手旗信号、ロープ結び…子どもが「海の訓練」を通して学び、成長できる「大田区海洋少年団」の活動とは?

TOKYO FMの番組「サステナ*デイズ」(パーソナリティ:高根枝里(〜2022年3月)、玉井夕海(2022年4月〜)。“子どものあした 大人のきょう”をテーマに、子どもたちが安心して暮らせる未来のために、「SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)」の考えを軸にした“新しい毎日”を提案します。

3月31日(木)の放送は、子どもたちに「大好きな海を大切にする気持ち」を「絵」で表現してもらって1冊にまとめた絵本「みんなのうみ」と、東京都・大田区にある公益社団法人日本海洋少年団所属「大田区海洋少年団」の活動を紹介しました。

ダイナミックに描かれた子どもたちの絵を紹介する高根



「サステナ*デイズ」では、2015年9月に国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」の“17の目標”に真摯に取り組む、さまざまな企業の事業活動を応援するとともに、社会変革のアクションをサポートしながら、私たちが等身大でできるさりげないサステナブル生活のヒントを探っていきます。

* 

番組では、2020年から「子どもたちと一緒に安心してくらせる未来を絵本にしよう!」というキャッチコピーのもと、「SDGs絵本プロジェクト『みんなのうみ』」企画を進行してきました。「SDGs」の14番目の目標である「海の豊かさを守ろう」をテーマに、子どもたちが大好きな“海”を大切にする気持ちを絵に描いてもらい、応募で集まった絵から1冊の絵本を作成していく企画です。

このプロジェクトを通して、“SDGsをもっと身近に感じてほしい”という番組の思いに賛同した日本製紙クレシア株式会社の協力のもと、1冊の絵本になりました。

高根:この絵本は、みんなのそれぞれの海が自由に描かれている本です。私が今日見ていたページは、“ギロリ”とこちらの様子を見ているクジラさん。珊瑚礁のきれいな海の絵などもたくさんあります。

【「TOKYO FM『サステナ*デイズ』SDGs絵本プロジェクトsupported by 日本製紙クレシア」特設サイト】
入賞作品のギャラリー:https://www.tfm.co.jp/sustaina/minnanoumi/

――そんな「海」にまつわる絵本を制作した当番組では毎月、「海」の魅力を伝える活動や、海が大好きな子どもたちの声をお届けしています。

今回、取材にご協力いただいたのは東京・大田区にある「大田区海洋少年団」 。

大田区海洋少年団は、羽田空港の飛行機が間近に見える多摩川で、カヌーやカッターボートを使って海に親しみ、伸び伸びと心と体を鍛える活動をおこなっています。

高根:設立は1952年! 長く活動されているんですね。サイトにはカヌーを漕いでいる写真や、手旗信号などの様子も掲載されています。訓練的な要素もたくさんあるのでしょうか?

今回は、大田区海洋少年団に入団して6年になる中学1年生・にれなさん、団長・安藤さんのコメントを紹介します!

■にれなさん(中学1年生)
主に陸上訓練と水上訓練をしています。陸上では、ロープワークと手旗信号の訓練をしています。手旗では、最初は数字を習って今は文字を読んだりしています。今は少しの文字しか使えないので、もっと画数の多い文字を覚えられるようにしたいです。

水上訓練では、多摩川の川と海の境目あたりでカヌーとカッターボートをしています。カッターを漕ぐときは、何人かで協力して漕ぐので、一致団結できて楽しかったです。

大田区海洋少年団では、みんなが知らないことをできるのが良いのと、(海上活動などで必要なロープの結び方なども学べるので)、大きな船の船員さんが船を停めるときにロープを結ぶところを見て、その結び方が(何結びか)わかるのが嬉しかったです。海洋少年団は全国にあり、体験もできるので、興味をもっていただけると嬉しいです。

高根:船のロープの結び方に注目できるようになるなんて、おもしろい視点ですね! あと、私はカッターを知らなかったんですけど、大きな船なんですね! 救命ボートや何かのときの実践にもなるのかなと思いました。

ちなみに、にれなさんのお母さんのコメントによると、「身近な所で自然体験できるのがいい」「ロープの結び方は10通りぐらい覚えて、ロープワークの全国大会にも出場しました」とのことでした。

――続いて、大田区海洋少年団・団長の安藤さんにも活動内容を伺いました。

■大田区海洋少年団・団長の安藤さん
海洋少年団というのは、もともと日本が海洋国家であることから、昭和26年に日本海洋少年団連盟ができました。その後、各地にさまざまな団ができて、うちの団は地元の有志の人によって昭和27年に結成しました。小学生〜高校生までを対象に活動しています。

もともとは海を通じての活動ということで、救助艇としても使われるカッターボートを漕いだり、あとは手旗信号やロープワークなどを勉強したり、地域の奉仕活動をしたり、さまざまな活動をおこなっています。

みんなで一緒にボートを漕ぎ、リーダーの話をきちんと聞き、ケガや事故を防ぐために統制のとれた訓練をおこなっています。また、海洋少年団は小学校1年生〜6年生、中学生も一緒に訓練をおこなうので、上の子が下の子の面倒を見たり、世話をしながら訓練しています。

高根:上の子が下の子を面倒見る仕組みがあるのもいいですね。
今年で活動 70年 の大田区海洋少年団には、海洋少年団にはめずらしく、音楽隊もあるそうです。小学生から高校生まで、地域を問わず誰でも入団できて、多摩川の河口で自然と親しみながらチームワークを学べます。地域の奉仕活動や親子体験会などの活動に興味がある方は、ぜひ「大田区海洋少年団」のサイトをチェックしてください!

??この日の放送は音声アーカイブ「AuDee(オーディー)」でも配信中です。

<番組概要>
番組名:サステナ*デイズ
放送日時:毎週木曜 11:30〜13:00
パーソナリティ:高根枝里(〜2022年3月)、玉井夕海(2022年4月〜)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/sustaina/

関連記事(外部サイト)