米津玄師「Lemon」は、一体何がすごかったのか? コバソロが独自の視点で解説

米津玄師「Lemon」は、一体何がすごかったのか? コバソロが独自の視点で解説

米津玄師「Lemon」は、一体何がすごかったのか? コバソロが独自の視点で解説

やまだひさしがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「やまだひさしのラジアンリミテッドF」。5月3日(金)放送の「コバソロレコ」のコーナーでは、音楽プロデューサーのコバソロさんが、「次世代に残したい名曲」をテーマに選曲しました。


コバソロさん



音楽プロデューサーのコバソロさんが、音楽再生アプリ「CDレコアプリ」のランキングからおすすめソングをピックアップし、独自の解説で紹介する「コバソロレコ」。今回は、5月の選曲テーマ「次世代に残したい名曲」として、米津玄師「Lemon」を選び、解説しました。

◆死の対象物としての“レモン”

コバソロ:“次世代に残す”に共通する、“時代性を感じさせない”曲として選びました。歌詞もそうじゃないですか。

やまだ:それこそ、「ポケベル」とかが歌詞に入っているとね。

コバソロ:改めてカバーするのも難しい。でも、そういう単語を入れないと、その時代の流行りには乗りづらいんですよ。

やまだ:だからみんな、最先端のものを入れちゃう。

コバソロ:その時代の人に共感されやすく、売れやすくなるので。ただ、そういう単語を入れなければ長く残るかというと、逆に、同じようなことを歌っている人もたくさんいて。

やまだ:「愛してる」だの「好き」だの。個性も出ないし、そのバランスが難しいですよね。

コバソロ:そうなんです。そんななか、「Lemon」は2018年の総合ソング・チャート「Billboard JAPAN HOT100」で1位を獲得しました。2018年12月までに、ダウンロード数は累計200万を突破しています。

やまだ:すげー! ロングヒットだ。

コバソロ:もうずっと売れています。もとはTBS系ドラマ「アンナチュラル」の主題歌でしたが、放送期間は2018年1〜3月。1年以上前です。だから、この曲が持っている力が本当にすごいということ。僕は、死の対象物としてレモンを持ち出してくるのがすごいなと。

やまだ:そうだね。俺たち、レモンっていったら「ザテレビジョン」の表紙以外、ないよね?

コバソロ:確かに(笑)。フレッシュさを表すものとして、よく使われますよね。でもそこじゃなくて、レモンの苦みに着目して、死の悲しみを表現している。

やまだ:思いつかない。天才だ。

コバソロ:死生観って、いっぱい歌われてきたと思うんです。レモンという題材もさんざん使われてきた。でもこの題材をこうして消化し、しかもそれを映画とかではなく楽曲でやったことは、これまでになかったんじゃないかと。やっぱりこの曲は残っていくべきなんじゃないかなと思い、チョイスさせていただきました。

<番組概要>
番組名:やまだひさしのラジアンリミテッドF
放送日時:毎週金曜 25:00〜27:00
パーソナリティ:やまだひさし
番組Webサイト:http://www7.jfn.co.jp/f

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