いしわたり淳治が語る “音楽プロデューサー”の仕事

いしわたり淳治が語る “音楽プロデューサー”の仕事

いしわたり淳治が語る “音楽プロデューサー”の仕事

10代向けTOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」。11月27日(水)の放送では、11月10日(日)に開催された『未確認クリニック2019』を特集。作詞家で音楽プロデューサーのいしわたり淳治さんを講師に迎え、全国から集まった音楽のプロを目指す10代に講義を行いました。
その前編では、MCを担当したパーソナリティのとーやま校長が質問した「音楽プロデューサーとは何か」についての回答をお届けします。
●中編はこちら
●後編はこちら



とーやま校長:今年の未確認フェスティバルに参加したみんなも、たくさん集まってくれています。もちろんみんな10代で……20歳になったアーティストもいるとは思いますけど、こういう若い世代に直接言葉を届けることってあるんですか?

いしわたり:直接はあんまり……でも、歌詞の講義みたいなことはちょくちょくやっています。それが10代だけのときというのも、ごくまれにはあります。年に1回くらいかな。

とーやま校長:そうなんですね。今日は淳治先生のお話を聞くだけでなく直接質問をぶつけるタイムとかも用意しているんですけど、どんなことでも大丈夫ですか?

いしわたり:もちろん。その覚悟で来ています!

――“音楽プロデューサー”とは?

とーやま校長:いろんな楽曲を手掛けられていますいしわたり淳治先生ですが……、作詞家であり音楽プロデューサーということで、“音楽プロデューサー”というのはどのようなお仕事をされるのですか?

いしわたり:僕もバンド(SUPERCAR)をやっているころは、プロデューサーをつけたことがなかったんです。それこそバンドが解散して、チャットモンチーのプロデューサーをやってくださいと言われるまで、僕もよくわかっていなかったです。いまだにわかっているかと聞かれたらよくわからないですけど……例えば小学校で「将来の夢は何ですか?」と聞かれて、“音楽プロデューサー”と書いたらおかしいじゃないですか。それぐらい、きっと曖昧な仕事なんですよね。

どれぐらい曖昧かというと、アイドルのプロデューサーのようにコンセプトから決める人もいれば、レコーディングの音に特化した人もいれば、アレンジが得意な人もいれば、歌詞が得意な人もいる。いろんな形があって、全部を総称して“音楽プロデューサー”なんですよね。なので、これを分かりやすく言うにはと考えたんですけど……アーティストがいるじゃないですか。この人が、バンドなんだけどエレクトロの要素を入れたいな、と思ったときに、エレクトロが得意なプロデューサーに声をかけてみよう、みたいなことになると思うんですよね。

とーやま校長:うん。

いしわたり:これイメージとしては、“裸の状態”がアーティストで、“着せる服”がプロデューサー、みたいな感じです。だから、曲ごとアルバムごとに変わったりする、ということになるんじゃないかな、と思います。

――SUPERCAR解散後、なぜ“プロデューサー”側に?

いしわたり:明確に行きたかったわけではないんです。(SUPERCARの)解散ライブをチャットモンチーが見に来てくれていたんです。そのときに、当時所属していたレーベルの社長に紹介してもらって。「プロデュースをやってみないか」と。僕はさっきも言った通り、プロデュースの意味があまりわかっていなくて、でも彼女たちが、“Mステに出たい”と言ったのがすごく新鮮で。自分のバンドは、Mステも当然紅白も出れなかったし。でもこの子たちは自分と同じくらい田舎の出身なのに、ちゃんと“Mステに出たい”という夢を持って、目の前で音楽を鳴らしているんだなと思ったときに、もう一回一緒にやりたいなと思ったんです。

それをやっていくうちに、いろんなところから声をかけてもらえるようになって……Mステに出るということは、“広くたくさんの人に届くものをやりたい”という気持ちなので、それをどんどん繰り返していくうちに、いろんなアーティストを手掛けるように変わっていったという感じです。

とーやま校長:でもSUPERCARは、紅白とかを目指していたバンドじゃないですよね?

いしわたり:いや、メンバーで僕だけ出たかったんですよ(笑)。

とーやま校長:え? マジっすか?!

いしわたり:そうなんですよ。皆さんが思っているSUPERCARのイメージはそうだと思うんですけど、僕はなんなら紅白は出たかったです。

とーやま校長:そうなんだ………!

いしわたり:でも、それが向いていないことも……自分たちの作る音楽が紅白に出るようなジャンルではない、ということもわかった上で。でも出たくないかと言われたら、僕は出たかったです。

とーやま校長:へぇ〜〜〜って感じです。それが今の淳治先生の活動に繋がっているというのが、すごく納得です。


----------------------------------------------------
【??この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く??】
聴取期限 2019年12月5日(木)AM 4:59 まで

スマートフォンでは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員に登録の上ご利用ください。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:とーやま校長
放送日時:月〜木曜 22:00〜23:55・金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/

関連記事(外部サイト)