五十嵐亮太、2022シーズンで“ノーヒットノーラン”が多発している要因を分析「5人なんてありえないですよ…」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。9月17日(土)の放送は、元プロ野球選手・大リーガーで、現在は野球解説者の五十嵐亮太(いがらし・りょうた)さんをゲストに迎え、お届けしました。


五十嵐亮太さん(左)とパーソナリティの丸山茂樹



◆数多くの球団を渡り歩いた現役時代

丸山:まずは簡単に、五十嵐さんのプロフィール紹介を。1979年生まれ、北海道出身の千葉育ち。1997年にドラフト2位指名で、ヤクルトスワローズ(現:東京ヤクルトスワローズ)に入団。その後2003年にクローザーに転向し、最優秀救援投手のタイトルを獲得するなど、守護神として活躍。2004年9月の阪神戦において、当時、日本人最速タイ記録となる158km/hを3球続けて投じ、大きな話題に。2004年といえば、僕はアメリカにいたんですけど“うわっ、すげ~!”って思いながら観ていましたよ。

五十嵐:ありがとうございます。

丸山:2010年シーズンからMLBニューヨーク・メッツに入団し、5勝を挙げる。2012年からはピッツバーグ・パイレーツ、トロント・ブルージェイズ、ニューヨーク・ヤンキースと渡り歩いたんだね。

五十嵐:そうなんですよ。

五十嵐:2013年より福岡ソフトバンクホークスに移籍し、日本球界復帰。2014年に日本一の立役者となる。2019年から古巣・東京ヤクルトスワローズに復帰し、日米通算で史上4人目となる900試合登板を達成と。現役時代、体は壊さなかったの?

五十嵐:ちょいちょい壊してはいたんですけど、意外と丈夫で。いろいろと抱えながらでしたけど、できた感じです。

丸山:でも、これだけいろいろな球団に行っても(第一線で)できたということは、やっぱり体のつくりがいいというか、ケガをしないのも素質だと思うんだよね。

五十嵐:両親には感謝しましたよ。「丈夫な体に産んでくれてありがとう」と伝えました。

丸山:だってついこの間まで現役だったんですから。2020年のシーズンをもって引退と。北海道出身、千葉育ちなんですね。

五十嵐:母が留萌市出身で、出産は留萌でしたね。でも10歳までは札幌で育って、小学1年生のときから野球を始めて。

丸山:お父さんは国体のスキー選手だったの?

五十嵐:そうです。

丸山:ということは、お父さんは背は大きいでしょ?

五十嵐:父は小さいんですよ。母は年齢のわりに165cmあるので高いほうでしたね。

丸山:そういう両親のポテンシャルを引き継いでいるんだね。

五十嵐:僕は野球選手にしてはそんなに大きいほうではなかったです。178cmなのでそれほど大きくはなかったけど、出力は出せたほうなので身長のわりには速い球を投げられていたのかなと思います。

◆ノーノーが「5人なんてありえないですよ」

丸山:野球は(球速)160km/hのボールを打たなきゃいけない時代だけど、昔はヒット量産というか、必ずフォーメーションがあったよね。バントして(ランナーを)送らせてみたいな。

五十嵐:今は減っていますね。個人の能力が高くなってきているのもあるし。

丸山:アメリカだとOPS(On-base plus slugging の略、打者の能力を評価する指標の1つ)とかあるじゃない。それで評価される時代だし。

五十嵐:数字が出始めてくると、技術力に影響してきますよね。スピン量やスピン軸とか、バッターが打ちにくい緩急やスピンなどをすごく見るんですよ。今年は、(佐々木郎希投手・千葉ロッテマリーンズの)完全試合を含めてノーヒットノーランが5人(※番組放送時)ですよ!? (1シーズンに)5人なんてありえないですよ。

丸山:そうだよね。何でなんだろう?

五十嵐:(要因は)いろいろとあると思います。ピッチャーがトラックマン(弾道測定機器)を導入したことによって技術力も向上してくるし、それこそ情報社会でいろいろな情報が手に入れられるので、このピッチャーはどういう投げ方でどういう感じで……ってすぐにわかるじゃないですか。

丸山:うん。

五十嵐:そういったところも影響していると思うし、今言ったトラックマンもそうですよね。そういったものを上手く融合させながらいい形で活用できているから技術的にもアップしているんじゃないかなと思います。

丸山:イチローくんが「(野球が)昔のように面白い時代ではなくなった」みたいな深みのある言葉を残していたけど、僕らも正直言ってゴルフは昔のほうがもっと技術先行型でみんなボールを操っていたけど、今はスピードとどれだけ真っ直ぐ打っていくかという勝負、再現性みたいな。野球界は昔と今ではどうなんですか?

五十嵐:言われてみれば、そうかもしれないです。技術でいろいろな球をコースに丁寧に投げるような……魔球みたいな球が減りましたよね。潮崎哲也さん(西武ライオンズ、現:埼玉西武ライオンズ)のシンカーとか、それこそ高津臣吾さん(現・東京ヤクルトスワローズ1軍監督)のシンカーもそうなんですけど、“なんだこの球は!?”みたいな。

丸山:うん。

五十嵐:たとえスピードは出なくても技術でカバーできるピッチャーが減っているかもしれないです。だから勝っているピッチャーって球が速いし、変化球のコントロールもいいみたいな。要は、自分がイメージしているボールを的確に投げられるかどうかというところにフォーカスされているので。

丸山:なるほど。

五十嵐:もちろん野球のレベル自体は上がっていると思うんです。スピードも上がっているし。ただそういったクセのあるというか、見ていて“こいつ、何やってんだ?”みたいな選手は減っているかもしれない。変わった選手はあまり見なくなったかも。

丸山:ピッチャーだと、野茂英雄さん(近鉄バファローズ、MLB)のような独特な投げ方(トルネード投法)を真似するような人もいなくなったよね。

次回9月24日(土)の放送も、引き続き五十嵐さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!

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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

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