骨粗しょう症予防、老化防止にも! 黒木瞳が今でも続ける“タップダンス”の魅力
2023年07月04日 20時40分TOKYO FM+
俳優・石丸幹二がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Grand Seiko THE NATURE OF TIME」(毎週土曜12:00~12:25)。各界で活躍するゲストを迎え、毎週1つのキーワードから“自分を支えている本質”を掘り下げて伺っていきます。2023年6月のマンスリーゲストは、女優の黒木瞳さん。この記事では、現役で続けているタップダンスについて伺った6月24日(土)放送の模様を紹介します。

今月は、女優の黒木瞳さんをゲストにお迎えしてお届けしています。宝塚歌劇団に入団後、2年という早さで月組のトップ娘役に抜擢されます。退団後は俳優として、数多くの作品に出演されるほか、映画監督、舞台演出家も務めるなど、エンターテインメントの世界で幅広く活躍されています。そして、今月の16日(金)から公開されている映画「魔女の香水」にも出演されています。
◆タップダンスにはまったきっかけ
石丸:このサロンでは、3週にわたって人生で大切にしている“もの”や“こと”についてお伺いしてまいりましたが、最終週は“時を重ねながら長く大切にしていること”についてお聞きしていきます。黒木さん、それは何でしょうか?
黒木:「料理とタップダンス」です。
*
石丸:では、タップダンスについてお伺いしたいのですが。
黒木:タップダンスって、私の性格と“合う”んです。石丸さんもやっていらっしゃいますよね?
石丸:専門ではないですけど、かじるくらいでしたね。
黒木:私も宝塚音楽学校時代に授業で学んでいたのですが、(宝塚を)辞めてからずいぶん経って、とあるミュージカルで「タップをやってみたら面白いかも」というアイデアが降りてきたんですね。
そのときには(宝塚音楽学校で習ったことを)すっかり忘れていたので、1からタップを習い始めたんです。そうしたらハマりまして。タップって、ゆっくりやれば誰にでもできるんですよね。それを“タタタタッ”と速くできるように練習していくんですよね。
石丸:そうですね。まずタップダンスというのは、靴の底に金属の板が貼ってあるんですよ。
黒木:そう。爪先の“ボール”と、かかとの“ヒール”で音を出していく。
石丸:どちらかを“踏む”というか(床に)当てて鳴らしていくことの連続なのですが、これが思ったよりも難しいんですよね。
黒木:“難しい”と思ってやらない方も多いと思うんですけど、これをコツコツと続けていくんです。“タ、タ、タ”というゆっくり(なスピード)から“タタタタッ”と少しずつ速くしていって、難しかったらまた元に戻って……と。このコツコツが私の性格に合っていたんです。
石丸:そうなんですね、すぐにできちゃう人なのに。
黒木:いえ、まったくできませんでした。でもね、いつかはできるものなんですよ。
石丸:なるほど。ちゃんと(練習を)積んでいけば、いつかはできると。
黒木:そうなんです。
◆1つのステップができるのに…
石丸:タップダンスって、歳をとっていてもできるものなんですか?
黒木:はい。体の使い方次第ですが、腰とか膝にあまり負担がかからないので。もし筋肉痛があるとすれば内転筋(内もも)くらいかな。でも、タップって結局……“もも上げ”って分かります?
石丸:はい、いわゆる足を引き上げていく(動作)。
黒木:それができなくなると、階段の上り下りもできないじゃないですか。歩くときにも(ももが上がらないと)歩幅が狭くなって転びやすくなりますよね。それがタップをやっていると、ちゃんと歩幅が広くなって転びにくくなるし、階段も上がれるという。
石丸:なるほど。(タップをすることで)筋肉がちゃんと作られるからかな。ももを上げないと(ステップが)踏めませんからね。
黒木:そうですね。あと、ヒールを(床に)“ドン”と落として(音を)鳴らすでしょ? あれって骨粗しょう症の予防にすごく良いんですよ。
石丸:そうか! 「(骨粗しょう症予防に)かかと落としをやれ」とよく言いますけど、あれと同じ効果ですね。だとしたら、タップって老化防止になりますね。
黒木:なりますね(笑)。
石丸:しかも、タップダンス(の動画)をYouTubeに上げていらっしゃるんですよね?
黒木:そうなんです。
石丸:拝見しましたが、本当に(レッスンが)分かりやすいです。
黒木:いえいえ、私はまだ中級の下くらいなんですよ。ものすごく素晴らしい先生方がたくさんいらっしゃるので。でも、やればやるほど少しずつ上手になっていくし、いろんな技術があります。
例えば“ジャックナイフ”というステップがあるんですけど、この音を出すのに10年もかかったんです。
石丸:えぇ!?
