スポーツ選手が「ガム」を噛むのはなぜ? 歯科大教授が“効果”について解説

スポーツ選手が「ガム」を噛むのはなぜ? 歯科大教授が“効果”について解説

スポーツ選手が「ガム」を噛むのはなぜ? 歯科大教授が“効果”について解説

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。11月23日(土・祝)放送のテーマは「ガム」。東京歯科大学教授の武田友孝さんに「ガムを噛む効果」について伺いました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年11月23日(土・祝)放送より)

※写真はイメージです



── スポーツ選手がガムを噛むのは何故ですか?

ずっと同じプレーを繰り返していると、ついボーッとして反応が遅れてしまうことがあります。そうならないよう、ガムを噛むことで頭を覚醒させて、反応速度を上げようと。野球やサッカーの選手が試合中にガムを噛むのは、そんな効果を期待しているからだと思います。

クルマを運転しているときにガムも噛むのも同じ理由です。ずっと同じ姿勢でクルマを運転していると、ついボーッとしてしまうことがあります。それを防ぐのにガムは向いているんです。ガムは1枚で500回以上噛めるのも良いところですね。誰か一緒に乗っていれば話をしても良いのですが、1人のときはそうもいきません。そういうときはガムを噛めばずいぶん違うと思います。

── ガムはリラックス効果もありますよね? 覚醒と真逆に感じますが

朝起きたばかりで眠気が残っているときや、ずっと運転して疲れてきたときは、ガムを噛むことによって脳への刺激が増えるので、意識レベルがある程度上がります。逆に、すごく緊張しているときは、ガムを噛むことによって平常心へと戻る。これはガムを噛むときに脳内で分泌されるセロトニンという物質が心を安定させる働きがあるからだと考えられています。

また、スポーツの最中にガムを噛むのは一種の予備動作という見方もあるでしょう。野球でボールを打つ瞬間、バッターは歯を食いしばって力を込めてバットを振ります。その予備動作としてガムを噛めば、プレーの瞬間に力を入れやすいんです。ずっと歯を食いしばりっぱなしだと疲れてしまいますし、タイミング良く力を入れるのにガムが有効なんです。

── 野球やサッカー以外のスポーツではどうでしょう?

陸上の短距離走でスタートするときも力を入れますね。でもスピードが乗ってくると、力を抜いたほうが関節の動きがスムーズになるので、そのあたりは使い分けです。ウサイン・ボルト選手はゴール前では舌を出していますが、後半はあれくらいリラックスして滑らかに関節を動かしたほうが速く走れるんです。

ウエイトリフティング(重量挙げ)の三宅監督も「ずっと力を入れるわけじゃない、タイミング良く力を入れるんだ」と仰ってました。その力を入れる瞬間にグッと噛むんです。

ガムを噛むと、噛む筋肉を鍛える効果も期待できます。そして噛むための顔の筋肉は、首の筋肉を通して手や足の筋肉とつながっているので、噛む力を鍛えることが手や足を鍛えることにもつながると考えられています。ですから噛むための歯はしっかりと守ってください。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。次回11月30日(土)放送のテーマは「中国茶」。お聴き逃しなく!

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聴取期限 2019年12月1日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage

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