「政治の一番の原点は、困った人を助けること」“3年連続待機児童ゼロ” 杉並区長が目指す「住みやすい街」

「政治の一番の原点は、困った人を助けること」“3年連続待機児童ゼロ” 杉並区長が目指す「住みやすい街」

「政治の一番の原点は、困った人を助けること」“3年連続待機児童ゼロ” 杉並区長が目指す「住みやすい街」

中西哲生と横山ルリカがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」のコーナー「TOKYO LOCAL GOOD with トヨタモビリティ東京」では、毎月、東京の1つの「区」や「市」にフォーカスし、その街にゆかりのある人に“街の魅力”を伺っています。4月に特集したのは「杉並区」。本記事では、4月17日(金)、24日(金)と2週にわたり出演いただいた、杉並区を支える杉並区長・田中良(たなか りょう)さんのインタビューを紹介します。


田中良区長


杉並区出身・杉並育ちの田中区長は、もともとはテレビ東京で勤務していたマスコミ業界出身。その後、杉並区議会議員、東京都議会議員を経て、2010年7月より杉並区長として手腕を発揮しています。

◆問われている一人ひとりの心がけ
現在、区政としても避けて通れない新型コロナウイルスの問題に対して、田中区長は「我々は、今まで経験したことのない新型コロナウイルスとの戦いに立ち向かっています。いかに自分を守るか、そして、もしかしたら“自分が陽性者かもしれない”“もう感染しているかもしれない”となったときに、人にうつさない行動を心がけることが大事です。一人ひとりが、この両方をきちんと心がけていれば、ウイルスを抑えることができるのではと思っています」と見解を示します。

また、緊急事態宣言の発令により、各方面にさまざまな影響を及ぼしているなか、「休校が2ヵ月延長となったから、給食も2ヵ月なくなります。給食の業者も仕事が2ヵ月なくなれば、かなり厳しい状況です。また、義務教育の勉強を教えることができないという問題も発生しています。技術的にはオンライン授業などは可能かもしれませんが、今はまだそのようなシステムがありません。学校トータルで見ると今は過渡期で、そこまでICT(情報通信技術)の活用が進んでいるわけではありません」と現状に触れます。

続けて「でも、この状況を機に、これらの取り組みがより一層進みやすくなる環境ではあると思います。すべてを悲観するよりも、身にふりかかった災難をうまく活用して、役立つものとして利用しなければいけません」と田中区長。

ちなみに、このインタビューを実施した数日後、田中区長は記者会見をおこない、区内4ヵ所の病院に「発熱外来センター(仮称)」を設置するための補正予算案を発表。地域の診療所を守るためにこうしたアクションを起こしています。

◆住みやすい街を目指して
そして、区政の舵を取るのは感染症対策だけではありません。現在、力を入れている取り組みについて、田中区長は「もともと杉並区は住宅都市なので、住みやすい街を目指しています。そういう意味では、一番大事なのは少子高齢化社会が進んでいくなかで、“どう住みやすい街をつくっていくか”という大きなテーマがある」と言います。

そのうえで、田中区長が課題として挙げたのは介護の問題。「なかには、自宅で生活することが難しい方も当然増えていて、介護施設がないと、どうしても家庭が息詰まってしまい、“介護地獄”に陥ってしまいます。悲惨な事件を起こさないためにも、特別養護老人ホームに象徴されるような施設をきちんと整備する。それから在宅で生活しやすいように、ケア体制を充実していく」と話します。

また、待機児童問題も切実だと話し、就任以降、この問題にも真摯に向き合ってきたことが実を結んで、「待機児童は3年連続でゼロ」と胸を張ります。これにとどまることなく「これからも継続して、必要な保育園をまだまだ増やしていきます。そして、障がい者の施策。例えば、保育園も含めて、障がい児を受け入れられるような体制をつくってきていますし、いろいろな方々が住むなかで、“住みやすいな”という環境を着々と前進させてこられたかな、とは思っています」と手応えをにじませます。

さらに、「政治の一番の原点は、困った人を助けること。だから、生活をしていくなかで、どんな人にもいろいろ困ることや不平不満はあると思います。それを社会的な問題として捉えて、正面からチャレンジしていくことだと思います」と続けます。

より住みやすい未来の杉並区のために、田中区長は「社会制度や既存の仕組み、やり方、そういったものを少し変更するだけで、“こんなに助かるんだ!”と思えるようなものがあれば、実行しなければいけないですね」と力強く語ります。

最後に、新型コロナウイルスが収束して外出自粛要請が解かれた際に、ぜひ訪れてほしい杉並区の“いい感じな場所”として、田中区長が真っ先に挙げたのは、荻窪にある「大田黒公園」。「すごくいい庭園です。(通常ですと)これからの季節は夜にライトアップされ、非常にきれいです。『大田黒公園』のそばには、角川書店の創始者の自邸を整備して開園した公演『角川庭園』があります。また、昭和戦前期に内閣総理大臣を務めた政治家・近衛文麿(このえ・ふみまろ)の別邸『荻外荘(てきがいそう)』は、今は区の公園になっています」と3つの公園をおすすめしていました。

5月の「TOKYO LOCAL GOOD with トヨタモビリティ東京」は、文京区にスポットを当ててお届けします。どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park
放送日時:毎週金曜 15:00〜16:55
パーソナリティ:中西哲生、横山ルリカ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/teppan/
「TOKYO LOCAL GOOD」サイト:TOKYO LOCAL GOOD with トヨタモビリティ東京

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