蛇口を開けて水を飲むカラスも! 科学ジャーナリストが舌を巻く“頭の良さ”とは?

蛇口を開けて水を飲むカラスも! 科学ジャーナリストが舌を巻く“頭の良さ”とは?

蛇口を開けて水を飲むカラスも! 科学ジャーナリストが舌を巻く“頭の良さ”とは?

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。10月19日(土)放送のテーマは「カラス」。今回は、科学ジャーナリストの柴田佳秀さんに「カラスの頭の良さ」などについて伺いました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年10月19日(土)放送より)

※写真はイメージです



── 都会のカラスと自然のカラスは違うんですか?

都会のカラスはハシブトガラスという種類で、郊外にいるのはハシボソガラスという種類です。「ハシ」はクチバシのことで、クチバシの太さが違います。一番わかりやすいのは鳴き声。「カーカー」と澄んだ声で鳴くのがハシブトガラスで、「ガーガー」と鳴くのがハシボソガラスです。

ハシブトガラスはもともと熱帯雨林出身のカラスで、英語では「ジャングル・クロウ」と呼ばれます。木などの高いところから垂直移動して地面の食べ物を獲るのが得意で、それが都会のコンクリート・ジャングルで生きていくのにも役立っているようです。寝たり子育てしたりする場所は木の上なので、どこかに大きな木がないと暮らしていけません。

── 都会のカラスは増えているんでしょうか?

いまは減っています。1990年頃から東京の山手線の内側のカラスの個体数が増え始めて、2000年で2万羽くらいになりました。でもその後、人間がカラス対策をして食べ物が少なくなり、現在は7,000羽くらい。カラスのエサは人間のゴミが中心なので、ゴミを食べられないようネット掛けをしたのが一番効いたんだと思います。

カラスは集団でねぐらを取る習性があり、都心部では明治神宮、目黒の自然教育園、護国寺の豊島岡墓地が三大ねぐらと言われています。その周りに調査員を配置して、お昼過ぎから夕方までに帰ってくる数をカウントすることで個体数を調べています。1985年から都市鳥研究会で5年ごとに調査しているので、都心のカラスの数が大体把握できているんです。

── カラスは頭が良いと言われますが、どれくらい頭が良いんですか?

カラスの仲間には洞察力があります。相手が何をしようとしているか推測した上で行動するんです。これは、ほかの生き物にはなかなかできません。具体的な例で言えば、ハシボソガラスは水道の蛇口を開けて水を飲むことができます。

水道を開けるカラスが最初に札幌で報告されたときはレバー式の蛇口でした。それが不衛生だということでクルクル回すハンドル式にしたら、一旦はできなくなったんです。ところが数年後、横浜の公園で縦に付いているハンドルを裏から突っついて回すカラスが現れました。人間がレバーを上げ下げしたり、ハンドルを回したりするところを見て学習したのだろうと思いますが、カラスはそれくらい頭の良い生き物です。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。次回10月26日(土)放送のテーマは「クルマの未来」。お聴き逃しなく!

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聴取期限 2019年10月27日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage

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