小籔千豊「嫌われてもいいから…」 主宰イベント“コヤソニ”第1回出演オファーを語る

小籔千豊「嫌われてもいいから…」 主宰イベント“コヤソニ”第1回出演オファーを語る

小籔千豊「嫌われてもいいから…」 主宰イベント“コヤソニ”第1回出演オファーを語る

ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らう「三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜」。8月は、お笑い芸人の小籔千豊さん、アーティストの松田ゆう姫さんの対談をお届けしました。

小籔千豊さん



◆「発表できない苦しみを味わって……」
小籔さんは、2008年から“音楽と笑いの融合”をテーマにしたフェスティバル「KOYABU SONIC(コヤブソニック)」、通称“コヤソニ”を主宰。日本を代表するミュージシャンと、お笑い芸人が多数出演しています。今年は9月14日(土)、15(日)、16(月・祝)に、インテックス大阪にて開催されます。

小籔:「コヤブソニック」というフェスをやらせてもらってるんです。何年も続けてたら、これがちょっと変わってきて。開催1〜2年目ぐらいのときは、雑誌で取材をやってくれはるときに、ライターさんが笑いながら入ってくるんですね。でも最近になってきたら、真面目に言われるからすごい笑けてくるというか。

松田:すごい。はじめたきっかけは?

小籔:レイザーラモン(のHG、RG)と3人で、「ビッグポルノ」という下ネタラップグループを組んでいまして。

新喜劇の下っ端時代、僕はセリフがなくて。それまでは、漫才師をやっていたので、ラジオのレギュラーとか単独イベントで発表する場とかあったんですね。でも新喜劇に入って、「ありがとうって」という1行のセリフを渡されて。それ以上、喋ってはいけない。発表できない苦しみを久しぶりに味わって、腹立つからイベントなんかやろうかな、と思って。好きなことやって発散せな、心のバランス取られへんって。

新喜劇のお客さんは、年寄りから子どもまで。だから“年寄りと子どもが嫌がりそうなイベントをやろう、なんとかポルノみたいなタイトルにして”って、えげつないユニットコントとかをやろうとなって。

そんななか、同期の2丁拳銃が音楽イベントをやるから「15分だけ好きなのやって」と言われたけど、「ビッグポルノ」は全然お客さん入っていなかったから。受ける・受けへんより、お客さんを引っ張らなあかんと思って、やったことないけど、ラップ作ろうかとなって。

自分らで歌詞書いて覚えて、練習して、やったんです。そしたら、800人くらいのお客さん、顔が“素”なんですよ。すべってるなと思ったけど、8人くらいの男の子が腹を抱えて笑っていて。あ、これ、いけるんかも、と。

イベントで歌うようになったときに、ネタよりも曲のほうが多くなって、音楽イベントみたいになってきたんです。それで、“これを広めたい”と思うようになって。その当時、「SUMMER SONIC(サマーソニック)」(以下、「サマソニ」)の存在を知らなかったんですよ。悔しまぎれの漫談で、(「サマソニ」会場の)横で「コヤソニ」をやって、潰したろかと(笑)。

そんななか、「ミュージシャンの知り合いいてはるから、(出演オファーしたら「コヤソニ」)できるんちゃいます?」と言われて。嫌われてもいいから、真面目にお願いしてみようかなとなって。悩みながら長文メールを送ってみたら、ミュージシャンの方が、わりと短い文で「いいよ」みたいな。

松田:そんな感じありますよね。

小籔:こんな悩んで意味なかったなぁみたいな。それから、続いてる感じですね。「コヤブソニック」、そして新喜劇の座長をやらしてもらったら、心の底から“みなさんのおかげです”と、思うようになりましたね。俺も大人になったなと思いました。そんなこと、思う日が来ると思わなかったですけどね。

松田:すごい。

松田ゆう姫さん、小籔千豊さん



◆「そんなアホな」と言って……
松田:今年はどんな感じなんですか?

小籔:いつも、僕が好きな人、お世話になってる人、仲良しの人、生でライブ観てみたい人にお声掛けさせてもらって、お招きしています。あとは、先輩・後輩芸人。“ほんまおもろいな”と思う人しかお声掛けしないんですけど、ミュージシャンとお笑いの人たち、同じ数の人が出て。

松田:どうやって組んでいくんですか?

小籔:例えば、トップバッターで、スチャダラパーさん、TOKYO No.1 SOUL SETさん、カジヒデキさん、Perfumeさん。そのあとに、霜降り明星、ダイアン、中川家、笑い飯、千鳥。で、またミュージシャンの方が出て……という流れです。

松田:まじっすか? おもしろそうですね。

小籔:それまでフェスに行ったことなかったんで、最初、なんのこっちゃわからなかったんです。まず、オープニングで挨拶して、バンドには転換があると。その間の15分どうするの?となって。「お客さんは、みんな待ってます」って言うから、「そんなアホな」と言って、トークでつないでいたんですよ。そしたら、1回目が終わったときに(スチャダラパーの)BOSEさんから「こんなフェス観たことない」と言われて。

松田:世界的に見ても、「コヤソニ」しかないですよね。

小籔:芸人の量が多いという部分においてですけどね。よそさんのフェスは、ミシュラン三ツ星、大型外食チェーンって感じですが、「コヤソニ」は商店街の地元の人しか集まらない居酒屋。でもルートがあるから、ミシュランと同じ食材だけ揃ってますみたいな。“こんな汚い店でスチャダラさんとか Perfumeさんみたいな仕入れているの、おかしいやん”ってなるんですけど、港や市場に知り合いおるんですよってことで。食材は完璧なんですけど、お皿と店の汚い感じと包丁の汚さは、一流店とは違うという感じですかね。

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<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ〜マイスタイル×ユアスタイル〜
放送日時:毎週金曜 17:00〜17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/curators/

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