作家・川上未映子 “子育て”と“仕事”を両立して「救われてきたこと」とは?

作家・川上未映子 “子育て”と“仕事”を両立して「救われてきたこと」とは?

作家・川上未映子 “子育て”と“仕事”を両立して「救われてきたこと」とは?

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。7月17日(水)の放送は、作家の川上未映子さんが登場。新刊「夏物語」の制作秘話や、子育てについて話してくれました。


左から坂本美雨、川上未映子さん



坂本:小説を書くときに、倫理や人間の根源的なところへの問いに取り組んでいくことが多いとおっしゃっていましたが、主人公の取った選択や考え方と、未映子さん自身の考えが違うってことはあるんですか?

川上:それは、やっぱりよくありますね。今回(の作品)は、パートナーを作らず出産を望む“夏子”っていう主人公がいて。結局、AID(非配偶者間人工授精)を使って親になることを選択するのかどうか……という展開になるんです。

小説としては、まだ世の中に提示されていないような関係性や、結末などを差し出したい気持ちがあったので、“ああ、こうなるのか”って結末になると思うんですけどね。ぜひ、みなさんにも見届けてほしいです。

坂本:書くことと子育てを両立されていますが、双方にどんな影響がありますか?

川上:子どもって、私の疲労や“もういっぱいいっぱいだ”って気持ちと全く関係なく、元気いっぱいでいてくれていて(笑)。すごくテンションが違いすぎるので、現実的に大変なときってあるんですよね。

もう体が動かないくらい疲れているのに、「今から公園で鬼ごっこしよう!」とか言われると、かなり体力がやばいんです(笑)。結局やるんですけれども。

子育てしていると、たまに“これ、本当のことなのかな?”って現実感がなくなってしまうくらい、しんどいときってあるんですよね。以前、真夏の炎天下のなか、自分が水着を着てプールの真ん中にいて、子どもと遊んでいることに、ふと気づいたりして……。(辛くて現実感を失ってしまい)気がつくと、すごい疲れてるみたいな。そんな7年間でしたね。

でも、そういう瞬間にも救われてきましたね。自分の人生のチャンネルが1つではない良さがある。仕事に集中しているときは、“仕事だけできれば”って思う気持ちもあるんだけど、ようやく7年経ってバランスが取れてきた気がする。

坂本:特に小説を書くっていう集中は尋常じゃないというか、“作品内の人物たちを生かしていく”という責任も伴いますもんね。

川上未映子さんの最新刊「夏物語」は現在発売中です。詳しい情報は特設Webサイトをご覧ください。


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聴取期限 2019年7月25日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月〜木曜11:00〜11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/dear/

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