話題の「UFO」、キリスト生誕の絵に謎の物体!?

話題の「UFO」、キリスト生誕の絵に謎の物体!?

話題の「UFO」、キリスト生誕の絵に謎の物体!?

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYOFMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。2月24日(土)放送のテーマは「UFO」(未確認飛行物体)。アメリカ政府の空中現象調査機関「ブルーブック」が1947年〜1969年までに行っていた調査記録によると、1万2618件のUFO目撃情報のうち、1万1917件については正体を確認。残りの701件が未確認のままなのだとか。今回はそんな不思議な飛行物体「UFO」について、TOKYO FMの番組の中で詳しい方々に教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年2月24日(土)放送より)


※写真はイメージです。



◆「UFOが地球にやってくる理由は……」
作家、超常現象研究家 山口敏太郎さん

── UFOが最初に目撃されたのはいつですか?

1947年6月24日、アメリカでケネス・アーノルドさんが目撃したのが最初だと言われています。でも、実は第二次世界大戦中には「フー・ファイター事件」もありました。これは謎の飛行物体を目撃され、戦争中なので各国が敵の戦闘機だと思ったのですが、戦後に確認してみたらどの国も飛行機を飛ばしていなかった……という事件です。

さらにさかのぼると、19世紀に「火星から気球に似た形の宇宙船で宇宙人がやってきた」という話を書いた人もいます。日本でも江戸時代に両国橋の上で「人が乗った火の玉が飛んでいる」という目撃情報がありますし、キリスト生誕の絵にもUFOのような物体が描かれていたり、昔から世界各地に様々な伝承がありました。

── 日本でも昔からUFOの目撃情報があったんですか!?

江戸時代に起こったのが「天狗寅吉事件」です。寅吉という少年が天狗にさらわれたのですが、そのさらわれ方が「上野で壺に入れられ、その壺が上空に舞い上がり、またたく間に茨城の筑波山まで運ばれる」というものでした。その際、寅吉少年は「上空で耳が痛くなった」「天狗たちの食事は丸薬だけで、鉄製の動物を飼っている」などと証言しています。

また、井原西鶴が若い頃に書いた『西鶴諸国はなし』にも「飛び乗り物」が登場します。これは空を飛ぶ駕籠の話ですが、悪い男たちが近づくと、左右から蛇のようなものが出てきて、口から雷を発して男たちを失神させたと書かれているんです。そして駕籠は飛び去っていくのですが、現代人の感覚だとUFOとビームですよね。

── UFOが地球に来る目的は何なんでしょう?

空間や時間は歪ませて乗り越えることができるのだそうです。だからUFOにとっては江戸時代も現代も同じ。そして、もし彼らにとって地球人が縁もゆかりもない存在だったら、わざわざ来る必要はありません。でも、それがご先祖様だったら話が別です。我々だって織田信長や卑弥呼がどんな顔をしていたか見てみたいと思うのは一緒ですから。

それでUFOは「オバマの大統領就任」「中国初のロケット打ち上げ」みたいな節目で目撃されるんだと思います。ただし歴史を変えないように、できるだけ姿を隠しているのでしょう。そもそも地球以外の星から来た生命体だと、母星と環境のまったく違う地球で活動するのは困難です。でも我々の子孫だったら何の問題もありません。


◆「99%のUFO目撃情報が原因を特定できます」
国立天文台 副台長 渡部潤一さん

── 渡部先生はUFOを信じますか?

「Unidentified Flying Object(未確認飛行物体)」という本来の意味であれば全否定はできません。観測者が何か判別できない飛行体はUFOですから。でも、一般的にUFOという言葉は宇宙人の乗り物という意味でも使われます。その目撃情報がよく天文台にも寄せられますが、ほとんどが星や自然現象の見間違いです。

一番多い見間違いは星です。金星のような明るい星が地平線の近くにあると、大気のゆらぎでユラユラと揺れて見えることがあるんです。それから飛行機もけっこう見間違います。飛行機雲がちょっとだけ出たときに葉巻型UFOに見えることがあるんです。光がついたり消えたりしているも飛行機ですね。飛行機の翼には点滅灯がありますから。

── UFOはちゃんと調べれば正体がわかるんですか?

