10年かけて115ヵ国を走破! 自転車冒険家・出堀良一が世界一周を終えて感じたこと

10年かけて115ヵ国を走破! 自転車冒険家・出堀良一が世界一周を終えて感じたこと

10年かけて115ヵ国を走破! 自転車冒険家・出堀良一が世界一周を終えて感じたこと

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。11月17日(日)の放送は先週に引き続き、自転車冒険家で、10年かけて世界一周した出堀良一さんが登場しました。


(左から)出堀良一さん、高須光聖


◆「紙地図」を日記代わりに
高須:(旅の)日記は書いていましたか?

出堀:書いていました!

高須:出会った人とか、見た風景とか、感じたことを書くよねえ。今でも残っています?

出堀:そうですね、日記は全て海外から自宅に郵送していました。あとはインターネットが使える場所でも紙地図を使うようにしていまして。紙地図のなかに「今日はこれだけ走った」とか「天気はこうだった」とか「この坂がつらいぞ」とか、そういうことを書いていました。

高須:本にしたら面白そうですね。トータル何キロ走ったんですか?

出堀:約12万キロです。115ヵ国を巡りましたね。

高須:(笑)。すごいなあ。

◆ピンチを救ったのはポルトガル人の自転車仲間
高須:心に残ったシーンとか出会いとかはありましたか?

出堀:ポルトガル人のサイクリストがいまして。旅先で合計4回、会いました。路上でばったり会うみたいな形ですね。

高須:それはもう“縁”やんね。

出堀:2人で峠を越えたり、長距離の移動を共にしたりして、思い出深いですね。南アメリカ大陸の最南端にある、“パタゴニア”ってエリアに入ったときの話なんですけど、冬の季節だったんですね。パタゴニアの冬はものすごく寒いのと、それに加えて森林限界(高木が生育できず森林を形成できない限界線)があるので、木が生えていないんです。ですので、風がとにかく強いエリアでした。

高須:うわあ、きついなあ。

出堀:テントに入っていても風の音がすごいんです。それで、頭のなかに響く風の音でパニックを起こしてしまって。

高須:(風って)意外と体に残るストレスなんだ?

出堀:そうなんですよ、寝られないですし。道路の下に、排水管用の溝みたいなものがあって、そのなかに入ったんですよ。耳を塞いで、閉じこもっていました。3時間ぐらいその状態でいると、自分が衰弱しているのがわかるんですね。

そうすると幻聴が聞こえてきて。風のなかから、僕を呼ぶ声がするんですよ。真上から僕の名前を呼ぶ声がはっきりと聞こえて、外に出たらポルトガル人のサイクリストだったんです。たまたま、僕を見つけてくれたんですね。

高須:すごいね! 危険なときに!

出堀:彼がいなかったら、精神に支障が出ていたかもしれないですね。

◆自分の内面と向き合った10年間
高須:長い旅を終えて、「人生ってこういうことかな」って感じたりとか「自分ってこういう人間なのかな」って思えたことはありますか?

出堀:10年間旅をして、日本に帰ってきて思うことは「25歳の僕と35歳の僕は、経験の差はあるけど中身は変わらないな」ってことですね。内面の変化はあまりないけど、元々の自分を掘り下げることはできたかなとは思います。西洋に、「ロバが旅に出かけたところで馬になって帰ってくるわけではない」っていうことわざがあるんですね。

高須:(旅に出ても)何も変わらないと。

出堀:はい。ちょっと旅に出て“馬面”する子たちもいますよね。

高須:俺はすぐ“馬面”をしちゃう(笑)。

出堀:僕は(自身が)ロバであるってことを認識できてよかったですね。

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聴取期限 2019年11月25日(月)AM 4:59 まで

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<番組概要>
タイトル:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00〜25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

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