若新雄純 渋谷のハロウィンに苦言「公共の“共”が欠落している」

若新雄純 渋谷のハロウィンに苦言「公共の“共”が欠落している」

若新雄純 渋谷のハロウィンに苦言「公共の“共”が欠落している」

市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning〜season your life with music〜」。10月31日(木)の放送は、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が登場。最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、渋谷のハロウィンについて取り上げました。

若新雄純



◆「対立構造になってしまっている」
ハロウィンで酒に酔った人たちによるトラブルが渋谷駅周辺で相次いだことを受け、路上での飲酒を禁じる東京都渋谷区の条例が10月25日(金)から実施されました。

昨年は、飲酒した若者が軽トラックを横転させるなど、逮捕者が出る騒ぎとなっただけに、今年は「渋谷区が制限を加える形になった」と若新。渋谷駅周辺のハロウィンと言えば、多くの人で賑わう年に一度の一大イベントでありながら、「お祭りと地元が対立してしまっている。今年は、区や警察の制限が注目されているが、お祭りの“公共性”が未熟だと言わざるを得ない」と指摘します。

昨今の渋谷のハロウィンは、日本各地で街をあげておこなわれる伝統的なお祭りとは異なり、「地域と一体になれていない」と言います。「公共とは……という話をよくするんですけど、今回、条例を実施した渋谷区やそれを運営する警察の存在は公共の“公”なんです。行政の役割は、税金をもらって、皆さんに“公”のサービスをすること。でも、公共は役所や警察だけでは成り立たない。そこに住んでいる人たちが、お互いに協力し合って、助け合ったり、知恵を出し合ったり、サポートしてやっていくのが公共の“共”の部分」と説明します。

さらには、「公共のスペースを使って大規模なお祭りをするときに、“公”の区役所がオーケーするかしないかだけでなく、そこに住んでいる、関わっている人たちも一緒に、“ゴミはこうしよう”とか“混雑したときはこうしよう”など事前に話し合い、“共”が協力し合ってできあがるのが“公共”だと考えられる。大規模なお祭りは、“公”と“共”が合わさって初めて成立するもの」とも。

渋谷のハロウィンは、「“共”の連携がないまま始まってしまっている。地元の人たちとちゃんと話し合って“盛り上がっていこう!”という形ではなくて、地域の人たちからすれば(ハロウィンで盛り上がっている人は)“外来種”。外からやってきた人たちが、勝手に渋谷という場所を使って盛り上がっているだけになってしまっている」と苦言を呈します。

そして、「渋谷という場所は大都会だから、そこで生活している人たち、そこで商売をしている人たちのことを意識しづらい。センター街にも、そこで暮らしている人、働いている人、地元の人もいる。この人たちが、公共の“共”を担う人たち。その人たちとちゃんと話し合い、公共性を高めていくことで、大規模なお祭りは成り立つもの」と改めて強調。

「公共の“共”を無視したまま、欠落したまま、ワイワイ騒いで盛り上がってしまっているから、役所や警察が出動するような対立構造になってしまっている。本当にこのお祭りをちゃんと盛り上げたいという人がいるんだったら、渋谷に根差している人たちと話し合ってやるべき。集まりたい人が無責任に集まって騒いでいるだけの状態だから、区が制限をかけざるを得なくなった」と話していました。


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<番組概要>
番組名:Seasoning〜season your life with music〜
放送日時:毎週月曜〜木曜 13:30〜15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、乙武洋匡(火曜)、IVAN(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://park.gsj.mobi/program/show/38286

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