黒木瞳「大地真央さんがお辞めになると伺ったときに…」宝塚歌劇団を4年半で退団した経緯を語る

俳優・石丸幹二がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Grand Seiko THE NATURE OF TIME」（毎週土曜12:00～12:25）。各界で活躍するゲストを迎え、毎週1つのキーワードから“自分を支えている本質”を掘り下げて伺っていきます。2023年6月のマンスリーゲストは、女優の黒木瞳さん。この記事では、宝塚歌劇団をわずか4年半で退団した経緯について伺った6月3日（土）放送の模様を紹介します。

（左から）石丸幹二、黒木瞳さん

今月は、女優の黒木瞳さんをゲストにお迎えします。宝塚歌劇団に入団後、2年という早さで月組のトップ娘役に抜擢されます。退団後は俳優として、数多くの作品に出演されるほか、映画監督、舞台演出家も務めるなど、エンターテインメントの世界で幅広く活躍されています。そして、今月16日（金）に公開の映画「魔女の香水」にも出演されます。

◆宝塚歌劇団退団の経緯

黒木：私（宝塚歌劇団の在団期間が）4年半だったんですよ。

石丸：“まだまだこれから”というときに、なぜ4年半でピリオドを打たれたのですか？

黒木：（研究科）一年生のときから（大地）真央さんの相手役をさせていただきましたので、真央さんがお辞めになると伺ったときに“じゃあ、私も辞めよう”と思って。

石丸：そのときに、真央さんから「（宝塚に）残りなさい」とか、そんな言葉はなかったのですか？

黒木：最初におっしゃったのは「辞めてどうするの？」と。

石丸：すごい（笑）。

黒木：（実際に）何も考えていなかったので“辞めてどうしようかな……あ、そう言えば映画をやりたかったな。じゃあ、東京へ行かなきゃな”みたいな感じでした。

石丸：なるほど。最初に目指していたものに。

黒木：（真央さんのお言葉で）思い出したんです。それで、映画からデビューしようと思って。

石丸：そのときはおいくつだったんですか？

黒木：24歳です。

石丸：まだ前途洋々というか。

黒木：でも当時は「24歳は遅い」と言われていました。

石丸：ええ！ でも、舞台で花も開いていますから。

黒木：いえいえ、宝塚は大好きなところなので、私はもう蕾のままで終わろうと思っていました。

石丸：いや、きっと開いていましたよ！

黒木：知らないくせに（笑）。

石丸：（当時の姿を）観ていませんが（笑）。

2人：（笑）。

＜番組概要＞
番組名：Grand Seiko THE NATURE OF TIME
放送日時：毎週土曜 12:00～12:25
パーソナリティ：石丸幹二
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/nature/