「“アイドル”と言っても、1人の人間の人生」でんぱ組.incプロデューサーが語る“プロデュース術”

「“アイドル”と言っても、1人の人間の人生」でんぱ組.incプロデューサーが語る“プロデュース術”

「“アイドル”と言っても、1人の人間の人生」でんぱ組.incプロデューサーが語る“プロデュース術”

ファッションデザイナー、起業家、インフルエンサーなどマルチに活躍するハヤカワ五味さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「マスメディアン 妄想の泉」。この番組では、さまざまなフィールドで活躍する起業家やクリエイター、アーティストをゲストに迎え、未来を面白くするヒントを“妄想しながら”探っていきます。9月14日(土)の放送は、音楽プロデューサー・クリエイティブディレクターとして活躍する“もふくちゃん”こと福嶋麻衣子さんが登場しました。

左から“もふくちゃん”こと福嶋麻衣子さん、ハヤカワ五味さん



◆“使命感”として「この人たちを何とかしてやるぞ!」
福嶋さんは、ライブイベントスペース「秋葉原ディアステージ」、アニソンDJバー「MOGRA 秋葉原」の立ち上げに携わり、アイドルグループ・でんぱ組.incを生んだプロデューサーとしても知られています。

その後も、わーすた、虹のコンキスタドールなどのアイドルや、PUFFYをはじめとする多くのアーティストのクリエイティブや楽曲をプロデュースするなど、マルチな才能を発揮しています。

番組のキーワードである“妄想”という言葉について、福嶋さんは「今年(2月に)解散しちゃったんですけど、妄想キャリブレーションというアイドルユニットをつくったくらい、以前から“妄想”というキーワードに縁があるなと思っていて。意識しているわけではないけど、事あるごとに引き寄せられる」と話します。

現在、多岐にわたる活動をしている福嶋さんは、東京藝術大学・音楽学部在学時に「漠然と将来、音楽にまつわる仕事をしたい」との思いを抱いていたと言います。しかし、その一方で「特に美術系の方々で、すごく才能があってめちゃくちゃいい作品をつくるのに、ビジネスにつながっていない」と実感していたと話します。

そんな背景もあって、学生時代から福嶋さんは「使命感として、私がこの人たちをなんとかしてやるぞ!」という思いがあったと明かします。続けて「若手のアーティストを支援したいという思いが、活動の原点にある」と語ります。

◆当時、業界の人たちは「秋葉原やオタクを馬鹿にしていた」
そんな福嶋さんが大学卒業した時期は、メイド喫茶が話題となったり、AKB48劇場ができたり、秋葉原のカルチャーが盛り上がりを見せていたころ。「秋葉原に次なる文化があるんじゃないか。自分にできることがあるんじゃないか」との思いに駆られたと振り返ります。

しかし、“秋葉原ブーム”の裏で「当時のファッション業界やアート業界の人たちは、秋葉原やオタクを馬鹿にしていた。“いま一番カッコイイのはコレ(秋葉原発のカルチャー)でしょ!”と振り向かせたくて、どうプレゼンすればいいかを考えた。(そんな一心で)いままで秋葉原に接点がなかったようなデザイナーやアーティストと一緒にコラボレーションすることで、ブランディングしていった」と当時を振り返ります。

これまで、多くのアイドルをプロデュースしてきた福嶋さんは「“クリエイター”と“アイドル”が両輪だと考えているので、どうすればクリエイターの方たちが楽しめて、さらにアイドルが輝くか」を意識していると言います。

当初から動画に力を入れてきたのは、大学時代にノイズミュージックを学んでいくなかで、プログラミングについて勉強したことも関連していると言います。「これから近い将来、動画の時代がくると。今後(いまで言う)YouTuberのような人たちが出てきて、テレビよりもそっちに移行するなと思ったので、なるべく早くそれに乗りたい」との考えに至ったと経緯を説明。

この話にハヤカワさんは、「デジタル系の音楽をやっていたことが、いまやっていることに密接につながっていたんですね。それこそ秋葉原とデジタルの相性はすごくいいし、本質的にデジタル、秋葉原、カルチャーのすべてをフォーカスして考えているんですね」と感想を口にしました。

◆「“アイドル”と言っても、1人の人間の人生」
福嶋さんは、“自分の人生”を俯瞰的に考えたときに「40代になったら(いまとは)違う事業をやってみたい」という妄想を巡らせたと言います。「旅行が好きなので、観光業界とかおもしろそうだな〜とか、麻雀が好きだから雀荘をやってみたいとか、本当に妄想の状態」と笑います。

麻雀卓を囲んだことをきっかけに、ビジネスにつながったことが多々あったそうで「4人で卓を囲んで、いろいろな妄想をしたり、話をしたりする時間がすごく大事」と意外な趣味について熱く語る一幕も。

また、自身の音楽プロデューサーとしての仕事については「やっぱり“ゆりかごから墓場まで”じゃないけど、アイドルの最後とはなんだろうとすごく考えます。“アイドル”と言っても、1人の人間の人生。“人生デザイン”と言うと大げさだけど、本人の希望に寄り添って、それに近い形に一緒にしていく。ファイナンシャルプランナーのような感じ」と笑顔を見せます。

さらに、「『こうしろ』と決めたくない。“キミが最終的に選びなさいね”って。決断力のある女性に育てたい」と語ると、ハヤカワさんは「(アイドル)本人の魅力や“こうしたい”という人生を最大化するお手伝いをしているのが、もふくちゃんなのかなという印象。言葉の意味は違うかもしれないけど、ファイナンシャルプランナーのように(アイドルの人生に)寄り添って、より良くしていくというところは、個人的にしっくりきました」と語りました。

次回9月21日(土)の放送も、引き続き福嶋さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2019年9月22日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:マスメディアン 妄想の泉
放送日時:毎週土曜 24:30〜25:00
パーソナリティ:ハヤカワ五味
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/mousou/
番組Twitter:@mousou_tfm

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