『ONE PIECE FILM RED』谷口悟朗監督「出せてよかった」大事なキャラクターとは

アニメーション監督の谷口悟朗さんが、8月10日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。監督を務めた公開中の映画『ONE PIECE FILM RED』について、今回のストーリーで制作することになった経緯など、パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭の質問に答えました。



◆『ONE PIECE FILM RED』ってどういう映画?

『ONE PIECE』の作品世界のなかで、ここ1、2年で急激に人気を伸ばしてきた歌姫のウタ。この女の子がはじめて客の前でライブをするときに、ルフィたちも立ち会っていました。実は“ウタ”は、ルフィが世話になった“シャンクス”の娘であることがわかり……。そこから、どういう事件が起きるのか、ルフィたちはどのように巻き込まれてしまうのか……!

◆『ONE PIECE』が大好き!こもり校長の感想

こもり校長:映画めちゃくちゃよかったです! 僕はもともと『ONE PIECE』が大好きなので内容はもちろんのことだったんですけど、映画の作られ方が……今回は歌姫の“ウタ”が登場するということで、歌うシーンがいっぱい出てくるんです。僕は(GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーとして)ダンスをやっているんですけど、映画の中のウタのパフォーマンスが、アニメでここまでやられるんだ! と思ってすごくワクワクしました。生身の人間でも勝てないんじゃないかと思うような表現方法があったり、アニメならではの幻想的な瞬間があったりして、作品の内容だけじゃなくてその世界観が、総合エンターテインメントってこういうことを言うんだろうな、と思うくらい心打たれました。

谷口:そんなにきっちり言われたら、嬉しいったらありゃしないですね(笑)。

ぺえ教頭:愛が止まらないね(笑)。



◆ウタ&シャンクス登場の経緯

こもり校長:『ONE PIECE』を1巻だけ読んだ人でも、ワクワクしちゃうような作品ですね。

谷口:そうなんですよ。(今回の作品は)いままでに『ONE PIECE』のタイトルを聞いたことはある、でも読んだことがないとか、昔は見ていたけど離れちゃった、みたいな人でも、楽しめるように作ろうと。そうしたときに、みんながわかるものって何だ? というと、“シャンクス”かなと。シャンクスなら聞いたことがあるんじゃないか!? というのがあって、“ウタ”はシャンクスの娘という設定になったんです。

こもり校長:監督がオファーを受けた段階で、そこまでの物語はあったんですか?

谷口:最初にオファーをもらったときには、いままでの『ONE PIECE』の映画の流れで作ってほしいということなのかなと思って、アクション映画として組んでいこうとしたんです。ところが打ち合わせをしていると、原作の尾田(栄一郎)さんから「伝説のじじい(との戦い)を描くのは、もう飽きちゃったんです」という話があったんです。いやそれ、最初に言ってもらわないと……! って(笑)。

こもり校長:(笑)。

谷口:じじいの代わりに何かを出さないといけない、となったときに、最初のアイデアのなかに歌をうたう女の子の設定があったんです。そこをもっと膨らますのと、尾田さんがポロっと言っていたシャンクスの年表のこの辺と重ねて……というのを相談して、今回の映画になったんです。

こもり校長:『RED』というタイトルで、シャンクスを物語の主軸に置いて出すとなると、世の中はざわつくわけじゃないですか。そこに対するプレッシャーはなかったんですか?

谷口:まったくなかったです。最初に脚本の黒岩(勉)さんやプロデューサーチームと話していたのは、“ウタという女の子は出しましょう。それで、ルフィたちとのお話を組んでいこう”ということでした。シャンクスは大事なキャラだし、原作者も大事にしているのがわかるから、勝手に脚本に書いて出しちゃいました、とはいかないんですよね。

こもり校長:たしかに。

谷口:それで、出さないで作っていこうとしたんですけど、どうも話がうまく流れないんですよ、つっかえちゃって。それで全体の会議のときに、尾田さんに「シャンクスが出せるといいんですけどね」という話をしたら「出していいですよ」と(笑)。

ぺえ教頭:意外と……(笑)。

谷口:サラっとカラっと、本当に軽く(笑)。

こもり校長:やっぱり、尾田先生って豪快な方なんですね。

谷口:「出しちゃっていいんだ……!」と。それで黒岩さんとお話しして、「それでいきましょう」となりました。プレッシャーというよりは、「出せてよかった……!」ということのほうが大きいですね。



今回の放送では、24年前に谷口さんが監督を務めた『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』制作時のエピソードや、ウタの歌唱部分を担当したAdoさんからのメッセージ。アニメーション監督や映画監督を目指している10代のリスナーに向けてのアドバイスなどが届けられました。

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聴取期限 2022年8月18日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長、ぺえ教頭
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/

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