組体操“人間起こし”事故多発…若新雄純「“全員一緒”に無理がある、適材適所の時代」

組体操“人間起こし”事故多発…若新雄純「“全員一緒”に無理がある、適材適所の時代」

組体操“人間起こし”事故多発…若新雄純「“全員一緒”に無理がある、適材適所の時代」

市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning〜season your life with music〜」。11月14日(木)の放送は、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が登場。最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、組体操による事故について取り上げました。


若新雄純


◆「組体操」の危険性に警鐘も……
運動会などでおこなわれる組体操の技の1つ「人間起こし(トラストフォール)」。かねてから技の危険性が指摘されていましたが、過去3年間で145件の事故が起きています。この現状を踏まえ、専門家は「『人間起こし』による事故件数は増え、重度の障がい事故が必ず起こる」と警鐘を鳴らしています。一方で、運動会での演目から組体操がなくならない理由として「教員の間で(組体操に)根強い人気がある。“お互いのことを信頼し、全員で作り上げることの一体感に価値がある”と言う人もいる」そうです。

若新は、「組体操の素晴らしさそのものを否定するつもりはない」と前置きしたうえで、「何故、全員参加でなければならないのか……得意な子だけでやればいいのでは」と提案します。

また、「調べたら、まだみんなが練習を始めたばかりで、上手に組めないときには事故は起こりにくいらしい。ある程度(技の技術が)成熟してきたころに起こることが多いようだ」と説明。

そして、「ここからは僕の仮説だけど、2週間くらい練習すると、運動神経があってバランス感覚がよく組んだり上ったりすることが得意な子と、運動が不得意な子との差が大きくなってくると思うんです。

得意な人だけでやれば事故やケガがないとは言い切れないかもしれないが、苦手で上手くできない人も一緒に入ってやっているから、得意、不得意の差が激しく出たときに、いわゆる凸凹状態になってバランスを崩しているんじゃないか」と推察します。

専門家は、この先も組体操による事故が“起こる”と案じているだけに、若新は「明らかに不得意そうな子にまで、全員同じ内容のことを一緒になってやらなきゃいけないという風にしすぎるのはどうか」と疑問を呈しつつ、「もし“組体操は素晴らしいもの”と継続するのであれば、得意な人を選抜して、苦手な人、向かない子どもはその横で旗を振ったり、楽器を演奏したり、応援すればいいと思う」と提案。

そして最後に、「全員一緒、みんなで一つを美徳にしすぎるからバランスがおかしくなって無理が生じる。学校だけじゃなく社会全体が、得意、不得意によってもう少し役割分担する時代がくることが大事。全員で1つのことをまとめ上げるという教えも大事だけど、適材適所で自分に向いていることをがんばっていくことを、教育の現場で取り入れられるようになればいいんじゃないか」と運動会や体育指導の在り方に変化を求めていました。

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<番組概要>
番組名:Seasoning〜season your life with music〜
放送日時:毎週月曜〜木曜 13:30〜15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、乙武洋匡(火曜)、IVAN(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://park.gsj.mobi/program/show/38286

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