福山雅治 俳優・北村一輝と語り尽くす映画ガリレオ『沈黙のパレード』の魅力

シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。9月10日(土)の放送は、映画ガリレオ『沈黙のパレード』公開直前スペシャル! ということで、同シリーズには欠かせないキャラクターであり、福山さん演じる天才物理学者・湯川学の大学時代の同期にして、警視庁捜査一課の刑事・草薙俊平を演じた俳優の北村一輝さんがゲストで登場しました。

福山雅治


リスナーの皆さんから寄せられた、北村さんへの質問も交えてのトークは、様々な話題で盛り上がりました。

茨城県にお住まいのコーヒーみるくさん(42歳・会社員)からは、「北村さんが(今回の作品の)台本をもらって読んだときの感想が知りたいと思いました」というメールをいただきました。

福山:今回の『沈黙のパレード』の台本(準備稿)を初見で読んだときはどんな感想でした?

北村:原作を読み込んでいたので、まず読む前に思ったのは、「これをどうやって映画にするんだろう?」っていうことでした。で、台本を読んで見事だなと。素晴らしいなと思いました。僕は台本を読むときっていうのは、客観視してるんですよ。

福山:演じる役である草薙として、というよりも、まずは『沈黙のパレード』全体を物語として楽しみたいと。

北村:そうです。なんなら原作を読んでいるときも、草薙に関しては他の人を当てはめて読んでいますからね。自分の頭の中で。

福山:それは具体的に誰ですか?

北村:具体的にいるんですよ。作品によって違うんですけど。

福山:へー、そうなんだ!

北村:僕ではないその人が動いているのを頭の中で見て、「こういうふうにやったら効果的なのかな」っていうのを俯瞰するんですよね。

福山:それは面白いですね。

北村:自分よりも人の方がよく見えるじゃないですか。

福山:確かに。そうやって台本を読んで、原作の世界を見事に表現しているなと感じたわけですね。

北村:そうですね。で、さらに湯川目線で読むんですよ。映画って僕自身がお客さんの立場になったときに、どこを観るかなっていうことを考えるんですよね。なので結構いろんな角度から読みますね。そうやって自分の役以外の目線を重ねていくうちに、自然と役の人物像が出来上がっているという感じです。

福山:草薙という役が、この作品においてどう機能していくのかっていうのを俯瞰しながら読んでいくわけですね。

北村:はい。

福山:今回は確かに僕も並木家の人々に寄せて読んでいきましたね、まずは。

北村:そっちへ行きますよね、どうしても。どこから読んでもツラかったですね、今回は。

そして、話題は映画の主題歌となっているKOH+の「ヒトツボシ」へ。

北村:「ヒトツボシ」もいろんな角度から聴いているんですよ。映画を観終わった後に、それぞれの登場人物の気持ちを理解しようとするじゃないですか。そのときにもう一度この「ヒトツボシ」を聴いていただきたいんです。絶対に号泣しますよ。僕は1番の最後の歌詞で絶対にやられちゃいます。2番の歌詞もそうですね。〈夢は脆く壊れて 現実のカケラたちを 何度かき集めても 元通りの夢にならなくて〉ってその通りですよ。「なんて切ないことを歌にするんだ、アーティスト・福山雅治は!」 って思います。

福山:めちゃくちゃ入ってくれていて光栄です(笑)。楽曲を送り出した側からしたら、こんなにうれしいことはないですね。「ヒトツボシ」もそうですけど、「最愛」にも入り込みすぎて、情緒不安定気味だと聞いてます(笑)。

北村:朝イチから泣いちゃってます。何度も聴くたびに、なんていい曲なんだと。この間、生で聴かせていただく機会があったんですよ。

福山:まだあまり詳しくは言えないのですが、ある特別番組の収録で、ですよね。

北村:あんなに人の歌で感動したことはなかったですね。勝手なファン心理で言わせていただくと、「これは俺のために歌ってくれている」って思ったんですよ。

と、ここで「最愛」がかかります。すると――。

北村:これこれこれこれ。泣きそうになるからやめて(笑)。今や「最愛」は福山さんの歌じゃなくて僕の歌だと思ってますからね。

福山:それは、音楽の最終的な届き方として最も幸せな形ですね。やっぱり音楽って最初はつくった自分だけのものなんですよ。それがリリースされて、一回みんなの歌になるんですよね。そして最後は、その人だけの歌になっていくんです。それが歌の旅路として一番幸せな終着駅なんです。そうなってくれているのがすごくうれしくて。

自分にもそういう歌ってあるんですよ。SIONさんの「SORRY BABY」は、なんであそこまで僕の気持ちがわかるんだろうって、当時17歳とか18歳だった僕は思ったわけですよ。これは俺の歌だって。

最後は、この映画はどんな作品なのか、という話題で締めました。

福山:この映画『沈黙のパレード』、皆さまにどんなふうにご覧になっていただきましょうか?

北村:この作品に触れることで、誰にでも身近に感じられる感情があるんじゃないかなと思うんですよ。大事な人に対しての。なのでじっくり観ていただきたいですね。

福山:この間、完成披露試写会がおこなわれて、そこで初めて皆さんに観ていただくことができました。Twitterなどで投稿された皆さんの感想を読んでいるうちに、こういう映画だったんだな、こういうふうに観てもらえたらいいなっていうのがひとつありまして。

悲しくも苦しくもある映画だけど、この映画が伝えたいものは“あたたかいもの”、なんですよね。悲しいシーンの連続なんですけど、最後に残るものは何か? それは、人が人を想うあたたかな心なんですよね。

北村:愛の裏側というか。悲しさや苦しさって、愛を知るからそういう気持ちになるわけじゃないですか。この映画って愛があるからこそ、その裏側を全部見せて、すべての人の行動に愛があることを最後に証明してくれる――そんな作品なのかなと思います。

福山:また皆さんのもとに届いて、ご覧になった感想をいただくことで、「この映画ってこういう作品だったんだな」っていうのを僕たち自身が知ることにもなりますから。観てもらって初めて完成ですからね。ぜひご覧になってください。



映画ガリレオ『沈黙のパレード』は、9月16日(金)公開です。そしてその翌日、17日(土)には、完全最新SPドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』が放送されます。こちらもぜひ、お楽しみくださいね。もちろん、KOH+の最新EP「ヒトツボシ 〜ガリレオCollection 2007-2022〜」も! こちらは9月14日(水)にリリース予定です。

それでは、次週9月17日(土)の「福のラジオ」もお楽しみに!

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聴取期限:2022年9月18日(日)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/

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