「コーヒーの濃厚ヒストリー」に自転車声優・野島裕史もビックリ!

「コーヒーの濃厚ヒストリー」に自転車声優・野島裕史もビックリ!

「コーヒーの濃厚ヒストリー」に自転車声優・野島裕史もビックリ!

声優の野島裕史が、自転車をテーマにお届けしているTOKYO FMの番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。11月24日(日)の放送では、フードカルチャー誌「RiCE」の編集長・稲田浩さんをお迎えして、自転車と相性抜群の“コーヒー特集”をお送りしました。

フードカルチャー誌「RiCE」編集長・稲田浩さん(左)と野島



★「コーヒーの歴史」は民主化運動にはじまった!?
サイクリングのブレイクタイムでもおなじみのコーヒー。ちなみに、コーヒーに含まれるカフェインには、集中力や注意力を向上させる働きのほか、身体の耐久力を高めたり、運動強度を自覚しにくくする効果があるそうです。自転車とも相性のいいコーヒーについて、フードカルチャー誌「RiCE」の編集長・稲田浩さんにお話を伺いました。

野島:コーヒーブームの第3の潮流、俗に言う“サードウェーブ”というのは、どのようなものなのでしょう?

稲田:ファースト、セカンドは何になるのかという話になると思うんですけど……。“ウェーブ”は英語なので、基本的にアメリカで起こっていることと考えて差し支えないかと思います。ファーストウェーブがいわゆる、コーヒーの民主化運動。誰でも、いつでもコーヒーにアクセスできるようになった時期です。インスタントコーヒーみたいなものが最初に発売されたのが、1938年らしいのですが……。

野島:インスタントコーヒーって、そんなに前からあったのですね!

稲田:ダイナーやグロサリーストアみたいなところで、1杯100円感覚で誰でも飲める。日本のお茶のように、アメリカ人にコーヒーが行き渡ったのがファーストウェーブとされています。その後、1971年にスターバックスコーヒーができて、それ以降、独立系のロースターが質を追求し、美味しいコーヒーを独自に発展さていきました。それらが広がっていったなかでも、特にスターバックスが圧倒的でした。

スターバックスで一番重要なのが、エスプレッソ系だということ。ラテやカプチーノ、そういうドリンクがコーヒーを塗り替えていったんですよね。それまでは、日本同様ドリップで、20〜30杯一気に入れるような巨大なポットに入れて、みんなガバガバ飲むという感覚だったのが、エスプレッソマシーンという、機械で淹れる方式に変わったんです。これはイタリアの文化です。当時、イタリアンカルチャーみたいなものが、アメリカでイケてる感じになっていったというのが大きかったみたいで……。文化の変化と時期を同じくして、「コーヒー=エスプレッソ」と入れ替わっていったんですよね。

野島:それがセカンドウェーブに当たると。

稲田:はい。サードウェーブというのは、90年代半ばのこととされているんですけれども、更に独立系が……。

野島:コーヒーショップみたいな?

稲田:日本でもあるじゃないですか。1人でやってらっしゃるところ。喫茶店でも、豆を自分でローストする、ロースターを兼ねているところも多かったりします。豆にこだわり出して自分でローストしたりして、さらなる質の追求をしたサードウェーブが90年代以降に生まれました。インテリジェンシア、カウンターカルチャーコーヒー、スタンプタウン、この3つが御三家とされていたみたいですが、そのあとブルーボトルコーヒーが来たんです。でも、ブルーボトルは逆にドリップなんですよ。

野島:またドリップに戻るんですね。

稲田:御三家はエスプレッソ系で、ですからエスプレッソマシーンで淹れるんですけど、ブルーボトルは、創業者のジェームス・フリーマンという方が、大坊勝次さんや日本の喫茶店にすごく影響を受けて、1杯ずつドリップで入れる。それが逆にかっこいいみたいな感じで(笑)。

野島:僕自身、エスプレッソマシーンが家にあるくらいなので、エスプレッソを中心に飲みます。石垣島に、とても古い民家を改造してコーヒーショップをお1人で開いている方がいて、そこはドリップでじっくりと落として飲むタイプです。その落ちていくドリップを見て、待ってから飲むという過程も楽しいですし、かっこいいです。そこから味が始まっている感じがしますね。

稲田:最初に申し上げた、日本における喫茶店文化って、まさにドリップ文化だと思うんですよね。名店とされている表参道にあった大坊勝次さんがやっていらっしゃるお店「大坊珈琲」だったり、福岡の名店「珈琲美美」などもそうです。基本的に、ドリップで1杯ずつ、名人とされている方が淹れるコーヒーっていうのは、取材でもいただきましたけど、やっぱり美味しいんですよね。同じ豆でも、淹れる方によって味は変わるところが、やっぱり奥が深いところです。

★コーヒーと自転車“意外な共通点”
野島:今回のコーヒー特集を通して、稲田さんの一番の発見は何でしたか?

稲田:コーヒーは、正解が複数あります。ドリップだったり、サイフォンだったり、フレンチプレスだったり……全部正解です。自分にとっての「美味しい」をどう見つけるか、たくさんあるなかで「どれが本当に自分にとって今飲みたい1杯なのか」を選び取る。飲む側も選び取る……それが楽しみなんだなっていうのは感じましたね。

野島:無限にあるなかから選ぶというのは、たくさんある自転車パーツから「このネジにしよう」と見つけたときの感動に通じる気がします。組み合わさったときの感動、美しさ……そういったものは全てに共通するものですね。

稲田:コーヒーの1杯っていうのも同じものかな、と思います。

野島:次のコーヒーの1杯の味が変わりそうなくらい、ディープなお話でした。ありがとうございます!

コーヒーを特集したフードカルチャー誌「RiCE」最新号も好評発売中! 奥深いコーヒーの世界が気になったみなさん、ぜひチェックしてみてください。

関連書籍:フードカルチャー誌「RiCE」第12号「コーヒーの何故?」

さて、12月1日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」では、初心者から上級者、坂好きまで楽しめる! 佐賀サイクリングの魅力をお送りします。どうぞお楽しみに!

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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国22局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜朝5:00〜5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「JFN PARK」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj
番組公式Twitter:@TOJ_info

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