今後は“バーチャル”が中心の時代に!? 「Web3の可能性」についてThirdverse代表取締役CEO・國光宏尚が語る

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。9月24日(土)の放送は、Thirdverse(サードバース)、フィナンシェ代表取締役CEOの國光宏尚(くにみつ・ひろなお)さんをゲストに迎え、お届けしました。


(左から)笹川友里、國宏尚光さん


國光さんは、アメリカ・Santa Monica Collegeを卒業後、2004年5月に株式会社アットムービーに入社。その後、取締役に就任し、映画・テレビドラマのプロデュース及び新規事業の立ち上げを担当。2007年には株式会社gumiを設立し、代表取締役社長に就任。2021年8月より株式会社Thirdverse代表取締役CEO、及び株式会社フィナンシェ代表取締役CEOに就任しています。

◆いよいよVRの戦国時代が到来!?

國光さんが代表取締役CEOを務めるThirdverse は、VRゲームやブロックチェーンゲームを開発していますが、近年VRゲームは「かなり進化している」と言います。Meta(旧:Facebook)社による完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット「Oculus Quest 2」の登場により、VR(バーチャルリアリティ)市場にとって大きな波がきているそうで、2022年の年末頃には「Oculus Quest 2」の販売台数が2,000万台~2,500万台になると見られています。

そして、2023年にはソニーによるVRヘッドセット「PlayStation VR2」、AppleもAR/VRヘッドセットを発表するのでは? との噂もあったり、動画プラットフォーム「TikTok」を運営するByteDanceがVRヘッドセットメーカー・Pico Technologyを買収するなど、各社VR分野への本格参入が慌ただしい状況とあって「日米中がVRヘッドセットを出して、いよいよ(VRの)戦国時代が始まる」と声を大にします。

◆“ゲームをしながらお金を稼ぐ時代”が広がる!?

國光さんいわく、あと10年ほどでメタバース(3次元の仮想空間)上で学校に通ったり、ビジネスをしてお金を稼いだりする時代になると見ているそうで、「特に、メタバースやWeb3(ブロックチェーン技術によって構築される次世代の分散型インターネットの総称)がすごく大きなバズワード(定義や意味があいまいでわかりにくい用語)になっていると思うけど、これらが目指す1つのゴールは『バーチャルファースト』、つまりバーチャルが中心の世界」と分析。

インターネットが誕生してから、これまでは「あくまでリアルが主で、バーチャルは従(の関係性)だった。つまり、インターネットを使ってリアルをより便利で効率的に楽しくする、というのが今までの考えだったけど、いよいよバーチャルが主でリアルが従の世界を目指していこうとしていて、今はその入り口」と説明します。

また、「ゲームは、テクノロジーの進化にあわせて、いろいろな楽しみ方が出てきた」と國光さん。これまでの歴史を紐解くと、ゲームセンターなどでお金を払ってゲームをしていた「Pay to Play(ペイトゥプレイ)」の時代から、スマートフォンの普及によって基本無料でゲームを楽しめる「Free to Play(フリートゥプレイ)」の時代に移行。

そして現在は、既存のスポーツ観戦のように、うまい人のプレイを観戦する「Play for Watch(プレイフォーウォッチ)」が主流になってきました。

さらに國光さんは、今後は「ゲームをしながらお金を稼ぐ『Play to Earn(プレイトゥアーン)』が大きなトレンドになる」と断言。また、その世界では、「若ければ若いほどチャンスに満ちている。(ゲームをして)遊ぶだけじゃなくて、ビジネスにも変えられて職業にできるかもしれない」と、今後の可能性について言及しました。

◆“インターネット”がもたらした「革命の時代」

IT企業の雄である5社、GAFAM(Google、Amazon、Facebook(現:Meta)、Apple、Microsoft)がビッグデータを寡占し、大きな富を独占する世の中となって久しい昨今。

國光さんは、ドナルド・トランプ前米大統領のTwitterアカウント凍結を引き合いに「アメリカの裁判所や法律がアカウント凍結したのではなく、Twitter社が自ら決めたのですが、実はこれはすごい出来事。アメリカ大統領のアカウントでさえも、法律に基づかずに一企業の決定で凍結できるとなると、僕たち一般人のアイデンティティ(自己同一性)なんて瞬殺される」と指摘します。

多くの人にとって、いまや必要不可欠と言っても過言ではないインターネットやSNSをGAFAMが支配している現状からの揺り戻しで、「Web3が“インターネット上において、個人の手に自由・力・権利を取り戻そう”という社会的に大きな反動の流れから広まっているのも面白いところ」と言います。

そして、「インターネットにより、国家や会社などに属さず一人ひとりの“個”が輝ける革命の時代が来たことは間違いない。ただ、それを生かすことも殺すこともできる権利を、ごく一部のプラットフォームが握っていることに問題がある。その流れから、(Web3の)行き着く先は“バーチャルファースト”。いよいよバーチャルが中心の世界を目指すような大きな流れが起こっている」と語りました。

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先月からの特集企画として、Web3に取り組む起業家、アーティスト、街づくりの実践者らに直接インタビューをする「Web3のフロントランナーに聞く」を開催。笹川友里とゲストの他に、経済コンテンツメディア「PIVOT」チーフ・グローバルエディターの竹下隆一郎が加わり、収録では聴き足りなかったこと、より深掘りしたかったことを追加で質問。そのトークの模様をPIVOTのアプリや公式YouTubeで配信しています。



次回10月1日(土)の放送は、株式会社ドリコム代表取締役社長の内藤裕紀(ないとう・ゆうき)さんをゲストに迎えてお届けします。ドリコムの主力ビジネスのこと、ブロックチェーンゲームの魅力や可能性についてなど、貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2022年10月2日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/

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