「放任主義の家庭」に生まれて 桐島かれん×内田也哉子 ラジオ対談「同じような経験をしてきているので、強くはなるかな」

ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らうTOKYO FMの番組「三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜」。

今回のゲストは、桐島かれんさん(モデル)×内田也哉子さん(文筆家)。ここでは、同じような家庭環境で育ったお二人が幼少期について語り合いました。

内田也哉子さん、桐島かれんさん



桐島さんのお母さまは、作家の桐島洋子さん。アメリカ人の男性と恋をして未婚の母となった洋子さんは、仕事が忙しく、留守も多かったそうです。

一方、女優の樹木希林さんと、ミュージシャンの内田裕也さんの一人娘として生まれた内田さん。いわゆる家族団欒を知らずに育ったというお二人は、いったいどんな幼少期を過ごしていたのでしょうか?

◆自分の生活、生きていることに感謝はしている(桐島)

桐島:うちは放任主義だった。

内田:それは、うちの家庭環境とも似ている。常に「愛のカタチとは?」を突き詰めているわけでもないけど、家族を大切にしながら、家のなかのことを充実させていきたいと願い続けてるかんじかな。何か自分の幼少期では足りなかったものを追い求めるところもあるのかもしれない。

桐島:也哉ちゃんは一人っ子だし、多分、鍵っ子でしょ?

内田:そう。ご飯も一人で作って食べていた。

桐島:うちも母はほとんど家にいなかったし、入学式や卒業式とか学校にも来てくれたことが一度もないし。

内田:うちもなかったなぁ。

桐島:同じような経験をしてきているので、強くはなるかな。也哉ちゃんは自分のスタイルが確立しているじゃない? 例えば、ファッションも生き方もそうだし、ライフスタイルもだし。「○○さんみたいにしなきゃ」とかない。

内田:それが抜け落ちてしまった(笑)。

桐島:希林さんもそういう人ではないから、「女の子だからこうしなさい」とか、「女の人だったらこういう格好をしなさい」とか言われたこともないでしょ。私もそんなことを言われたことはなかったし、多分、旦那さんもそういうのを求めるタイプではないし。

内田:そういう部分では共通項があるけど、かれんさんの表現方法には本当に憧れてしまう。かれんさんのような逞しくもしなやかな生き方ができたらと思う。人として内も外も美しいのは、もちろんだけど、かれんさんのなかから泉のように湧き出る潤いのようなものを、みんなに提供してくれるじゃない?

想像力を駆り立てる佇まいや言葉や手仕事だったり。私たちはそういうことに潤されるけど、どうやってそんなにモチベーションの泉を絶やさないでいられるんだろう。やっぱり、生まれてきたことや人や動物や自然との営みを愛しているんだと思う。

桐島:自分の生活、生きていることに感謝はしている。

内田:ちなみに結婚前は、それなりに人生の壁にぶつかったり、落ち込んだりしました?

桐島:40代までは「これで良かったのかな?」と決断に悩んだりしたけど、もうすぐ60歳になるし、ある程度の失敗を繰り返してきたから、どうすべきかは察知できる。無駄もなくなってきたし、どんどん楽になっていく。手放していくし、無駄なものを排除していくし、そうしていくべきだし、楽にしていかなくちゃと、思ってしまうよね。

??番組Webサイトでは、この記事の放送内容をPodcastで配信中です。

*桐島かれんさんの著書「大人のおしゃれ手帖特別編集 桐島かれんの緑のある暮らし Life with Plants」は、宝島社より発売中です。

*内田也哉子さんと脳科学者の中野信子さんが家族をテーマに語り合った「なんで家族を続けるの?」(文春新書)が、文藝春秋より発売中です。

*「2020年本屋大賞」を受賞した凪良ゆう(なぎら・ゆう)さんのベストセラー小説を、広瀬すずさん・松坂桃李さんのW主演で映画化した「流浪の月」。内田也哉子さんも出演する同作は、現在全国ロードショー中です。

次回8月5日(金)放送のゲストは、水野良樹さん(いきものがかり)×狩野英孝さん(お笑い芸人)です。お楽しみに!

<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜
放送日時:毎週金曜 17:00〜17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/curators/

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