい」と力を込めます。

また、みんなの銀行では“フリクションレス(煩わしさをなくそう)”をキーワードに掲げており、「リアルのお財布とATMや窓口といった銀行の機能を1つにして、スマートフォンのなかに閉じ込めた“デジタルウォレット”のような世界を目指している。リアルのお財布を持ち歩かなくても、スマートフォン1つあれば生活できるようなサービスを提供していきたい」と声を大にします。

その言葉通り、みんなの銀行では通帳やキャッシュカードは存在しません。セブン銀行のATMとスマホアプリを使って、24時間365日いつでも入出金することができます。

2021年5月にローンチ以降、現在(※番組収録時点)アプリのダウンロード数は80万超。口座数も、30万以上開設されていると永吉さん。ユーザーの獲得については「ほぼほぼ計画通り」と実感を述べつつ、「まだまだ我々のことを知っていただくフェーズ(段階)なので、SNSなどを駆使して、みなさんにもっと知っていただけるように動いている」と語ります。

なかでも口座開設の主因となっているのは、現在展開している「お友だち紹介プログラム」。これは、紹介されたお友だちが紹介コードを使って口座開設するだけで、紹介した人と紹介された人それぞれの貯蓄預金に1,500円が入金されるというもの。そんな独自キャンペーンに、笹川は「女子は、紹介制が大好きですよ(笑)」と関心を寄せました。

◆フリクションレス、かつ斬新なサービスを展開

スマートフォン1つで完結するデジタルバンクということもあり、みんなの銀行では「デジタルと相性のいい人をメインターゲットとして据えている」と永吉さん。1980年〜2010年代初頭に生まれた、いわゆるスマートフォンを肌身離さず持っているデジタルネイティブ世代に対して、「お金に関するフリクション(煩わしさ)をいかになくすことができるか、をコンセプトに作っているので、その人たちが使いやすいサービスを目指している」と言います。

また、みんなの銀行では、貯蓄預金のなかに「ボックス」と呼ばれる仮想の箱を作ることができ、「例えば“食費”“教育費”などの箱をつくることで、それぞれの箱で(お金の)出し入れができるので、家計の管理のような使い方ができる。あとは、“車が買いたい”“旅行に行きたい”のような将来の夢ごとに箱を分けてお金を貯める、みたいな使い方もできる」と説明。

さらに、従来の銀行と違って月に何度でも積み立てが可能となっており、「毎日100円ずつ、毎週金曜日に1,000円、毎月給料日に1万円貯めるといった具合に、設定が自由にできる」と補足すると、笹川は「すごく革新的。“若い方の味方”というポジショニングがあるけど、主婦の味方でもある機能だなと思いました」と感想を口にします。

最後に、永吉さんが思い描く“少し先の未来の銀行の風景”を尋ねると、「一番大きな変化としては、店舗の役割が変わってくると思う。(お金の出し入れなどを)スマートフォンやパソコンでできるようになれば、店舗に行くのは“お金に関する相談をするため”などのような役割になってくるのではないか」と推察しつつ、「しかし、みんなの銀行は店舗がないので、そこをスマートフォンのなかでどれだけ相談しやすいサービスを提供できるか」と課題を挙げます。

さらに、「金融業界ではBaaS(Banking as a Serviceの略称・非金融事業者が金融サービスをユーザーに提供できる仕組み)やエンベデッド・ファイナンス(組込型金融)といった言葉がブームになりつつあるが、これは何を意味しているかというと、銀行に預金する、送金する、お金を借りるといった機能を、例えば、スーパーのアプリのなかに埋め込んでしまう。

それによって、スーパーで買い物をするときに、クレジットカードで払うのではなくて、(スマホアプリで)預金口座のなかにある食費のボックスからダイレクトに支払えたり、大きな買い物をする際、銀行にローンの申し込みに行くのではなく、その店先で申し込み・審査ができて、いくらまで借りられるかが分かり、その場で購入できる、みたいな世界がくるんじゃないか」と予見していました。

次回4月2日(土)の放送は、日本マイクロソフト 業務執行役員でエバンジェリストの西脇資哲(にしわき・もとあき)さんをゲストに迎え、お届けします。マイクロソフトの今後の展開や未来へ向けたプロダクトについてなど、貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2022年4月3日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00〜20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/

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