画家・KAORUKO、個展で“松本伊代”を描いた理由とは?「みんなが憧れるポジティブな女性のイメージがある」

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。8月21日(日)の放送では、画家のKAORUKOさんが登場しました。


(左から)KAORUKOさん、高須光聖



◆芸術の道に進んだきっかけは?

高須:もともとは画家・KAORUKOじゃなくて、アイドル・新井薫子で活動していたじゃないですか? なんでアイドルから芸術の道に進むことになったの?

KAORUKO:もともとアイドルになりたかったのは、勉強するのが嫌でオーディションを受けまくったんですよ。それでうまく地方の代表みたいなのに選ばれて、そこから真剣に歌やダンスの練習をして、準優勝したことがあったんですね。

そこからはプロの世界で必死に活動していたんですけど、途中で病気になってしまってアイドルを辞めたんですよ。そのときから絵を描き始めました。それで、(医師に)「2年間は絶対に療養しろ」って言われたんですよね。

高須:2年も!?

KAORUKO:はい。だけど、そのときに(ビート)たけしさんがバラエティ番組に呼んでくださったんです。(医師にも相談して)「2週間に1回、東京に通うぐらいならいいよ」と許可をもらって出演していました。

そのときに、五味太郎さんの絵を好きになって(自分の)絵を見てもらうことになり、私の絵の良し悪しを教えてもらいました。それと同時に「一番楽なことをしろ」って言われたんです。

高須:自分が?

KAORUKO:はい。まずは楽な画材だったり、一番好きなテーブルだったりを見つけなさいと言われました。

高須:なるほど、いいことを言うね。

KAORUKO:そこから絵を本格的に描きだしました。

◆個展で松本伊代の絵を描いた理由

KAORUKO:アイドル時代は、プロデューサーがイメージする“かわいらしい女の子を演じる”っていう部分もきっとあったと思うんです。

高須:まぁね。

KAORUKO:だから、私が小さい頃の写真って、全部笑っていないんです。

高須:へぇ!

KAORUKO:そういう演出を(セルフプロデュースで)していたんですよね。それで今、私は女性の絵をずっと描いているんですけど、それはやっぱりアイドルの経験があるからなんですね。

女性というか少女を客観視しているところが常にあって、そういう癖がずっと続いているんだと思います。(松本)伊代ちゃん以外はみんな、(私と同じように)アイドルを演じていた部分があったんじゃないかなと思います。

高須:伊代ちゃん以外は(笑)。ニュースか何かで“伊代ちゃんが(KAORUKOさんの)絵を見に来た”って見たよ。

KAORUKO:東京・西武渋谷店のギャラリーで個展「Femina(フェミーナ)」を開かせていただいたんですけど、そのときに(伊代ちゃんをモデルにした)絵を描かせていただきました。

高須:なんで伊代ちゃんだったの?

KAORUKO:やっぱり同級生だったのと、私はポジティブなフェミニズムというか、ジェンダー的なものをテーマにして現代アートを描いているんですけど、それに伊代ちゃんがピッタリだなと思ったんです。

高須:へえ!

KAORUKO:10代の頃からずっと仕事を続けていて、女性としても子どもがいて、素敵な家庭も築いているという点で、みんなが憧れるポジティブな女性のイメージがあるなと思って。

高須:それに当てはまるのが伊代ちゃんだったんだ。

KAORUKO:そうですね。でも本当は、早見優ちゃんや渡辺めぐみちゃんも描きたかったんですけど……時間がなかった(笑)。

高須:(笑)。

◆大変だったアイドル時代

高須:アイドル当時の芸能界ってどうでした? 楽しかったですか?

KAORUKO:楽しいこともありましたけど、私は名古屋から1人で出てきて、高校生の頃から“社会で生きる”っていう大変さを味わってきているので、厳しい面のほうが多かったですね。

高須:そっか。

KAORUKO:レッスンと仕事をしながら、学校に通っていましたから。

高須:すごいことだよね。寝泊りはどうしていたの?

KAORUKO:最初は(所属事務所の)専務さんの家に居候させていただきました。

高須:すげえ。どれぐらいまで?

KAORUKO:高校生の1年間ぐらいかな? そのあとはレコード会社の方が住んでいるマンションの一部屋をお借りしました。

高須:高校生だし、1人だと危ないもんね。

*   *   *

高須:もし体調が悪くならなかったら、ずっと芸能界にいたわけでしょ?

KAORUKO:どうですかね。でも私が思うのは、これまでの人生は必然だったのかなって思います。病気をした当時は事務所の方にお世話になっていたし、家族みたいに扱ってくれて今でも感謝をしていますけど、それが絵を描くきっかけにもなったので。

次回8月28日(日)の放送は、引き続きKAORUKOさんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2022年8月29日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

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