女子レスリング・川井梨紗子&友香子姉妹「私たちが目指しているのは“世界一の金メダル”」

女子レスリング・川井梨紗子&友香子姉妹「私たちが目指しているのは“世界一の金メダル”」

女子レスリング・川井梨紗子&友香子姉妹「私たちが目指しているのは“世界一の金メダル”」

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。4月18日(土)の放送では、女子レスリング57kg級の川井梨紗子選手と62kg級の川井友香子選手をゲストに迎え、お届けしました。

(左から)川井梨紗子選手、高見侑里、川井友香子選手



石川県出身の川井姉妹。姉でジャパンビバレッジ所属の梨紗子選手は、1994年11月21日生まれの25歳。2016年リオデジャネイロオリンピック63kg級で金メダルを獲得。世界選手権は、2017年大会から3連覇を達成しています。

一方、至学館大学の妹、友香子選手は1997年8月27日生まれの22歳。2018年の世界選手権では62kg級で銀メダル、2019年に銅メダルを獲得。東京オリンピックという夢の舞台で、姉妹揃っての金メダル獲得に期待が寄せられています(※このインタビューは、東京オリンピックの延期が決定する前におこなわれたものです)。

◆目指すはオリンピックで姉妹揃って優勝
高見:2月におこなわれたアジア選手権、姉妹揃っての優勝、おめでとうございます! やはり2人揃っての優勝というのは格別なお気持ちでしょうか?

梨紗子:そうですね。嬉しかったんですけど、本番はオリンピックなので「オリンピックでもう1度これ(姉妹揃っての優勝)をやりたいね」と話していました。

友香子:国際大会で、2人で優勝するのは初めてだったので、すごく嬉しかったんですけど、私たちが目指しているのは“世界一の金メダル”なので、オリンピックに向かってしっかり頑張ろうと思いました。

高見:梨紗子選手はリオ大会で金メダルを獲られていますけど、そのときの景色はいかがでしたか?

梨紗子:世界一が初めてだったので、“こんなに綺麗な景色があるんだ”と思いましたし、その光景は今でも覚えています。本当に綺麗でした。

高見:その景色を今度は妹の友香子さんにも見てほしいと。

梨紗子:そうですね。

高見:その後、梨紗子選手は世界選手権で3連覇して、(日本代表の)キャプテンにもなって、責任感というのは大きくなってきていますか?

梨紗子:そうですね。今までは吉田沙保里さんだったり、伊調馨さんだったり。偉大な先輩たちがいたので、ついていくだけの立場だったんですけど、そうではなくなって。今度は(日本代表のなかで)オリンピックを経験しているのが今のところ私だけなので、“私が引っ張っていかなきゃいけないな”と感じています。

高見:その姿を、友香子さんはどういうふうに見ていたのでしょうか?

友香子:今の私だと、自分のことで精一杯で、周りにまで気を遣えない部分があるんですけど、梨紗子は自分のこともしっかりしたうえで、周りのことも気にして行動しているので、“すごいな”と思っています。

高見:具体的には、いつごろから(姉妹)2人でオリンピックを目指すようになったのですか?

梨紗子:私がリオ大会の日本代表に決まったのが2015年なので、そのときからですね。私が代表に決まった後から、「2人で出られたらいいね。目指せるところまでやってみよう!」と話したのが、2015年です。

高見:そのとき、友香子さんはどう思われましたか?

友香子:当時、私は全然弱くて……全日本でも3位に入れるか入れないかくらいの実力だったので、口だけで「出てみたい」と言っていたんですけど、私がちゃんとオリンピックを意識し始めたのは、リオ大会で梨紗子が金メダルを獲る姿を見てからですね。

高見:自分もお姉さんのように“表彰台に立ちたい!”と。

友香子:そうですね。現地で、(金メダルを獲得した姉の姿を)この目で見ることができて、やっぱり羨ましいし、憧れだなと感じました。

◆熾烈だった日本代表争い
高見:そこから東京オリンピック日本代表の戦いがありましたが、伊調馨選手と階級が同じというのは、どういった思いがあったのでしょうか?

梨紗子:“馨さんに勝ちたい”という思いは4年間ずっとあったんですけど、リオ大会の予選のときには、まだ世界チャンピオンになったこともなくて、怖いもの知らずというか、ただ“馨さんに勝ちたい”という気持ちだけで試合ができたんです。

でも、リオ大会が終わって世界一になり、初めてチャンピオン側のプレッシャーを感じることになって、東京オリンピックの予選で、馨さんと試合をするにあたって、“オリンピックチャンピオン同士の戦い”という、自分にもそんな肩書きがついたことがプレッシャーになってしまって、怖くなりました。

高見:そうだったんですね……その戦いが8ヵ月にも及んだわけですよね。友香子さんは、そばで見ていてどうでしたか?

友香子:“すごくレベルの高い戦いをするんだな”と感じていて……自分の姉で身近な存在ですけど、そんな戦いができて“すごい人なんだな”と見ていました。

高見:去年の世界選手権で、友香子さんは3回戦で破れてしまいましたが、そこから敗者復活でオリンピック代表を勝ち取ったと。そのときの気持ちの切り替えはどうだったのですか?

友香子:私1人だったら気持ちの切り替えはできていなかったと思うんですけど、母が現地まで応援しに来てくれて。負けた後も、ずっと私のそばにいて声をかけてくれていたので、そのおかげで少しずつ気持ちの切り替えができたんじゃないかなと思います。

高見:そのとき、梨紗子さんはどんなお気持ちでしたか?

梨紗子:私は友香子の試合を観ていなくて、負けたことを母からの連絡で知って。私の決勝戦が控えているタイミングで負けてしまったんですけど、“姉妹で出たいと言っているのに、これで私だけ決まっても喜べない”と思いました。

これからまた、厳しい国内予選があるのかもしれないと思うと、本人が1番落ち込むと思うんですけど、私も落ち込みましたね。

高見:そのときは、どんな言葉をかけたのですか?

梨紗子:そのときは、まだ敗者復活戦があるかどうかもわからない状態だったので、何を言えばいいかすごく迷って……ただ、「前を向くしかないよ、泣くのはやめなよ」としか言えなくて。

それで敗者復活戦が決まったときには「1回諦めかけたチャンスがまたきたんだから、ここで決めなきゃダメだよ。本当に後悔しない試合にしなきゃいけないよ」と話しました。

高見:となると、友香子選手はそのプレッシャーは相当大きなものだったのでしょうか?

友香子:敗者復活戦と3位決定戦のときは、負けた自分の試合に対しての後悔がすごく大きくて、“もうそんな思いをしたくない”という気持ちが強くて。プレッシャーというよりは“自分のレスリングをやり切る!”という気持ちのほうが強かったです。

次回4月25日(土)の放送も、どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2020年4月26日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:TOYOTA Athlete Beat
放送日時:毎週土曜 10:00〜10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

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