黒木:先生が「絶対にできるから!」とおっしゃって練習したんですけど、「痩せるか筋肉をつけないとできない」とずっと言われて、“うーん”って思いながら(笑)。
石丸:もう痩せていらっしゃるのに。
黒木:それでも“いつかできる”と信じて……10年かかりましたね。できたときは先生にLINEをしました。「ジャックナイフの女より」って(笑)。
石丸:怖い(笑)。
黒木:だから、いつかできるの! それがタップダンスの良さです。
石丸:それが長く続けられる理由でもありますよね。上を目指せばいろんな技もありますけど、鳴らそうと思えば誰でも鳴らせますから、若さを保つためにシニアの方にもぜひ挑戦して欲しいと思いますね。
黒木:若い子たちはリズム感がありますから、タップは早くから始めたほうが良いんですけど、どの年代の方でも遅いことはありません。タップはいくつになっても始められますから。
石丸:負担も少ないですしね。じゃあ、僕も始めてみようかな(笑)。
<番組概要>
番組名:Grand Seiko THE NATURE OF TIME
放送日時:毎週土曜 12:00~12:25
パーソナリティ:石丸幹二
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/nature/

(左から)石丸幹二、黒木瞳さん
今月は、女優の黒木瞳さんをゲストにお迎えしてお届けしています。宝塚歌劇団に入団後、2年という早さで月組のトップ娘役に抜擢されます。退団後は俳優として、数多くの作品に出演されるほか、映画監督、舞台演出家も務めるなど、エンターテインメントの世界で幅広く活躍されています。そして、今月の16日(金)から公開されている映画「魔女の香水」にも出演されています。
◆タップダンスにはまったきっかけ
石丸:このサロンでは、3週にわたって人生で大切にしている“もの”や“こと”についてお伺いしてまいりましたが、最終週は“時を重ねながら長く大切にしていること”についてお聞きしていきます。黒木さん、それは何でしょうか?
黒木:「料理とタップダンス」です。
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石丸:では、タップダンスについてお伺いしたいのですが。
黒木:タップダンスって、私の性格と“合う”んです。石丸さんもやっていらっしゃいますよね?
石丸:専門ではないですけど、かじるくらいでしたね。
黒木:私も宝塚音楽学校時代に授業で学んでいたのですが、(宝塚を)辞めてからずいぶん経って、とあるミュージカルで「タップをやってみたら面白いかも」というアイデアが降りてきたんですね。
そのときには(宝塚音楽学校で習ったことを)すっかり忘れていたので、1からタップを習い始めたんです。そうしたらハマりまして。タップって、ゆっくりやれば誰にでもできるんですよね。それを“タタタタッ”と速くできるように練習していくんですよね。
石丸:そうですね。まずタップダンスというのは、靴の底に金属の板が貼ってあるんですよ。
黒木:そう。爪先の“ボール”と、かかとの“ヒール”で音を出していく。
石丸:どちらかを“踏む”というか(床に)当てて鳴らしていくことの連続なのですが、これが思ったよりも難しいんですよね。
黒木:“難しい”と思ってやらない方も多いと思うんですけど、これをコツコツと続けていくんです。“タ、タ、タ”というゆっくり(なスピード)から“タタタタッ”と少しずつ速くしていって、難しかったらまた元に戻って……と。このコツコツが私の性格に合っていたんです。
石丸:そうなんですね、すぐにできちゃう人なのに。
黒木:いえ、まったくできませんでした。でもね、いつかはできるものなんですよ。
石丸:なるほど。ちゃんと(練習を)積んでいけば、いつかはできると。
黒木:そうなんです。
◆1つのステップができるのに…
石丸:タップダンスって、歳をとっていてもできるものなんですか?
黒木:はい。体の使い方次第ですが、腰とか膝にあまり負担がかからないので。もし筋肉痛があるとすれば内転筋(内もも)くらいかな。でも、タップって結局……“もも上げ”って分かります?
石丸:はい、いわゆる足を引き上げていく(動作)。
黒木:それができなくなると、階段の上り下りもできないじゃないですか。歩くときにも(ももが上がらないと)歩幅が狭くなって転びやすくなりますよね。それがタップをやっていると、ちゃんと歩幅が広くなって転びにくくなるし、階段も上がれるという。
石丸:なるほど。(タップをすることで)筋肉がちゃんと作られるからかな。ももを上げないと(ステップが)踏めませんからね。
黒木:そうですね。あと、ヒールを(床に)“ドン”と落として(音を)鳴らすでしょ? あれって骨粗しょう症の予防にすごく良いんですよ。
石丸:そうか! 「(骨粗しょう症予防に)かかと落としをやれ」とよく言いますけど、あれと同じ効果ですね。だとしたら、タップって老化防止になりますね。
黒木:なりますね(笑)。
石丸:しかも、タップダンス(の動画)をYouTubeに上げていらっしゃるんですよね?
黒木:そうなんです。
石丸:拝見しましたが、本当に(レッスンが)分かりやすいです。
黒木:いえいえ、私はまだ中級の下くらいなんですよ。ものすごく素晴らしい先生方がたくさんいらっしゃるので。でも、やればやるほど少しずつ上手になっていくし、いろんな技術があります。
例えば“ジャックナイフ”というステップがあるんですけど、この音を出すのに10年もかかったんです。
石丸:えぇ!?
黒木:先生が「絶対にできるから!」とおっしゃって練習したんですけど、「痩せるか筋肉をつけないとできない」とずっと言われて、“うーん”って思いながら(笑)。
石丸:もう痩せていらっしゃるのに。
黒木:それでも“いつかできる”と信じて……10年かかりましたね。できたときは先生にLINEをしました。「ジャックナイフの女より」って(笑)。
石丸:怖い(笑)。
黒木:だから、いつかできるの! それがタップダンスの良さです。
石丸:それが長く続けられる理由でもありますよね。上を目指せばいろんな技もありますけど、鳴らそうと思えば誰でも鳴らせますから、若さを保つためにシニアの方にもぜひ挑戦して欲しいと思いますね。
黒木:若い子たちはリズム感がありますから、タップは早くから始めたほうが良いんですけど、どの年代の方でも遅いことはありません。タップはいくつになっても始められますから。
石丸:負担も少ないですしね。じゃあ、僕も始めてみようかな(笑)。
<番組概要>
番組名:Grand Seiko THE NATURE OF TIME
放送日時:毎週土曜 12:00~12:25
パーソナリティ:石丸幹二
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/nature/
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