鈴木杏 “人生の転機”は「絵を描き始めたこと」…初個展開催までの道のり、人との“つながり”を語る


鈴木杏さん、住吉美紀



住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。

8月22日(月)のゲストは、女優の鈴木杏さん。今回の放送では、東京・代官山で開催中の初の個展「この世界、すべてがキャンバス 鈴木杏のアトリエ展」について語ってくれました。


鈴木杏さん



1987 年生まれ、東京都出身の鈴木さん。1996年にドラマ「金田一少年の事件簿」で女優デビュー。映画「花とアリス」「ヘルタースケルター」、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」など数々の映画、ドラマに出演。CM、舞台などでもマルチに活躍しています。2021年2月には、「第28回読売演劇大賞」の大賞・最優秀女優賞を受賞しました。


鈴木杏さん



◆絵を描き始めたきっかけは?

住吉:杏さんの人生の転機は何でしたか?

鈴木:“一つひとつが転機”と思いながら日々過ごしているのですが、最近は絵を描き始めたのが大きな転機だったのかなと思います。

住吉:絵はいつから描き始めたんでしたっけ?

鈴木:日常的に描き始めるようになったのは、2016年の元旦からです。ずっと(自由度の高いレイアウトが特徴的な)「ほぼ日手帳」を使っているのですが、空白の部分をどうやって使おうか考えていたんですね。そのときに「絵を描いてみよう!」と思ったのがきっかけでした。その年は、1日1ページ絵を描いていました。365日分です。

住吉:それはすごい量!

鈴木:その絵を見た舞台のスタッフさんから「スタッフTシャツを描いてみたら?」と声をかけていただいたり、それを見ていた演劇のプロデューサーさんが「クラウドファンディングで絵と言葉の本を作ってみたら?」と提案してくださったりしました。それがどんどん広がっていきながら今に至ります。

住吉:小さい頃に絵は描いていたのですか?

鈴木:私自身の記憶ではあまりないのですが、小さい頃から見てくれているマネージャーさんは「現場で描いていた」とおっしゃっていました。しかも、今描いているような絵を描いていたそうです。ちょっと変な絵を描くんです、私(笑)。

住吉:すごく描き込んでいたり、いろんな色を使っていますよね。

鈴木:学校の授業できれいに描くことや、デッサンが得意じゃなかったので、美術が得意だっていう認識は、自分のなかにはなくて。そういう気持ちがあったので、絵を描くことにあまり気持ちが向いていなかったんです。でも、中高生の頃はプリントの裏とかによく描いたりしていましたね。

住吉:なるほど。コロナ禍でTシャツに絵をプリントしたものを、いろんな形で販売していましたよね?

鈴木:そうですね。(Tシャツは)最初は遊びで作っていました。コロナ禍で緊急事態宣言が出たとき、「何てことのないことを話せる場ができたらいいな」と思って毎日、家でインスタライブをやっていたんです。

そのときに、自分が作ったTシャツを着ていたら、(視聴者から)「ほしい」という声をいただいたので販売しました。今は個展会場の「goen°(ゴエン)」さんとコラボしてTシャツを作れることになったので、個展会場とWebサイトで販売しています。昨年から(世界に誇る山形の紡績・ニットメーカー)「佐藤繊維」さんとコラボをさせていただいて、ニットを作らせていただいたりもしています。

住吉:絵が発端となって、いろんなコラボのお話が来たんですね。女優とは全然違う人間関係、ご縁が広がっていますよね。絵を描いているときは、どういう気持ちなんですか? “無”になっている?

鈴木:どちらかと言うと無ですね。あまり「これを描こう」と思って描いていることがないんですよ。線を引いて、とりあえず動くところから始めちゃうんで。

住吉:動物の絵とかでも?

鈴木:描くことを決めているものは、どういう形なのか、写真を見て描いたりもします。ドローイングのときなどは何も決めずに、とりあえず線を引いて、自分のなかで「何に見えてくるか」の連想ゲームをしている状態で描いたりもします。細かく描きこむときは、単純作業の繰り返しになるんですけど、私はその繰り返しがすごく好きなんですよ。

住吉:“瞑想”的なものを感じる?

鈴木:そうですね。そういうときは、考えを整理したりもします。


鈴木杏さん



◆初個展を開催中!


初の絵画展「この世界、すべてがキャンバス 鈴木杏のアトリエ展」は東京・代官山の「goen°(ゴエン)」で8月28日(日)まで開催中



住吉:杏さんの初個展「この世界、すべてがキャンバス 鈴木杏のアトリエ展」が開催されている「goen°」は、松任谷由実さんのアルバム『宇宙図書館』、Mr.Childrenのアルバム『HOME』などのアートワークで知られるアートディレクター・森本千絵さんのデザイン会社です。そこにギャラリー空間があるんですね?

鈴木:事務所が上にあって、ビルの1階がギャラリー兼ショップになっていて、今年から始められたんです。森本さんから「杏ちゃん、良かったら個展をやってみない?」と声をかけていただきました。

絵を私が描きまして、絵の配置、空間ディレクションなどは、贅沢なことに森本さんがディレクションしてくださっていて、コラボしている状態です。私のアトリエも作ってくださったので、会場でずっと絵を描いています。

住吉:それで「アトリエ展」なんですね!

鈴木:来た人も、みんなそこで絵を描ける空間になっています。子どもも大人も画用紙とクレヨンは使い放題です。

住吉:長居する子どもが続出しそうですね(笑)!

鈴木:居心地もいいみたいです。子どもがなかなか帰らなくて、親御さんがだんだんとげっそりしていく姿を何度か見ています(笑)。

住吉:絵を見ていると、才能に関係なく自分も描きたくなる気持ちはありますよね。そういう思いが解放できるのかなと思います。けっこうな点数を展示されていると伺いました。

鈴木:そうですね。家にあった6年分のドローイングを、ほぼ全部出しています。

住吉:すごい!

鈴木:それにプラスして、初めてキャンバスを使って絵を描いています。家だと、キャンバスに描いても置き場所に困っちゃうので、あまり手を出していなかったんです。今回は新作のキャンバスを何点も並べていますし、売れた絵と日々交換しています。

住吉:なるほど。空間が空いたら(新たに)描いた絵を飾るんですね。面白い!

*  

鈴木杏さんの初個展「この世界、すべてがキャンバス 鈴木杏のアトリエ展」は、東京・代官山の「goen°」にて8月28日(日)まで開催中です。詳しい情報は「goen°」公式サイトをご確認ください。


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聴取期限 2022年8月30日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:https://www.tfm.co.jp/bo/aky/

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