就職、恋愛、将来…「イマドキの大学生」がモヤっとしていること

就職、恋愛、将来…「イマドキの大学生」がモヤっとしていること

就職、恋愛、将来…「イマドキの大学生」がモヤっとしていること

東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、さまざまな人々に声をかけ、ひとつのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーとともに考えるのはパーソナリティの堀内貴之。今回のテーマは「大学生のモヤモヤって何?」でした。
ここ数年は就活生にとって売り手市場。学生に有利な状況が続いています。厚生労働省と文部科学省が2017年に共同で実施した調査によると、2017年の大学等卒業者の就職率は、1997年の調査開始以来20年間で過去最高の 97.6%に(新卒紹介事業を行うDYM調べ)。
そんな時代にも関わらず、学生就職サイトのアンケート結果では、「将来への不安」が上位に挙がっているようです。今回は街の大学生に、心の中の「モヤモヤ」について聞いてみました。

※写真はイメージです



テーマ「大学生のモヤモヤって何?」

◆具体的に何も決まっていないことに対する不安
「もう3年生になるので、どこに就職するかとかで悩んでます。インターンとかに夏から参加しようと思ってて。映画が好きなので、映画関係の仕事に携わりたいなって思ってます。具体的にどうやったら映画の仕事に携われるかわかってなくて、これからいろいろ調べなきゃいけないし、というところです。映画をみんなが観てくれるような広告を作っていけたらなって思ってます。経営学部では、広告代理店の経営戦略とかも学んでいるので。いろんな映画を観てきて、最後に名前が流れたり、ああいうところに名前が載れたらなって思ってて。

やりたいことは決まってはいるんですけど、具体的なことが何もわかってないのでモヤモヤしてますね。友達の中には起業するっていう人もいるし、就職する人もいるし、大学院に進む人もいて……みんな進路はバラバラなんですが、自分も頑張っていかなきゃなって思います。まわりの人はインターンとかに行ってたりとか、具体的なことを考えてる人もいるので、不安ですね。自分は何も決まっていないので」(20歳/男性)

◆思っていたものと違った大学生活
「モヤモヤすることは、大学生活が思っていたものと違うことです。サークルも自分が思っていたものと違ったので入ってないんですよ。もともとはスポーツ系のサークルに入ろうかなって思ってたんですけど、全部本格的じゃなくて、入ってないんです。飲み会もあったり、サークルに来てるのに泳がなかったりとかもあったので。

友達についても、入学式の前に交流会みたいなのがあって、半ば強制的に仲良くさせられて友達になったんですけど、自分はたくさん友達がいるよりもすごく仲の良い友達が数人いるほうがいいと思っているので、友達は少ないです。3、4人くらいは信頼して話せる友達ができたかなと思います。一番大切なのは友達との時間かなって思いますね。モヤモヤ度は50%くらい。モヤモヤしながらも発散しているので、半分くらいですね」(19歳/男性)

◆専門職か一般職か…将来を模索中
「武蔵野音大に通っていて、音楽専門なので関連企業には強いんですけど、将来どこかの企業に就いた場合、無知なところが出てしまうと、働いていくうえでは弱いのかなって。ほかの学校からすると強みに思われがちなんですけど、それこそクラシックってなった場合、それだけでは生きていけない現状なので、先行きが不安なこともあって。

そもそもオーケストラ自体に入るのもレベルが高いこともありますし、一般職なら年金もあるので良いのかなって。そこがモヤモヤしているところです。専門的にも勉強して、空いた時間で教養も学んで。4 年生になると、何が何でも就職先を見つけなければいけないので。残りの2年間で一番心にくるもので、就職先を考えようかなと思います」(20歳/男性)

◆ハッキリしない恋愛に、モヤモヤ
「恋愛関係で、最近モヤモヤすることがありました。告白して振られたんだけど……振られたのかな?どっちなんだろう?みたいな。まだ頑張ったらいけるのかな?みたいな(笑)。夏ぐらいからずっと好きで。同じ大学の人です。好きすぎて、無理ならもう忘れたくて。新しい恋に踏み出したくて、そのためには言うしかない!と思って言っちゃいました。

友達として仲が良くて、同い年でずっと一緒に遊んだりとかしてたから。それもあって、『今は……』とか『友達として大好きだし』みたいな感じだし、なんなんだろうって。学校が一緒なので『来週お前に会うの楽しみにしてる』とか言うんですよ(笑)。今はとにかく友達と遊びまくって、モヤモヤを消して頑張っています。バイト中とかもずっと考えちゃうので」(19歳/女性)

◆自由そうで自由がない
「まわりの大人は『大学生だから自由なんだし、今のうちに遊んでおきなさい』って言うわりには、ガンガン、バイトのシフトを入れてくるし、自由を都合よく使われてる気がして、自由じゃないなぁって思います。意外と縛られるものが多いなって、大学生になって思いました! 遊ぶお金も必要だと思ってたくさんバイトをしたんですけど、結果的に時間を削ってお金を稼いでもたいしたことに使ってないので(笑)。だったら、バイト以外のことに時間を使えばよかったなって。

自由なことをしたくて、目標があって大学に入ったんですけど、サークル活動とかそういうことに時間を割いちゃって。4年になったときに、サークルとか飲み会ばかりで3年間失敗したなって思いました。仲良くしてもらっている友達が多くてサークルもいくつも入っているので、活動が広くなっていくのは嬉しいんですけど、友達との関係がどんどん薄くなってしまって。けっきょく、親友と呼べる友達はいませんでした。友達を増やすっていうよりかは今いる友達を大切にしたいし、そのためには大学をちゃんと卒業して頑張りたいと思います」(21歳/男性)

【「モヤモヤ」の中にも前向きさ】
時代は変われど大学時代に抱いている悩みの本質は変わらない……そんなふうに感じた今回のボイスの数々。大人への準備段階である大学生は、就職や将来の不安と同時に、身近にいる友人や好きな人への感情がうまく昇華しきれないことに悩んでいるようでした。「モヤモヤ」に支配されながらも、声をかけた多くの人からは、未来へと進んでいこうとするキラキラした前向きさを感じました。

<番組概要>
番組名:シンクロのシティ
放送日時:毎週月〜木曜15:00〜16:50
パーソナリティ:堀内貴之
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/

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