「長いけど、勝負は一瞬」男子マラソン服部勇馬“レースの哲学”

「長いけど、勝負は一瞬」男子マラソン服部勇馬“レースの哲学”

「長いけど、勝負は一瞬」男子マラソン服部勇馬“レースの哲学”

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。4月13日(土)の放送では、トヨタ自動車陸上長距離部・服部勇馬選手が登場しました。

笑顔を見せる服部勇馬選手



◆東京五輪出場かけ9月のMGCへ

服部勇馬選手は、新潟県十日町市出身の25歳。東洋大学在学時は、1年生から駅伝メンバーとして活躍。3年生で臨んだ第91回箱根駅伝では総合3位、花の2区で区間賞。大学ラストイヤーの第92回箱根駅伝では総合2位、2区で2年連続区間賞を獲得しました。
大学卒業後はトヨタ自動車に入社し、ニューイヤー駅伝などで活躍。昨年12月の福岡国際マラソンで優勝を果たし、東京オリンピック選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC、9月15日)」への出場権を獲得。東京オリンピック出場を目指しています。

藤木:福岡国際マラソンで優勝、日本人選手の優勝は実に14年ぶりの快挙ということで、おめでとうございます!

服部:ありがとうございます!

藤木:4度目のマラソンで初めての優勝。記録が2時間7分27秒。とても素晴らしい記録です。今はやっぱり外国勢が強いですけど、そこに勝ったのは大きいんじゃないですか?

服部:優勝っていう勝ち方を知れたのは、今後のマラソンのレースをしていく上で重要なことだと思いますし、本当に貴重な経験だったかなと思っています。

伊藤:勝因はどこにあると思いますか?

服部:35km以降、これまで失速していたレースが続いていたんですけど、そこをペースアップできたこと。外国人選手を引き離したことが今回の優勝につながってるのかなと、僕自身は思っています。

藤木:ラスト7kmでグッと上げたわけじゃないですか。それが出来るようになったのは、どういうところが変わったんですか?

服部:今までよりも、練習の距離を増やしたということですね。今まで月間で700kmくらいだったんですけど、それを1,000kmくらいまで走るようにしました。

藤木:やはり“35kmの壁”ってあるんですか?

服部:僕自身は、初マラソンのときに感じました。足が重たくなりましたし、エネルギーがなくなっていくような感じで、力が入らないというか。マラソンをやる前は、マラソンランナーを見て“もうちょっと最後、頑張れるんじゃないか?”と思ったときがあったんですけど、実際に走ってみて、それは自分が間違ってたなと思います。

藤木:去年の東京マラソンで日本記録を出された大学の先輩、設楽悠太選手が、あの時に「30km以上は走らないんだ」みたいなことを言って“そんな練習法があるんだ”と、みんな驚いたんですけれども。それとはちょっと真逆なアプローチですよね

服部:そうですね。悠太さんは大学の時からずっと見させてもらってて、本当に能力が高くて、センスがあって“この人に勝つにはどうしたらいいのかな?”ってずっと思ってて。僕がそのアプローチをしても、多分、そこまでいけないと思ったので。僕自身は、もっと距離を走って、地道にコツコツやることが大事かな、というふうに思ったので。

◆好きな選手になりきって走る

藤木:レース終盤に、両腕を下げて振ったり、上げて振ったりしてらっしゃいましたけど
あれには意図があったんですか?

服部:2時間同じ腕振りだと疲れてしまうので(笑)。僕の場合なんですけど、好きな選手が何人かいて、その選手を真似しながら、イメージしながら走っています。

藤木:モノマネをしているってことですか!?

服部:僕自身もモチベーションが上がったりだとか、そういう選手の気持ちになって走れるので。なりきるくらいで走っています(笑)。やらないと気持ちがもたなくて(笑)。

藤木:理想の走り“こんな選手になりたい”像があったら教えてください

服部:自分の中で理想の走り方があって。その走り方をスタートからゴールまで、走りきることが僕の理想ですね。

藤木:レース展開に左右されるというよりは、自分を通しきるみたいな走りですか?

服部:それが一番タイムが出る走りなんじゃないかと、僕は思っています。

◆自分の走りを貫く

藤木:東京オリンピック出場権をかけて「MGC」という制度が、取り入れられます。いわゆる“一発勝負”になりますよね。

服部:すごくいい選考方法だと思います。

藤木:男子のマラソンは選手層が厚くなっていて。日本記録を出した設楽悠太選手、さらに塗り替えた大迫傑選手も出ます。どのように戦いたいですか?

服部:(勝負は)一発で多分、決まるので。その局面にいくまでは、自分自身の走りを貫いて。マラソンは長いですけど、一瞬で決まるところがあるので。決めることだけしっかりきめて、あとは逃げ切るっていう形にしたいですね。

次回4月20日(土)の放送も引き続き、服部選手の話をお届けします。お楽しみに!


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聴取期限 2019年4月21日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:TOYOTA Athlete Beat
放送日時:毎週土曜 10:00〜10:50
パーソナリティ:藤木直人、伊藤友里
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/beat/

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