国立天文台に寄せられるUFOの目撃情報で、調べても何かわからないのは1%未満。99%以上が何かわかります。ただし、たまに本当に何かわからないことがあるのも事実です。それは一般の方の目撃情報ではなく、普段からアマチュアとして天体観測をしている方から「おかしな現象が……」と報告してくるケースですね。

以前、東北の天文台から「よくわからないものが写真に写った」という報告があり、我々も頑張って調べたのですが、結局それが何かは特定できませんでした。現代では人工衛星の小さな破片まで登録されているのに、その物体はリストになく、数珠つなぎの妙な形をしていたので、不思議に思ったのをよく覚えています。おそらくは未登録の人工衛星だろうと思いますが。

── 人工衛星って肉眼で見えるものなんですか?

条件の良い場所に行き、夕方に日が沈んでから2時間くらい空を見上げれば、20〜30個の人工衛星が見えるでしょう。国際宇宙ステーションなんてものすごく明るいので、都心でもよく見えますよ。JAXAのウェブサイトには「何月何日の何時頃に見えます」という予報が載っているので、それを参考に夜空を見上げてみてください。

また、台湾ではロウソクを灯した小さな気球を大量に上げるお祭りがあるのですが、これも遠くから見るとUFOの大群に見えるので勘違いされることが多いですね。夜に行われるバルーンフェスティバルみたいなイベントは、よくUFOの目撃情報になります。


◆「UFO映画のルーツから最新作まで!」
映画評論家 清水節さん

── UFO映画が最初に登場したのはいつですか?

有名な1947年のケネス・アーノルド事件やロズウェル事件の後ですね。事件が話題になって、すぐにUFO映画の企画が検討されたのでしょう。1950年に『謎の空飛ぶ円盤』というちょっと怪しいB級映画が公開されていて、これが最初とされています。

かつて宇宙の乗り物といえばロケットや葉巻型だったのですが、それが円盤型になったのはこれ以降です。同年に『火星からのフライング・ディスクマン』という映画も公開されていますが、「怪しげな未知なる異星人」というイメージが、地球の文明とかけ離れた円盤型の乗り物に託されたのだと思います。

── 具体的にはどんなUFO映画が作られたんですか?

1951年の『地球の静止する日』は異星人が核戦争を食い止めるために地球へやってきます。逆に侵略しに異星人がやってくる映画としてはH.G.ウェルズ原作の『宇宙戦争』が代表的ですね。1955年の『宇宙水爆戦』はとても高い文明を持つエイリアンが複雑な物語を展開する素晴らしい作品でした。1956年の『禁断の惑星』は人間が円盤型の宇宙船に乗って異星に降り立ち、そこで起きる深い物語を描いています。

また、この時代は米ソ冷戦という時代背景の影響も受けています。たとえば1951年の『遊星よりの物体X』は、宇宙からやってきた物体Xが血を吸った人間に擬態できるため、調査隊が「仲間の誰かがエイリアンでは」と疑心暗鬼になるんです。これは冷戦下のアメリカにおける「共産主義者が身の回りにいるかもしれない」という恐怖心の投影として一時期かなり流行しました。

── 1950年代はユニークなUFO映画がたくさん作られたんですね!

その後、1957年にスプートニク1号が打ち上げられ、1960年代にアポロ計画が推進されると、次第にSF映画にリアリティが求められます。そんな中で大きな転換点となったのが、1968年の『2001年宇宙の旅』でした。後に『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』を生んだ高度な特撮技術によるリアリティは、この映画に端を発しています。

その系譜で2016年に製作された映画が『メッセージ』です。ある日突然、世界の各地にUFOが現れるのですが、まったくコミュニケーションができずに人類は戸惑います。まあ、そもそも異星人がいきなり英語を話す方が不自然なわけで(笑)。そこを掘り下げて、未知なる文明と接触する姿を描いた映画です。


TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)のエヌ博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・新一クンと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。3月3日(土)の放送のテーマは「2ランク上のラーメン」。お聴き逃しなく!


----------------------------------------------------
【??この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く??】
聴取期限 2018年3月4日(日) AM 4:59 まで

スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ)
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage

関連記事(外部サイト)