サカナクション山口 6年間アルバムを出さなかった理由

サカナクション山口 6年間アルバムを出さなかった理由

サカナクション山口 6年間アルバムを出さなかった理由

サカナクションの山口一郎が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。4月24日にニューアルバム『834.194』のリリースを発表し、前作『sakanaction』から約6年の間アルバムの発売がなかった理由を語りました。
(TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! サカナLOCKS!」3月7日(木)放送分)



僕らが6年間アルバムを出さなかったのには理由があって、「グッドバイ」は初めて紅白に出演した次の1月にリリースしたんです。そのときに僕らは表に音楽を発信していくっていうことに対するひとつの疑問だったり、モチベーションだったり、理由みたいなものを探し続けていたんです。その中で「ユリイカ」や「さよならはエモーション」、「蓮の花」っていう、サカナクションの中層や深海を担う曲がどんどん生まれたんですけど。

そのタイミングで、一度アルバムをリリースしようとトライしたんですね。なぜリリースしなかったかというと、ここで劇伴の話が僕らに降りかかってきたんです。映画『バクマン。』の映画の中に流れてくる音楽全部と、主題歌「新宝島」を作ることになったんです。

僕らはその「新宝島」を作って劇伴をやったことで、ストーリーが変わったんです。今まではマジョリティの中のマイノリティっていう立ち位置をどう作り上げていったらいいのかということで、楽曲として自分たちのアプローチを考えていたんです。でも劇伴をやったことで、ロックバンドが劇伴をやるという、ある種、良い違和感みたいなものに対してのマイノリティ……そこに対する考え方みたいなのがひとつ増えたし、そこで出来た「新宝島」っていう楽曲があまりにも垢抜け過ぎていて……なのに自分たちらしさがしっかり込められているっていう曲ができたんですよ。だから、僕らは劇伴を作ったことで、そこでまたアルバムを作ることをせずに、さらにその先に続く、「新宝島」からのサカナクションの流れを作ることにしたんですね。そして今日に至ると。

ひとつだけ……皆さんにお話ししておきたいのは、僕らはこのアルバムからまた始まります。6年間の沈黙を破ってアルバムを出して、次から僕たちはひょっとしたらアルバムを作らないかもしれない。作らないって言っても、今はアルバムっていう形態自体がアルバムって呼べるのかわからない時代になっているし、いろんなミュージシャンがいろんなことにチャレンジして、失敗する人もいるし、成功する人もいると。
僕らはこのアルバムをきっかけに、これからまたアルバムを作ると思うんですけど、従来の……シングルを出して、ツアーをやって、アルバムをリリースして、音楽専門誌で物語を語って……。当たり前のようなスタンスで、今までやってきたやり方でCDを発信するようなことは多分もうないと思う。もっと自分たちらしく、音楽に誠実に、おもしろいことを作っていきたいと思っていますので。それだけは言っておきたいと思います。

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聴取期限 2019年3月15日(金)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:とーやま校長、あしざわ教頭
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55・金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/

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