Twitter、LINE、Facebook…災害時にどう使い分ければいい?

Twitter、LINE、Facebook…災害時にどう使い分ければいい?

Twitter、LINE、Facebook…災害時にどう使い分ければいい?

日本が世界に誇る各界の“知のフロントランナー”を講師に迎え、未来の日本人たちに向けてアカデミックな授業をお届けするTOKYO FMの番組「未来授業」。3月5日(火)の授業講師には、東海大学情報理工学部教授の内田理さんが登場。「災害時のSNSの使い分け」をテーマに語りました。

※写真はイメージです



地震や津波、豪雨、竜巻など、自然災害時の情報発信・収集のツールとして、いまやスマートフォンとSNSは欠かせません。災害時にSNSをどう活用するのか……これは、内田さんが注力している研究テーマの1つです。
SNSと言っても、Twitter、LINE、Facebookなどその種類はさまざま。それぞれの特性によって使い分けることが重要だそうです。

Twitterの最大の特徴は、「リアルタイム性と拡散力」と言います。
災害時に「屋根まで冠水している」「車が横転している」といった被害状況を口頭で伝えるよりも、写真や動画のほうが正確な把握につながるとか。そのため、写真や動画の添付が簡単にでき、リツイートによる拡散力もあるTwitterは、被害状況や被災者が必要としていることなど、情報の伝達に向いているそうです。

LINEは、家族や友人などクローズドな空間でやり取りすることを前提にしているメディアのため、「安否確認などに向いている」とのこと。

Facebookには、災害時の安否確認機能が実装されていて、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震などでも活用されたそう。災害ボランティアの募集などにFacebookを使うケースが増えているそうで、「Twitterよりも、情報量が多いものを載せる場合には適している」と話しました。

単に“使い分け”と言っても、いざ災害が起きたときには、パニック状態で冷静に使い分けるのは難しいもの。「普段から、それぞれのソーシャルメディアの特性や特徴を理解しておき、家族との安否確認にはLINEを使おうとか、予め決めておくことも必要」と呼びかけました。

SNSはとても便利な反面、デマや不適切なリツイートによって、誤情報が拡散されてしまう可能性も否めません。そして、災害時は特に多くの人に早く知らせようという善意から、情報の信ぴょう性を確認することなく拡散してしまうことも。
内田さんは、「災害時のデマは防ぎようがない」と前置きしたうえで、災害時の心がけとして、「情報に踊らされないこと」を強調します。「一旦落ち着いて、複数から情報源を得て、その情報が正しいことを確認してからリツイートするように」と注意喚起していました。

<番組概要>
番組名:未来授業
放送日時:毎週月〜木曜19:52〜20:00
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/

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