「ちゃんとしたものを届ける義務がある」現役新聞記者が語る“ネット時代の仕事”

「ちゃんとしたものを届ける義務がある」現役新聞記者が語る“ネット時代の仕事”

「ちゃんとしたものを届ける義務がある」現役新聞記者が語る“ネット時代の仕事”

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。10月5日(土)放送のテーマは「新聞」。今回は、毎日新聞社の栗原俊雄さんに、「新聞記者の仕事」について教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年10月5日(土)放送より)

※写真はイメージです



── 一面に載せる記事って誰が決めているんですか?

複数の人たちの会議で決めています。新聞社には政治部や経済部、社会部、学芸部などいろんな部があって、各部の責任者が集まって会議を開くんです。そしてその日はどんな記事があるかを言い合い、紙面のレイアウトを担当する整理部、さらに紙面に責任を持つ次長クラスとも話し合って「一面はこれでいこう」と決めます。

各紙の一面トップの記事が大体どこも同じなのは、長い伝統で培われた相場観みたいなものでしょう。その相場観は訃報でも感じられます。有名人や芸能人や亡くなったときの訃報の扱いの大きさは、各紙だいたい同じ。政局や経済のニュースでもそうですね。「これはウチしか掴んでない」という特ダネになると、ちょっと大きくなるくらいです。

── テレビなんかに出ている新聞の論説委員ってどんな立場の人なんですか?

ざっくり言えば、記事を書く編集委員に対して、社説を書く人を論説委員と言います。とはいえ、論説委員が記事を書いてはいけないということでもないので記事も書きますし、編集委員の書く記事もまったく主張がないわけではありません。何を選ぶか、何を書くかに、その人の価値観が反映されていますから。

論説委員は論説室というセクションに所属しています。そこ政治部や経済部などの各部から人が集められるのが一般的です。名称は違うかもしれませんが、各新聞社そういうセクションがあります。アメリカの新聞にも必ず論説的なコーナーがありますし、世界的に同じだろうと思います。

── 新聞記者にとっての夢ってどんなことですか?

自分が書いた記事が一面トップを飾るというのも夢ですが、僕にとっては現場で書き続けることが最大の野望ですね。みんながみんなそうできるわけじゃありません。ペンとは別の楽しみを見つけて、マネージメントにやりがいを見出す人もいるでしょう。

僕は学芸部ですが、夜討ち朝駆けが当たり前の政治部や社会部は、本当に激務だと思います。それを40〜50代まで続けるのは、相当な意志と体力がないと無理でしょう。ネットの時代となった今、紙の新聞は減っていくと思います。それでも我々の最大の商品であるニュースコンテンツは、ちゃんとしたものを届ける義務がある。そう考えて、日々記事を書いています。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。次回10月12日(土)放送のテーマは「リンゴ」。お聴き逃しなく!

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聴取期限 2019年10月13日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage

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