海外旅行のお土産に「肉製品」はNG!? 意外と知らない“ルール”専門家が解説

海外旅行のお土産に「肉製品」はNG!? 意外と知らない“ルール”専門家が解説

海外旅行のお土産に「肉製品」はNG!? 意外と知らない“ルール”専門家が解説

秋元才加とJOYがパーソナリティを務め、生活に身近な情報や政府の取り組みをわかりやすく伝えるTOKYO FMの番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan!!」。11月30日(土)の放送では、農林水産省 動物検疫所所長で獣医師の伊藤和夫さんに「持ち込み注意! 海外の肉製品」をテーマに話を伺いました。


(左から)秋元才加、JOY


海外から肉製品を違法に持ち込んでしまった場合、空港の手荷物引き取り場内にある動物検疫カウンターで注意を受け、放棄されます。ちなみに、2018年の速報値では9万4,000件、重さにするとおよそ110トンもの肉製品が放棄されています。

肉製品には、肉が主原料のもののほか、肉まんや餃子、ハンバーガーやハムサンド、肉入りちまきなど、肉が主原料になっていないものもあり、これらは検査の対象となります。そのため、「肉製品と気づかずにうっかり持ち込んでしまい、動物検疫カウンターで放棄しなければならないことがある」と言います。

故意ではない場合も含め、違法に持ち込んでしまうと「動物検疫カウンターでパスポートの情報を控えさせていただき、どこで買ったのか、どんな目的で買ったのかなど、詳しく聴取します。また、制度をご理解いただいたことを確認するため、書類にサインをいただくなど、さまざまな手続きを求めることになる」と伊藤さん。

そのときに控えたパスポートの情報は全国の動物検疫カウンターで共有されるため、空港を変えて肉製品を持ち込んだとしても何回目なのかがわかります。回数を重ねた場合や悪質な場合は警察へ通報されるほか、家畜伝染病予防法により、3年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられます。

そもそも肉製品を日本に持ち込めないのは、「海外から日本に家畜の伝染病が侵入するのを防ぐため」と伊藤さん。さらに、「実際、海外でも違法に持ち込まれた肉製品で伝染病が拡がった例が多くある」とも。

現在、アジアで猛威を振るっているアフリカ豚コレラによって、中国では9.6億頭いた豚の3分の1がいなくなっています。そうした例があるように「お土産だからと軽い気持ちで、肉製品に付着したアフリカ豚コレラウイルスを日本に持ち込めば、日本の養豚業は壊滅的な打撃を受ける恐れがある」と警鐘を鳴らします。


(左から)秋元才加、JOY、伊藤和夫さん


うっかり持ち込んでしまわないためにも、「品表示ラベルの原材料の欄に牛肉、豚肉、鶏肉、豚肉などと書かれていれば肉製品になりますので、お土産を買う前には必ずチェックしていただければ」と話します。

アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは、日本向けの検査証明書がパッケージに表示されている肉製品が一部で販売されていて、持ち込むことができるものも。各国の検査証明書は動物検疫所のWebサイトで公開しているので、海外旅行の際には事前に確認しておくことをおすすめします。

そして、もう1つ注意すべきこととして「近年は体験型の旅行が増えていて、渡航先で家畜に触れる方もいらっしゃると思います。しかし海外で家畜に触れたり、農場の土を踏んだりすることよって、病気を持ち込むリスクが高まります。もし海外で農場や家畜の近くで過ごされた場合には、日本到着時に動物検疫カウンターに立ち寄って靴や衣服の消毒をしてください。消毒は無料で行っています。海外から持ち込まれる肉製品によって伝染病が発生し、日本の牛や豚、鶏などがたくさん死んでしまう恐れがありますので、絶対に持ち込まないでください」と呼びかけていました。

JOYは、「知らないと、僕たちも持ち込んでしまう恐れがある」と危機感を募らせ、秋元は「(うっかり持ち込まないためにも)しっかりチェックして、気をつけなければ」と話していました。

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聴取期限 2019年12月8日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:秋元才加とJOYのWeekly Japan!!
放送日時:毎週土曜11:00〜11:25
パーソナリティ:秋元才加、JOY
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/japan/

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