「BEAMS」が“世界遺産”とコラボする理由とは?

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。4月23日(土)の放送は、前回に引き続き、株式会社ビームス(BEAMS)代表取締役社長の設楽洋(したら・よう)さんをゲストに迎え、お届けしました。


(左から)設楽洋さん、笹川友里


◆“世界一みんなを笑顔にする会社”を目指して

カジュアルなものからフォーマルなものまで数多くのレーベルやブランドラインを展開し、さまざまなコラボレーションを仕掛けているBEAMS。多岐にわたるハンドリングが求められるなか、「基本は、(あえて)統率しないようにしている」と言います。というのも、果たすべき役割として“happy life solution company”というミッションを掲げており、「BEAMSの存在意義は、明るくて楽しい社会現象を起こすこと。常に“happy life solution company”に反するようなものはしない」ということを念頭に置いているそう。

「わりとラフなルールのなかで『やりたいことはやりなさい』という形にしている。もちろん会社ですから、ある程度の利益、売上は上げないといけない。ただ、自分自身は、 “右に行ったほうが儲かるが、左に行ったほうが楽しいことがある”という場合は、左に行くタイプなので、世界一大きな会社、世界一儲かる会社になるというよりも“世界一みんなを笑顔にする会社”になりたい」と力を込めます。

そうした思いを体現するかのように、BEAMSでは“HAPPY OUTSIDE BEAMS”を掲げ、音楽フェス、キャンプ、サーフィン、釣りなど、外遊びを全力で楽しむハッピーなヒト、モノ、コトを発信・提案するメディアもあります。「BEAMSは、“仲間になりたい!”と思われるコミュニティブランドになりたい」と語ります。

◆ポリシーは「オープンマインドで接すること」

BEAMSでは“次の世代に引き継いでいってほしい”という思いから新たな人材の確保にも力を入れており、コロナ禍においても「多いときで80名ぐらい、少ないときでも30名ぐらいの正社員を春と秋で採用している」と言います。また、近年入社してくる新人はデジタルネイティブ世代とあって「昔とは違った感性を持っていて、エネルギーをすごく感じる」と実感を語ります。

また、新入社員と“センスがいい人”についてよくディスカッションすることがあるそうで、彼らからは「清潔感」「自己主張」「TPOをわきまえている」など、さまざまな回答があると言います。設楽さんは、そのどれもが「合っている」としたうえで、自身の思う“センスがいい人”とは「相手の気持ちがわかること」と明言。さらには「ファッションってなぜ楽しいかというと、“人とのつながり”が大事なポイントだと思う」とも。

デジタルの進化やSNSの普及に伴い、「インフルエンサーたちが自分でブランドをやったり、モノを作ったりする時代。おそらく今後、そういった人たちがセレクトショップにとっての競合になってくる。なので自分たちは、社内にたくさんのインフルエンサーを抱えているような集団にならなきゃいけないし、最終的には“人”になってくる」と強調。

ちなみに、社長室はエレベーターから出て一番手前に設置しているそうで、「いつもオープンにしている。社内、社外含めてオープンマインドで接している」と設楽さん。さらに、「自分のポリシーは、“決して威張らないけど、へこへこもしない”。上の人に対してもへこへこせずにナチュラルに話すし、若い人たちに対しても威張ることなく接している。そうすることによって生の情報が入ってきて、それが次の時代に活かされる」と話します。

そんな言葉の数々に、笹川は「BEAMSらしさやBEAMSが今の位置にいる理由を伺うと、必ず設楽社長は社員さんなど“人”にフォーカスされている。普通は、いかにオシャレで良い商品を作るかに目がいきがちですけど、本当に“人”という考えでいらっしゃるんですね」と感銘を受けます。

◆BEAMSの新たな取り組み

これまで異業種とのコラボレーションに力を注いでいたBEAMSですが、さらなる新たな試みも。「AmazonやAppleとは協業しましたけど、今後は世界を席巻する未来企業、いわゆるGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)とのコラボを考えている。

さらには、(日本の魅力を発信するために)伊勢神宮や宮島への出店をはじめ、今年3月には長野・善光寺前に加え、世界遺産の京都・西本願寺とタッグを組んだ店舗もオープンさせました。今後、1,000年、2,000年と続く世界遺産などともっとコラボしたい。そういったところと一緒にコラボして次のステップの時代をつくりたいという思いで始めた」と設楽さん。その目は次なる未来を見据えています。

次回4月30日(土)の放送は、ヤマト運輸株式会社 執行役員 DX推進担当の中林紀彦(なかばやし・のりひこ)さんをゲストに迎え、お届けします。ヤマト運輸が取り組んでいる物流改革やDX戦略についてなど、貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2022年5月1日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00〜20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/

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